その45 新潟・富山・石川の温泉巡り


北国の温泉巡りも桜を当てこんでこの時期に行ってみた
今回は天候が日替わりで変化 前半は花も満開とは成ってなかったが後半はなかなか素晴らしいものだった
ここ2~3日はぐずつくという天気予報のもと 深夜の京都駅前から新潟行の夜行バス(3列・トイレ付)
東三条駅まで乗る
温泉入湯予定は
岩室温泉「めんめん亭 わたや」岩室共同浴場「だいろの湯」
咲花温泉「碧水荘」
五頭温泉郷「村杉温泉共同浴場」月岡温泉「清風荘」月岡温泉共同浴場「美人の湯」
瀬波温泉「汐美荘」⑧金太郎温泉氷見温泉「うみあかり」和倉温泉「のと樂」和倉「総湯」能登島「島の湯」
銭湯「兼六温泉」

1日目

JR三条駅に着く前から雨は降っていた
駅構内でサンドイッチと缶コーヒーを食べ 用を足して JR弥彦線の弥彦行列車を待つ
JR東三条駅

越後一の宮弥彦神社は紅葉で有名 シーズンになると各旅行社のパンフには必ず入っている
弥彦線終点 弥彦駅もそれなりの雰囲気
駅から徒歩15分ほどに神社がある


桜はまだ蕾

NETによると
『彌彦神社が初めて国史に見えるのは『続日本後紀』巻第二・仁明天皇天長十年(833)七月戊子条に
越後國蒲原郡伊夜比古神 名神に預かる 彼の郡旱疫有る毎に雨を致し病を救うを以てなり(原漢文)
とあり、同巻十二・承和九年(844)十月壬戌条では従五位下、
『日本三代実録』巻第五・清和天皇貞観三年(861)八月三日条には従四位下の神階奉授の記述が見えます。
また、八世紀頃の成立とされる我が国最古の歌集『万葉集』巻十六には
いやひこ おのれ神さび 青雲の 棚引く日すら こさめそぼふる
いやひこ 神の麓に 今日らもか 鹿の伏すらむ 皮服(かわころも)着て 角つきながら
と、伊夜日子大神様の神々しさを詠った二首が納められており、
延喜五年(905)奏進の『延喜式』巻十では越後国で唯一名神大社と記載され、また越後の一宮として朝廷から篤い尊崇を受けました。
このように八~九世紀頃には、遠く離れた都にも彌彦神社は顕著なる御神威ある神社として知られていたことが窺えます。』
とある
神社の後方にロープウエー乗り場が有り 新潟平野を一望しょうと思っていたが 山のてっぺんあたりは
雲に隠れている 往復1500円 降りて来た人に聞くと山上は「五里霧中」とのこと やめた

境内には雪が残っている

神社は隅から隅まで完璧に清掃されていた 特にトイレは杉の香が全ての臭いを消していた
ここから今回の最初の温泉地岩室温泉までは4kmほどの所
4月末の土・日からは神社から温泉までの巡回バスが始まるらしいが今は弥彦から岩室駅まで行きバスで温泉まで行く
かタクシーか徒歩である 電車・バスなら待ち時間が長く2時間半かかる 歩くと1時間
雨の中 歩いた お昼から天気が良くなる予報 本当に歩き始めて40分の「だいろの湯」に着いた時は薄日も差していた
道沿いには作り酒屋や満開の花もある





こんなのもある 松と歌碑はここから10分ほど歩いた所
歌碑には「いはむろのたなかのまつをけさ見れば しぐれのあめにぬれつゝたてり 」  沙門良寛
もう一句「岩室の 田中の松は 待ちぬらし我を待ちぬらし 田中の松は」
とあるらしい
歩いているといろんなものが見える
「だいろの湯」に来た 入浴料1000円 ここは今夜泊まる宿「めんめん亭 わたや」の経営
宿に寄って無料チケットを貰おうと思ったが 道順としてこちらが先になった(宿までは徒歩15分)
受付の御姉さんに「今夜はわたやに泊まるのですが弥彦から歩いきたのでチケットはないですが宿に確認してください」
と言うと 電話確認で了解を得て無料で入った 汗と雨を洗い流した

3種類の湯があるらしいがすこし緑がかって硫黄臭がする湯が一番良い 
 肌がすべすべ 地元の人が5~6人入っていた 夜行バスの疲れが取れる
因みに「だいろ」とはNETによると『岩室甚句に歌われている『だいろはかたつむりのことです。
普段は角を出してじょんのびしているが、代官や役人が見回りに来たときは、殻の中に閉じこもる様子が歌われています。
多宝温泉だいろの湯のある新潟市西蒲区石瀬には昔から、「元薬師の湧き水で顔を洗うと目が治り、
黒滝赤滝の湯に入れば傷も心も癒される」との言い伝えがあります。』だとさ

写真はNETより
宿には少し早いので周辺を歩く

岩室温泉で一番大きい「富士屋」

その前にあるのが「わたや」(左隣に別館がある)



流石に腹ペコと疲労がいっぺんに来た 夕食まで寝る

ここは少し白っぽい湯だ これも良い湯だ

飯だ飯だ




あちゃ!豚のすき焼き鍋を写すの忘れてる

もう寝るよ 


2日目


朝から天気が良さそうだ

さあ頑張るぞ~
今日は福島県との県境に近い阿賀野川沿いの「咲花温泉」を目指す
途中JR矢代田駅から徒歩20分の国指定史跡「新津油田金津鉱場跡」に寄る
いわゆる新潟の油田跡である

新潟の列車は全て新潟市が中心である
岩室駅から矢代田までは越後線で新潟経由信越本線長岡線に乗り換え新津経由矢代田
咲花に行くときは新津で磐越線(新潟ー会津若松)に乗り換える
これがなかなか分かりにくくてスケジュールに時間がかかった

岩室温泉からバスで15分 岩室駅から新潟まで行く


矢代田駅から徒歩20分程だが小さい丘を越えて下ったところの盆地の様な場所に
石油採掘場は有る バスは列車と連動していないので全く役に立たない


やれやれ一汗かいた



今も石油が流れ出ているのかな すごい臭い



石油の里・古代館 今日は定休日

元村長の日本の石油王中野家の邸宅跡 庭の紅葉が奇麗なので毎年その時期だけ開放され
観光バスが来るほど多くの人が訪れるようだ
中野家の反対側には生々しい油田採掘跡が残されている



石油博物館


石油をこんな船で運び出していたんだ

映画を上映している

おじさん1人いた



上映が終わった
おじさんは座ったまま なんか変

近寄って見るのも失礼だし 気味が悪い いよいよ近づくと 人形だ!!
良く出来てるな~ 館の人に聞くと当時の工夫らしい 何故置いてるのかは不明とのこと
 駅まで20分 楽しかったな~
新津に出て磐越線に乗り換え咲花温泉駅まで行く

駅から阿賀野川と線路の間の宿街の突き当りが今日の宿「慧水荘」名の通り 崖と河に挟まれている
駅からの温泉通りは温泉廃墟がいくつもある

全国どこにいってもお馴染みの光景となった
かたや外人でオーバーツーリズムとも言われている時代に
日本式の温泉宿のおもてなしは受け入れ難いのだろう

慧水荘の裏の渡り廊下の先が浴室 その右は磐越線のトンネル 2~3時間に1本列車が通る

部屋の窓下は阿賀野川
阿賀野川は猪苗代湖やその周辺の雪山や尾瀬周辺の水を運ぶ只見川の合流で日本海に流れる
広大な新潟平野はこの阿賀野川と信濃川によって運ばれた土砂で形成された
圧倒的な水量は音もなく滔々と動く黒竜の如く不気味さを感じる



硫黄臭が少しある すべすべした湯触り いい湯だ     風呂上がりはうめえな~

内風呂に行く

素晴らしい湯

楽しい1日でした
お休み

3日目


猫ちゃん達とお別れ
夜中は酷く降っていた 朝も小振りだが雨 駅まで徒歩7~8分
再び新津に戻り奥羽線で水原駅 駅前からコミュニティーバス(100円)で30分五頭山の麓 村杉温泉に着く
ここは日本3大ラジウム温泉(玉川・三朝・村杉)の一つ
NETによると
『新潟市から40分、シベリアからの白鳥の飛来で知られる瓢湖から10分。
五つの峰を持つ 五頭山の山懐にある出湯、今板、村杉の三つの温泉地が五頭温泉郷。
美しい自然と豊富な名水の里は、湯治場の趣を残した静かな温泉地として、そして美味しい味覚の里としても知られています。
個性溢れる10の宿があり、すべての宿の温泉は効能高い天然ラジウム温泉(単純放射能泉・単純放射能冷鉱泉・ラドン温泉)。
のんびりと天然温泉の湯船で過ごし、宿自慢の味覚に舌鼓を打てば日頃の疲れも癒されていきます。
六つの外湯があり、湯巡りも楽しみです。』

温泉郷の一番奥の村杉温泉の共同浴場「薬師の湯」に行く

お昼なのに一杯の客

隣に源泉が有り 足湯も有る 多くの人がポリタンクにラジウム温泉水を持って帰る

写真はNETより

1時間15分後に帰りのバスが来る
水原駅から本来は2つ先に月岡温泉駅があるので新発田方面に乗れば良いのだが
何故か月岡温泉駅からはバスも無い 温泉街まで4kmほどある
旅館組合の共同送迎バスは新潟駅からの白新線豊栄から出ている
2駅で月岡に着くのに新津駅に戻り新潟から豊栄行きの電車に乗る
ここまでの工程と近辺の地図を参照あれ


新津駅と亀田駅(亀田製菓発祥の地) 下は豊栄駅

白新線は複々線で電車も新しく駅も大きく奇麗 沿線には学校が多いのか乗客のほとんどが学生だった
NEには
『1972年羽越本線と同時に電化。両線沿線がベットタウンとして発展を遂げる中で、運行体制も徐々にではあるが充実している。
新潟 - 豊栄間にて昼間時間帯の普通列車は20分間隔のパターンダイヤで運行されるようになり、その時間帯は年々拡大している
もともとは奥羽本線の貨物線だったらしいが今は母屋を取られた格好
豊栄駅前広場に大型バスが来た 地域の市内バスが委託されて朝晩の送迎をしているのだ 
温泉街と駅の直通で300円
途中奥羽本線の線路を跨ぐとき「月岡温泉駅」が見えた

これはもう廃駅 バスも入れなさそう 列車本数も3時間に1本くらい 存続の意味が有るんだろうか

月岡温泉は結構大きな集落
まずは源泉の杜に行ってご挨拶

月岡温泉は本来石油採掘の途中であまりにも湯の量が多く 石油を諦め温泉地としたらしい
新津・月岡・新発田のラインは断層の加減で石油の溜まりだったんだ

今夜の宿「清風荘」


荷物を置いて直ぐに 近くの「共同浴場美人の湯」に行く

写真はNETより
多くの客 硫黄臭 湯の色はバスクリンの柚子 本当にあのバスクリンを入れた様な色 お肌すべすべ
説明にも「バスクリンを入れたような色ですが全く天然かけ流しです 空気に触れるとこのような色になります」と書いてある
宿の風呂も入らないとね


色は「美人の湯」に比べると違うが すべすべ感は同じ 月岡の湯は本当にいい湯だ

チェックインの時に飲み放題コースですね と言われて あれ!なんか間違えて申し込んだようだ
日本酒以外は2時間飲み放題 首に「飲み放題」の札をぶら下げる
普段全く飲まないじじいが 飲み放題だって!大笑い
2000円アップだ 生ビールが1000円だから まあいいか 食事は朝夕ビュフェ

酒のメニューにモヒートがあった キューバを思い出して2杯も飲んだ これでどうじゃ 元はとれただろう
もうへべれけでベットに潜り込んだ

4日目



うい~ 飲み過ぎ  朝風呂に入ってすっきり

共同送迎バスで豊栄駅に戻り白新線で新発田から終点村上駅まで行く

駅の観光案内所に飛び込んで
村上城址・イヨボヤ会館・村上歴史文化館・町屋巡りをしたいと言う
女性の丁寧な説明で「循環バス(1回100円)でイヨボヤ会館まで行ってそこからバスで文化館まで行ってそこから
徒歩で町屋巡りをしてそこで駅までバスに乗るか歩くかです 瀬波温泉行は本数が少ないので城跡は無理だと思います」とのこと


イヨボヤ会館は駅から少し離れた三面川(みおもて)沿いにある
(イヨボヤとは村上の方言で鮭のこと)
イヨボヤの由来(会館パンフより)
『イヲとは魚(ウヲ)の転訛で平安時代の「和名抄」に「魚という漢字は日本のウヲのことだが
俗にイヲとも呼んでいる」と解説されています。また、イヲはイヨともいいます。ボヤとは村上で幼児が使う
方言で、広く魚を指す言葉です。村上では魚(イヨ)と言えば鮭です。村上人が鮭を「魚の最たるもの」
と見て来た歴史の重い言葉です。イヨボヤは「鮭魚」の意で、鮭にだけ使われている方言です。』とある


NETでは『塩引き鮭」とは、
新潟県村上地方の名産品として知られる鮭です。
地元近海で獲れたオス鮭の内臓を取り出し、粗塩をすり込んで一定期間寝かせるのが特徴で、
その後水洗いして数週間干したものです。
時間をかけて熟成することで旨味が増し、姿が立派なことから贈答品としても人気があります。
村上地方では、塩をすり込むことを「塩を引く」というため、塩引き鮭と呼ばれるようになりました。
寒風に晒された鮭の身はギュっと締まりますが、皮は縮まないのが特徴です。
塩引き鮭の旬は10〜12月頃といわれています。産卵のために戻ってきた鮭は身が締まり、脂ものっているので最高の状態なのです。
塩引き鮭は、魚の鮮度を保って獲れたてのおいしさをそのまま保存できる優れた食材です。』とある


開高健のイトウだ 本物を初めて見た

日本鰻のウナちゃん かわいい瞳

廊下は下がる勾配

なんと三面川の底に入っていく

突き当りは河の中で 多くのガラス窓から川中が観察出来る

鮭が遡上する頃はここから観察出来るのだ
ここに会館がある理由だ
 

見ごたえがあった

1時間後のバスで文化会館に行く
村上歴史文化館・三の丸記念館・重文若林家住宅と並んでいる

重文若林家住宅
『村上城三の丸の現在地に2百数十年前に建築され復元されたもの
若林氏は物頭役150石の中級上位の家柄
この建物は曲屋造りの茅葺平屋で内部の部屋割りも細かく典型的な中級武家住宅を伝えている』パンフより




次は郷土歴史資料館「おしゃぎり会館」







館から村上城址の石垣が見えている(標高135m臥牛山) 

市役所の前を横切り徒歩10分に町屋が多い通り


とりわけ人が集まっていたのは
「塩引き鮭」製造販売所「千年鮭 きっかわ」

店の奥は製造所

 天井から強烈な鮭の臭い
これがあの村上の鮭だ

ここで旅の同行者を紹介する

うそだよ これはJRのポスター

駅まで20分ほど 町屋を見学しながら歩く

床屋は洒落ている


 京都の町屋と同じ様に間口が狭く奥深い やはり税金対策なんだろう
それにしても隣の家と壁が共用している建物が並んでいるが 真ん中の家が修理とか解体の時はどうすんのかな
どう見ても完全にお隣さんと一体になっている

仏海上人誕生地(日本で最後の即身仏になったとされる僧)

タイムスリップしたような感じで駅に着く 駅前の瀬波温泉の温泉櫓をモチーフにした
「歓迎塔」にも「塩引き鮭」がぶら下がっていた

駅前からバスで15分100円で瀬波温泉
バスを降りると丘の上に湯煙が


龍が口から火を吹いている様

この人も温泉が好きなんだな いろんな所でお会いする

宿は「汐美荘」 大江戸に吸収されたらしい

宿の前の海岸に行く


海岸は思っていたものと違う
ペッボトルや空き缶など漂流物があちこちに散乱している
早々に引き返した 観光地なのに何故皆で掃除をしないのか不思議
白浜の白良浜がゴミだらけだったらどうなんだろう

部屋からの眺めも天候とゴミが・・・・

売りの夕日もこれが限界

写真はNETより

まあこんなもんでしょう
朝夕の食事はビュッフェ

確かに温泉チェーンは安価でサービスも良いし食事もそこそこで どこも客が溢れている
昨夜のこともあり今夜は禁酒 黙々と食べていると
若い係の男性が「お客様 ソフトクリームの横のアイスクリームはハーゲンダッツの
抹茶とイチゴなんです いかがですか」と言う
なぬ~それを早く言ってよ
デザートに当然ソフトクリームと思っていたがアイスBOXにね~
飯が全部ソフトかアイスクリームなら良いなと何時も思っているじじいに
あのハーゲンダッツが食べ放題

本物や
もうカップぎゅうぎゅうで5杯も食べた
昨日はアルコール今日はアイスの食べ放題 普段の医者通いは何のこっちゃ

海岸の汚いことも吹っ飛んで大満足で寝る


その2に続く