九十六段 北九州の旅  その

北九州には過去何度か行っているが まだまだ見たいところがある
温泉を中心にここはと思うところに寄ってみた
さてさて今回のミッションは無事クリアーできるだろうか



2015年4月8日~14日
1日目

最近めっきりLCCを使うことが多くなってきた
新幹線のバカ高い料金から逃れるため せめてもの抵抗である

関空から長崎 大村空港までピーチ航空で4480円
関空定刻13時50分に飛び立つ
大村空港15時05分着
大阪は雨だったが 長崎は今日は晴れだった




空港玄関出るとすぐにバス停がある チケットを買い(800円)約40分で長崎駅に行く
長崎駅の1つ手前「五島町」で降りる 今日の宿泊地「ビジネスホテルいけだ」が
すぐのところにある


1泊朝食(パンとサラダとコーヒー)付きで込込の5000円
ここは長崎駅から徒歩5分 長崎港まで徒歩15分 出島まで徒歩15分
長崎に来た最大の目的は「出島」ともうひとつは「五島列島」
WI-FIもフリーでさくさく 
旅の出だしまずは好調

荷物を置いて早速「出島」に向かう

長崎の街はなかなか活発で趣もあり交通機関もすばらしい





「出島」は思いのほか海に近かった
あまり大きくは埋め立てられていないようだ
今も埋蔵物の発掘がなされているという
見ごたえ有り 満足じゃ!

長崎駅の反対側にある平和公園にいこうとしたら
表示板にこの出島から山手に歩いて15分で「オランダ坂」「グラバー亭」と書いてある
過去に2~3回来てはいるが そんなに近いならと歩く


「大浦天主堂」て国宝なんだ

「グラバー亭」に着くと17時30分
ここは18時閉館
券買所で「6時に閉まりますがいいですか」と訊かれ「は~い」
エスカレーターも駆け上がり亭まで行く
当然ながらこの時間 ほとんど人影は無い





グラバーさんはいつもここに居たんだ

折からの花冷え
駆け上がった時の汗が体を冷やす
オランダ坂を下ると 「チャンポン・サラうどん」の看板
寒さと空腹で思わず入る
迷わず熱いチャンポンにした

腹にしみわたる

おばさんに 平和公園と浦上天主堂までの行き方を聞く
「今からでは何も見えんよ」という
調理場の奥から「ライトアップしとるよ」とおじさんの声

「この店の横の路面電車に乗って築町で赤迫行きに乗り換えて」という
なんかややこしそう
なんども「ちくまち」「ちくまち」と繰り返す
「料金は降りるときに120円払う」
「へえ120円て安いですね」
「いや つい最近まで100円だったんだよ」と不服そうにいう
「それで 乗り換えるときは又120円払うのですね」という
「いや 乗り換え駅で降りるとき運転手に乗り換ですというと
乗り換え券をくれるので 今度降りるときにそれを渡せば良い」
という
ひや~ なんの不服もありゃせんは
今時 そんな交通機関があるなんて

長崎駅前を通過して3~40分も乗ったか
「松山駅」で降りる
駅前が「平和公園」に上がるエスカレーターがある
結構長い
この時間 寒い 暗い 登りも 下りもだれ一人いない

エスカレータを上がりきると水しぶきが飛んでくる
やや!!と思ったらすぐ前にこの噴水が風で流れてくる


おお!幻想的
 

以前見たときより小さく感じた

彫刻の真似事をする者にとっては
どうしても横からとか後ろが気になる

平和の像から噴水 稲佐山を望む

それにしてもこの広い公園にだれもいない
平和なんだ

この公園あたりが原爆投下の中心だったようだ
稲佐山麓の三菱造船をねらったとも言われている
さきほどのグラバー亭に行った時 なんでここは原爆の被害に遭わなかったのかな
と不思議に思ってNETで調べると この爆心地から6~7km離れているのと
地形的に被害が少なかったらしい

像の横を右にすりぬけると
「浦上教会が見える丘」があるという

この丘から400mの表示
この教会は爆心から500mといわれている



教会の前には被爆後の残像がモニュメントとしてライトアップされている

寒かったけど 足をのばして来てよかった

このすぐそばにある「原爆記念館」は18時で閉まっていた

このあと稲佐山に行き長崎の夜景をと思っていたが
寒さと疲れで断念した

120円の路面電車で長崎駅まで行き
駅のコンビニで焼酎「かのか」とおつまみを買って
ホテルまでぶらぶら歩く

明日は6時半起きだ

2日目

 食事を済まして 7時10分にホテルを出た
歩いて15分 長崎港に着く

ターミナルは人でごったがえしている
こんなに多くの人が船に乗るんだとびっくり


なんか場外馬券売り場の様な雰囲気
ハンドマイクを持ったおじさんが「2列に並んでください 社員証を提示してください」
と叫んでいる
そうかこれは向かいの「三菱造船所」にいく社員達の行列なんだ
湾岸を回れば相当時間がかかる
ここからならおそらく10分はかからないだろう

「社員」を通り抜けるとあとはぼちぼちの人
五島列島や軍艦島クルーなどの券買所が並ぶ

今日は五島列島の「福江島」に渡り
昼から半日 島巡りの計画
長崎港8時5分発のフェリーで行く

福江島の港近くの宿とレンタカーを予約している
宿とレンタカーを同じ会社が経営している
車は12時から6時間の予約

船は九州商船で福江港までジエットフェイルという高速船と
フェリーの2種類を運航
ジエットフェイルは福江港まで時速80km 1時間(料金は5970円) 
フェリーは3時間10分(2530円)

と言うところで
フエリーの券買所でリュックを背負った白人と係員の
やりとりがやたらと長い
聞いていると どうやら8時5分発のフェリーが出ないらしい
はい?!
ひとごと ただごとではない

券買所のガラスに小さく「4月8日から23日までドッグ運航時間になります」
と書いてある
更に「次発は12時40分発のため2時間前に乗船券は販売します」
と書いてある

これはだまってられないわと 片言の外人に代わって横から口出しすると
40才代の女性係員が 手と目と口で「この人と話ているのだから順番を待ちなさい」という

後ろに並んでいた70歳代の男性も「私もおなじことを聞きたい」
と援護射撃
男性はある一つの目的で日帰りをしたいのにという

外人はなんか分けのわかったようなわからんような顔をして
横にどいて 我々のやりとりを見ている
「昨夜WI-FIで確認したがそんなことどこにも書いて無かった
12時40分発に乗れば4時過ぎてしまう どうしたらいいんだ」と問い詰める

「7時40分にジェットフェイルが出ます」
という
でも帰りはどうなるんですかときくと
「フェリー2隻の内1隻がドックで1隻は福江港7時20分に出ます」
という
もう迷っている暇は無い あと5分でそのジェットやらも出る

宿や車を予約していなかったら「軍艦島クルー」に変更していたかもしれない
大阪ー長崎4480円(飛行機) 長崎ー福江5970円(船) これ如何に!

ジェットの係りの人がもう出ますよと迎えに来ている
カード払いをして係りの人と桟橋に向かう

あの外人と老人はどうしただろう

船内はほぼ満席
三菱社員の列を見ながら船は出る

造船所が目の前に見える
大きなクルー船を造船中だ

船体が浮いているのでスピードの割りにはほとんど揺れない
快適かと問われれば ほぼ快適


船は9時前に着いた
さあどうしたもんか 予定より3時間も早く着いた
とりあえず 宿の場所確認でぶらぶら歩くが見つからない
港から400mと書いてあったが

するとお城の様な建物と石垣が見えてきた

まったく予備知識がなかったが 五島氏の「福江城跡」とある

りっぱな石垣である 

今は資料館と図書館となっている

資料館に入ってみた

美人の受付女性が対応してくれた
20分ほどの映画を見られますかといわれたので
一番客の1人の為に上映してくれた
少年と漁夫を通して島の自然や風習や歴史を案内している
中でも「ばらもん凧」が非常に印象的だった

2階3階は埋蔵物や民族物の展示とともに「ばらもん凧」も展示されていた
美人に「あのばらもん凧」は大会のようなものはあるんですか」ときくと
5月3日にあるという へえなんで5月3日なんでしょうねというと
5月5日はいそがしいからでは なんて笑う

ところでこの近くにと 「民宿かんこう」の場所を聞く
すぐにパソコンから捜してくれて
「この城壁を過ぎて左側に曲がりスーパーマーケットの前です」と教えてくれた


「民宿かんこう」は1階がレンタルカー屋
2階が素泊まり宿 1泊4000円である

「実は 11時半に着く予定が・・・」と受付の女性に言うと
車空いていますから今からでもいいですよという
6時間でも12時間でも料金は100円ほどしか変わりませんよ
という

へえ~そうなんだ なにも悩むことないじゃん
すぐに手続きをして荷物も後部にそのまま積み込んで
予約の電気自動車の説明を受けカード支払いを済ます
ガソリン代に相当する電気充電は1回540円
どうせ1回はするだろうからと前払いをする

「夜7時から事務所にはだれもいませんので 勝手に部屋に上がってください」
と部屋の鍵も受け取る

「明日 朝6時50分に出たいのですが」というと
「鍵は部屋において置いておいてください」
だって

いいですね こんなの好きですね

すがすがしい思いで運転席に

ところで電気自動車て初めてなんですが
操作はオートマ車と同じだが ギアーの所にECOというのとBが追加されている
ECOモードだと消費電力がECOになる 
Bは下り坂などでBに入れてエンジンブレーキやフットブレーキ
にすると充電される 走行残が増える

今右のメーターで126kmと表示されている
あと126km走れますということである
ところが この残数の減るのが早いこと早いこと

タクシーのメーター並み(増減は反対)
距離もそうだが 坂道などペタルを踏み込むと忽ち5・4・3となる
もう景色どころではない 数字ばかりが気になる

とは言いつつもスポットにくれば景色に我を忘れる











どこの海岸も今は独り占め

今回の愛馬 三菱のミュなんとか
横にステッカーを張られている
写真の為 愛馬を止めると 頭の上でなんかしゃーしゃーという音

崖上で風車が勢い良く回っている
結構大きな音である










大瀬崎灯台は素晴らしい

しかし駐車場から1.2kmとあるので甘く見すぎた

灯台は200mほど急な下の岬の先端にある
あまりにも急な下りなので これは帰りが大変だろうなと思い
途中引き返そうかと思ったが ここまで来たのにと よくある遭難のパターン

いくら冷たい風が強いといってももう汗だくである
下着1枚になる
のどが渇く
人とはだれにも会わない

 水を車に置いてきてしまった

なんとか灯台にたどり着くが 
強い風で体が冷やされ震えあがる
長居は出来ない

風の少ない影に入って帰りの登りに備える
水が欲しい
熱中症が頭をよぎる
が 1歩 1歩登るしかない

途中 体格のいい若い男性に初めて出会った
かれは手にスポーツ飲料を持っていた

よほど少し分けてくださいと言おうと思ったが
もし途中で倒れたら 彼はこの道を通るので必ず見つけてくれるだろう
と思いながら足を進める

なんとか彼に追いつかれることもなく駐車場にたどり着いた
そこには さきほど来るとき追い抜いたサイクリング車がおいてあった

そうかさっきの若者はこのサイクリングの主なんだ

車の生温かい水を一気に飲み干した

一息して車を進めた
ところが暫くのところでバッテリーの残量が35kmになった
出るときに「残量が20kmが充電の目安ですよ」と聞いていた
島には5箇所の充電所がある
20~40km間隔である

次は「荒川温泉」に充電所がある 少し早めに止まった
そこには充電器が2台あった
1台は故障と張り紙がしてある
もう1台に指示通り接続するが 充電が始まらない
何度やっても駄目

たまたま近くの民家の前におじさんがいた
「すみません 充電しようとしているのですが動かないのです」というと
おじさんも一緒になって一生懸命操作するもだめだった

機械に「故障時の連絡電話」が書いてある
携帯をする
女性が出る 説明をするも「部署が違うのでこちらに電話してくれと」言う
次に出てきた女性は「今はもうその業務は当方ではやっておりません」と言う
「車が動かなくなればどうするんですか」と言うと
「そりゃそうですね といわれても」という
「いや もういいです」と電話を切る
レンタカーの「かんこう」に電話する
「それは困りましたね 次の充電所は30km先ですね できるだけECOで走ってみてください」
と言う
最初からECOで走ってるちゅうねん

坂道もECOモードで走る 時速30kmくらいまで落ちる
途中止まれば「かんこう」に迎えに来て貰えばいいじゃん
しかし これじゃ電気自動車が普及しないはずだ

2度と電気自動車はレントしないと決めた

なんとか次までもった
ここではスムースに充電器が作動した
しかし充電完了まで30分かかる
本当に こりゃだめだ
島の自然 環境の為に少し割高だけどこの愛馬にしたのだが・・・・

観光再開


島の3分の2まで回ったが
この先 車1台がなんとか通れる細い道になる
残量が100kmを切った
先には充電所が無い
天気もあやしい 暗い 人が居ない 携帯だけが頼り
途中で 港までの幹線道路に引き返した

それでも「かんこう」に着いたのは18時だった

無事の帰還を事務所の人達も祝ってくれた

部屋は新しく清潔そうだ
布団はセルフ敷き

荷物を置いて夕食に出る
島の中心地もたいした物は無さそう

1軒の寿司屋に入って
海鮮丼と五島うどんセットと生ビールをたのんだ
海鮮はもちろんのこと 五島うどんは旨かった

明日の朝は早い
宿の前のスーパーで朝食用のサンドイッチと缶コーヒーとヨーグルトを買って

寝る

3日目

島の朝は雨だった
6時に朝食を摂って 鍵を置いて宿を出る
港まで10分足らず
7時20分のフェリーに乗る
 


便数が減ったこともあって臨時で 途中2ヶ所の島に寄る


いろんな所でいろんな生活があるんだ

4時間25分かけて長崎港に戻ってきた

港からJR長崎駅まで歩いて20分足らず
12時31分発鳥栖行きで36分 諫早まで行く



(この外人 このくそ寒いのに半パン 半そで!)

JR九州の各列車はシートが良い

途中滅茶苦茶長いトンネルがあった
走っても走っても出ない そのうち 特急列車待ちということで待避停車した
暫くすると 電車全体がザンと縮まって耳が圧縮された
新幹線のトンネル内の行き違いどころの圧迫感ではない
一瞬何がおこったかと思った

更に特急が来るのに異常に時間がかかっている
これは相当長いトンネルだと思った
暫くして特急が激しいスピードで通り抜けて言った

NETで調べると「長崎トンネル 6173m 在来線で最長」とあった
それにしても長崎ー鳥栖間のトンネルの多いこと

鳥栖もりっぱな街である



鳥栖駅前のバスセンターから約1時間 「小浜温泉」まで行く

ここは海岸に沿った 105℃のナトリウム泉が湧き出る名湯地である
日本一長い足湯がある
湯の温度に合わせて105mの長さの足湯である
今回の旅の初めての温泉浴

中国人の団体も大はしゃぎ

ここで数軒の温泉宿の立ち寄り湯の予定である

寒いので早く入りたい
1番目当ての波の湯「茜」がすぐ見つかった
入湯料300円を自販機で買って
箱に入れる 監視人も居ないので 管理費お気持ちのようなもの


若い男性2人入っていたのではまり撮りは出来なかったが
この眺めと湯 最高にすばらしい
少し熱めの加水だが冷えた体に感動を伝える
何度も出たり入ったり

景色や湯 これ以上の湯場は無いだろう
予定の他の湯場は止めた
町を散策する


町の至る所で湯煙が上がっている
ここで1泊してもよかったかなと思いながら
予定を早めてバスで30分 今日の宿泊地 雲仙温泉に向かう

バスの運転手に「雲仙観光ホテル」はどこで降りますかときくと
「西入口」と教えてくれた
バスを降りて直ぐの所にホテルはあった


道から随分奥まった所にホテルはある
入ろうとするとフロントの女性が迎えに出ていた

名前を言ってフロンとに行く
もう一度フルネームでお願いしますと言いながらパソコンでチェックする

「失礼ですが 御予約されておられませんが」と言う
最初から自分でも様子がおかしいなと思いながら入って来た

NET予約では「地獄谷」の横とあったがまるで地獄谷は見当たらないし
こんなモダンな洒落たホテルでもなかった

2人の女性が何度も確認する
その内支配人らしき男性も出てくる

手持ちの旅行メモに「雲仙宮崎観光ホテル」ともともとは書いてあったが
宮崎ではないのでこれは間違いだろうと自分で消している

その下に電話番号を書いていたので
「すみません ちょっと電話で確認します」と玄関前から携帯する

男性が電話口で「はい〇〇様 本日の御予約いただいております」
「それでそちらのホテルの名前は何でした 場所はどこですか」と聞く
「はい 雲仙の宮崎旅館です」という

ああ良かった! 宮崎県の宿ではなかった
宿の名前が宮崎旅館なんだ 

「今 ホテルを間違へて 観光ホテルにいるのですが」
「そこから200mほど上に上がったところなんですが車で迎えに上がりますので
ホテル前でお待ちください」と言う
体の力が一瞬抜けた
本当にほっとした

目の前には3人
「すみません お騒がせしました すみません 次回来るときはこちらに泊めて貰います」
と気は心 平謝りしてホテルから飛び出る

「雲仙宮崎旅館」に着くと着物姿の女性10名ほどが玄関で並んで迎えてくれた
ここはここですばらしい施設

館に入るや硫黄臭がぷ~んと臭う



庭が良い

庭に温泉風呂ではなく池というのもめずらしい

部屋に行くエレベーターから「地獄谷」が眼下に見える
素晴らしい宿とまさに「天国と地獄」

昨日の宿とは大違い
そりゃ「地獄の沙汰も金次第」

部屋もなかなかのもの

お茶とお菓子でお出迎え

蓮華を添えてのメッセージ
果実酒のプレゼント

「おもてなし」が素晴らしい

窓の下は庭園が開ける

少し早く着いたので庭の散策や「地獄谷巡り」に行く






団体・グループはほとんど外国人

 地獄谷から直接湯を引いている風呂に入る

湯は加水されているのだろう
思ったよりは硫黄臭も少なく にごりも無い
でも臭う

さあ飲むぞ~
夕食は部屋食 朝は6階で和食


ビールは地ビールを薦められてしまった
普段食べないデザートの頃は満腹

4日目

今日は少しゆっくり 8時30分に宿を出る
朝風呂に入りのんびり手つくり豆腐の旨い朝食をいただく

天気は快晴
旅館下から9時のバスで島原鉄道 島原駅に向かう 約55分

バスの途中 中央の雲が掛かって見えないが普賢岳「平成新山」である
1900年から1906年にかけ突然噴火
43名の犠牲者が出た
火砕流や溶岩を今渡っている川に流れ出た

NETの写真を借りて見てみると
中央の茶色の高いのが新山
火砕流は左側に流れている 上の写真は川の橋の途中で撮ったもの
手前の山が眉山 その手前が島原市街


普賢岳の伏流水が島原の町を潤す
島原の水がどうしても見たい

駅の一つ手前で降りて「四明荘」に行く
落ち着いた住宅街にある
道の側溝には鯉が泳ぐ



「四明荘」個人の家だったが今は市が管理しているとか
無料で観覧できる
案内のおばさんが快く歓迎してくれる
「まあ 上がっていきなさい お茶でもどうぞ」
と鯉を見ながら縁側でしゃべる
「大阪からですか それはそれは」
「水は文化ですね 水の美しさでその国の文化度がわかります」
なんて持論をぶってしまった



お茶を所望して帰りかけると
「ここから15分のところにある 浜の川湧水にいってみなさい」
とおばさんがすすめる

それは駅に反対方向 今来た道を引き返すことになる
でも地元の人のおすすめだし
と15分歩く

そこは路地の細いしもた屋の少し開けた広場にあった


湧水前の豆腐屋のおばさんが荒い物をしていた

おばさんが「この水もったいないでしょう もったいないでしょう」
と何度も言う
「本当に大阪ならポリタンクを持って並びますよ」という
「いやいや休日にはこの辺駐車だらけですよ いたるところに駐禁が貼っていたでしょう」
「あなたも持って帰りなさいよ」と言ってくれる

「私はもともと福岡なんです この水で豆腐をつくりたいので」
と仕事の手を止めて話し込む

往復30分歩いたがまったく余分ではなかった



四明荘の前まで戻ってきたのでおばさんにお礼を言って
島原城に向かう



りっぱな石垣の島原城



武家屋敷地区を歩いていると道で会う中学生だろうか
男女とも全員「こんにちは」とあいさつをしてくれる
おそらく観光客にはそうしなさいとなっているのだろう

自転車で追い抜きざまに「こんにちは」とあいさつ
いいね~
外人はどう感じるんだろうな~

でも高校生くらの子はしないみたい
はずかしいんだろうな

犬と散歩のおばさんと立ち話をした

「噴火の時はどうでした 音はすごかったでしょう」
「まあ音もすごいけど 風向きによって灰や小さな礫がすごいでした」
「突然でしょう」
「でも知人が噴火の数日前に登ったら地面が熱かったといっていた」

「あなた賢そうだね」と柴犬にも声をかけて別れる



 その2に続く