百三十五段 南阿蘇鉄道・四国西岸を巡る旅


その1


残り少なくなった未踏の地 今回はその内の1つ四国西岸地区を計画し予約を終えた頃
『2016年4月の熊本地震で全線不通だった南阿蘇鉄道が2023年7月15日全面開通』
のニユースを知り 急遽大阪港からサンフラワーフェリーで別府行を加えることにした

2016年南阿蘇の温泉巡り計画を立て 宿や交通機関の予約の開始しょうとした矢先の大地震
急遽山陰地方に切り替えたが山口なども被害があったようだ(温泉その12参照)

1日目

大阪~別府 サンフラワー号も日本で初めてのLNG燃料船と新設船に代わり
料金も4割ほど高くなっていた
以前の様に大部屋で寝転ぶタイプは無くなって個室や個別のベットタイプやソファータイプなど
奇麗で豪華で静かで重油の臭いも無く素晴らしい

昼から天候が回復するという天気予報ははずれた
しょぼしょぼと傘が要ったりいらなんだり

連休の中日とあってか人も多い




所謂3等クラスは一部屋16名で2段ベット 部屋の出入りはチケットのGRコードで開閉
今日の同室者は3名だった
嬉しいことに各ベットにTVが付いておりタオル・洗面用具やイヤホーンまで旅館並みに配布
殆ど静かなタービン音もTVをイヤホーンすれば周りにも気を使わない
朝食は船内で5時半から それまで良く寝れた

2日目


朝は何を食っても美味い

別府も天候がすぐれない
駅までのバスが上手く乗れて予定より早く着いた


乗れないと思っていた特急にも乗れたが 乗れば予定より2時間早く着く
さてどうするか 早く着いて湧水巡りをしたいがこの雨では(時折激しい雨)
結局 目的地立野まで4時間30分かかる普通車に乗ることにした

別府から大分で乗り換え三重町で乗り換え 阿蘇駅の2つ手前の駅 宮地で1時間13分の待ちで乗り換える
JRもよくやるよ 阿蘇に行きたい客が多いだろうに2つ手前で1時間以上も待たすのはいかがなものか
詰りは特急料金を払えということである
新幹線のない地方のJRは在来線特急料金が稼ぎ頭 
普通列車がどんどん間引きされ 特急を使わずして旅は続行出来ない状態になってきた 
最近全国のJRも増々露骨になって来た
今迄時間だけが豊富にある「老人族」には通用しなかったが 
そろそろ限界にきている 根本的な対策がほしい

さて宮地での1時間 案内を見ると駅から1.3kmに
阿蘇一の宮神社があるらしい
往復40分で歩いてなんとか帰って来れそう
そうか地名の阿蘇市宮地はおさんのだったんだ

途中 家の前でお花畑に精を出している叔母さんに「奇麗ですね」と声かける
神社はあのガソリンスタンドの所を左にと教えてもらう


ここは阿蘇のど真ん中だ
町中から水が湧いている
立派な桜門(日本三大桜門の一つ)
他に茨城の鹿島神社(左下)と福岡の箱崎神社(右下)・・・参考

確かにどれもりっぱ
神社から周りを見渡すと将に阿蘇外輪山の真ん中にいるんだ 今は殆ど雲に隠れているが



駅に戻り 再び出発進行

阿蘇駅には多くの人がいたがこの天気では・・・

立野に着く頃は真っ黒の空が少し明るくなってきた
なんとか傘無しで歩けそうだ 一応ここまでは正解のようだ
立野駅に着くにはスイッチバックが必要だ
ワンマンカーの運転手が突然後ろに行ったかと思うと列車は後ろ向きに走る
知らない者は一瞬驚く じじいも驚いた 車内放送の案内で理解した

先の地震で橋が崩落して車ごと落下した学生を両親が捜索した
という出来事が有ったのがこ橋(実際は左の赤い橋の更に左側にあったらしいが道と共にこちらに新しく作ったもの
いずれにしても川底まで5~60mはある 川底に行くだけでも大変だ

上の写真は南阿蘇鉄道の車内から谷を写したもの 写真の一番上がJR列車から写した白い道路橋
今後の地震には大丈夫なんだろうか

JR立野駅と南阿蘇鉄道始発駅立野とは同じ構内
切符売り場は無く駅員も居ない
電車内で全て清算する 整理券を取ってのバス方式である

終点「高森」まで40分足らずである 

車内放送で「新しいダム建設現場です なかなか見ることができないですよ 電車に乗っている人だけが見れる特権です」
と徐行運転  確かに初めて見るわ

そしてこの谷の鉄橋も徐行運転 高さ60m有りますとのこと

途中の駅舎

白水高原駅で降りた

列車は大体1時間に1本なので今の時間だと精々2駅か3駅しか降りれない
本当はこの先の白川水源駅にも降りたいが宿には19時を過ぎるし まず体力も問題だ
兎に角この駅近辺の遊水地を巡る
 
駅の前の草むらに犬が と思ったら山羊だった ぼりぼりと音が聞こえる大食漢

外輪山が大夫見えてきた

この傘の意味は・・・

南阿蘇鉄道の鉄橋の下の湧水
駅周辺1km以内に4~5ヵ所ある


懐かしい臭い 阿蘇赤牛

やってるやってる

柄杓を置いてくれている
汗びっしょり ごくごく飲む


やってるやってる

しつかりいただきました

ここは湧水量が少ないので誰も収水していない
列車の時間だ 湧水で満腹・満腹

蕎麦

終点高森駅 折り返しの列車待ちの人などで混雑
さてここから15分程に湧水トンネル公園がある
何でもトンネルを掘っていたら大量の湧水 止めるにかなわずトンネルを断念したとか
湧水量毎分32t
次の列車まで1時間 その次は1本ぬけて3時間先になるので1時間で駅まで帰ってきたい
来るときに特急にしておけばもう少し余裕がと少し後悔
宮地での往復2,5km 白水高原の3km そしてここはすこし小走りで2km 脚もそろそろ限界

やれやれ あと300m

わお~ かなり階段を降りた所が入り口

入隧料300円
トンネルは2kmあるが行けるのは400m迄

入るとひんやりする
真ん中に水路があり清水がざあざあと流れている
往復800mあるので走った
これは以前清津峡のトンネルで経験した時と全く同じだ 違いはバス時間と列車だけ
清津峡は突き当りが絶景だったがここは水車や噴水や電飾

高い階段を上がり駅までひたすら歩く
あ~ビールが飲みてえ


駅は乗客や鉄ちゃんでいっぱい 連休も今日で終わりだ(実は今回10月9日が休日とは知らずに計画してしまった
本来1日ずらせば天候も人の混み食いも違ったんだ まあ旅にはいろんなことがあります)

いつか大井川鉄道も休日にあたって大混雑だった

この駅にも降りたかったが次回が有れば次回に来ます

立野駅には宿の迎車が待っていてくれた
山間を10分 栃木温泉(とちのきおんせん)小山旅館(おやま)
じじいは知らなかったが立野駅近で宿を捜すとヒットした 「滝が見える温泉」が決めて
本来この沿線には多くの温泉が有ったが震災で消滅・再建中・再建はしたがバスで行けなくなった・1人客はとらない
など難しい状態 今夜の宿も震災と続くコロナで閉鎖 昨年新経営者の下に新装開館したそうだ

NETから 栃木温泉小山旅館
宿の駐車場は満杯だった 「混んでそうですね」「お陰様で今日は満室です」と運転手
「早くに予約しておいて良かったです」
来る途中も橋の事故の件など地元の話をしてくれた



畳も新しく 奇麗な部屋
障子を開けると何となんと滝が眼下に

「鮎返しの滝」(中央右の台地は震災で崩れた所 現在植林中)
震災前までは展望台があり一般道路からも来れたそうだが
今はその道路も展望台も破損して現在この宿からしか見れない
しかし同じ宿でも位置の関係で見える部屋と見えない部屋がある
 早くに予約していたので1人客でもこんないい部屋を取ってくれたのかな
感動のあまり浴衣にも着替えず眺めていた
ただ残念ながら湯船からは見えなかった(フロントからが一番よく見える) あとで聞くと露天風呂の垣根を
超えると少し見えるらしい 湯に浸かっての滝観風呂なのでそれは勘弁
因みにフロント(5F)からの写真

貸し切り湯が空いていたので先にそちらに入った

湯は少しぬるめだが良い湯だ
この岩風呂の塗り絵はいただけない
食事処で夕食


この一杯の為に 🎵~

料理も洒落ている

そうかこの宿は温泉と滝(風景)とこの料理とそして対応の良さで繁盛しているんだ

今日の遊歩と泡酒でもうへろへろ 露天風呂にはいけません
夜の滝を写して寝ます

晴れていたら星が奇麗だったろうに・・・・


3日目

朝風呂に行った


NETより
奥の木の向こうから滝が見えるらしい 

今日は別府まで戻り宇和島フェリーで八幡浜まで渡り大洲で1泊の移動日
宿の車で駅まで送ってもらい「特急あそぼーい」に乗る 別府港14:00にはこれしか間に合わない



特急列車もスイッチバックなんだ
福島と山形の県境「峠駅」は並走の新幹線はものともせず通り過ぎる

今日は阿蘇も山々もくっきり

別府に戻って来た
駅から別府港域にバスに乗る
サンフラワー乗り場の手前に宇和島フェリーがある

赤い線が別府ー八幡浜航路 下はNETから衛星写真
玄界灘を横切り 佐田岬から佐田岬半島に沿って八幡浜港まで2時間45分




八幡浜からのフェリー

1時間ほど走ると佐田岬の先端が見えてきた

観音像かと思ったら佐田岬灯台
陸路で灯台にと調べたら八幡浜から三崎までバスがありその先はタクシーで30分 徒歩30分
コミュニティーバスは地元民しか乗れない(役所確認済)
やはり原発で余裕が有るんだ 因みに伊方原発は伊方町の瀬戸内海側(北側)に有るので今回 船からは見えなかった

NETより 伊方原発


この半島の付け根が八幡浜
潮が半島に当り瀬戸内海に入る時はここだけ 波打っている 船はこの時だけ少し揺れた



段々畑がお出迎え

港の乗船場からJR八幡浜迄バスで10分
バス停で待っていると大きなキャリーバックを転がしておいさんが一人
同じバスを捜しているようだ 日本人では無さそうだ
「JR?」と聞くので「イエス」 バスが来た 一緒に乗る 運転手が「これは駅には行きませんよ」と言う
彼にも伝える 慌てて整理券だけおいて飛び降りた 
次のバスも違った 3台目は駅行だった 2人でじじいの片言英語で会話した
香港の人だった

駅で切符を買う 「どこまで」「ミツヤマ」「ミツヤマ?」スマホを見せる「ああマツヤマ」
じじいは特急で1駅の伊予大洲で降りる(例の特急無理やり使用作戦) マツヤマ迄は5駅50分ほど
特急迄30分有った
「ワタシハ 65サイ ヒトリデ 1ヶゲツ キュウシュウ マツヤマ コウベ キョウト オオサカ ト  マワリマス」
と言った と思う
「ワンマン ワンマンス」と言うと 彼は両手でじじいの肩を掴んで大笑いする
彼はスマフォ反転して2人の写真を撮った なにかごそごそ
「イマ ホンコン ノ ツマ ニ オクリマシタ」と言ったと思う
ベンチに座っていると彼が呼んでいる
駅舎の前にでると 彼は空を指した いつの間にか大きなcanonの一眼レフを取り出していた
じじいも写した

列車は満員だった
1席空いていたので 彼に座らせた 10分後大洲に着いた 降りる時「ハブ ア ナイス デイ」と言うと
何度も「ビーキャアフル」と言って握手してきた 席を立ち手を降るのが見えた
今夜の宿は駅から徒歩10分のホテル
途中のスーパーで賞味期限で半額のサンドイッチ2ケと缶コーヒを買ってチェックインした

ホテルオータ
大洲の観光スポットは肘川を挟んで大洲城の旧城下町にある
駅から徒歩20~30分かかる
このホテルを選んだのは駅から10分だが観光地までの中間にある
ホテルで無料の自転車を貸してくれるので 明日チェックアウトをしてフロントに荷物を預け
自転車を借りて半日サイクリングをする予定である

シャワーを浴びサンドとコーヒーで腹を満たし 寝ます





 4日目以降はその2へ続く