7月16日に続く

7月13日

週末メモ集
 石仏に関する総合的な調査、研究を続ける日本石仏協会が8月4,5日、東京・西巣鴨の大正大学で石仏公開講座を開く。国際文化研究センター教授の瀬富本宏氏、石仏師の長岡慶氏ら6人が研究成果を発表する。瀬富教授が「石に刻まれたマンダラの世界」と題し石仏と密教のかかわりについて講演し、ソウル留学中の門田春雄氏は「下体埋没仏」と呼ばれる高麗時代の巨大石仏を現地調査中で、弥勒信仰との接点を探ると言う。 
 フランスのコートダジュ−ル天文などの国際研究グループは、土星の衛星を新たに12個見つけたと発表。土星の衛星はこれで計31個となり、木星の28個や天王星の21個をぬいて太陽系ではトップになった。
 520万ー580万年前の人類の祖先、猿人の骨とみられる化石を米カルフォルニア大とエチオピアの共同グループがエチオピアで発見、12日付のネイチャーに発表。化石はアジスアベバの北東230kmの地点でみつかり、歯の残ったあごの骨や、腕や脚の骨など、少なくとも五体の猿人のものだという。つま先の骨の鑑定結果である。あごの骨は現在のチンパンジーほどの大きさ。1994年に東大などのグループが発見した約440年前のラミダス猿人の亜種とみられる。(kantaのメモ7月5日参照)

    畑、辻、凪、噺、栃、峠、腺、膵、g、榊、これらは漢字ではない。国字と言うらしい。日本で独自に考案された和製漢字のことだ。現在2700字を越えてあるらしい。鱈や鰯なんてよく出来ている。愛媛県職員 大原望さんが「和製漢字の辞典」としてホームページを開いてくれている。一見の価値あり。
     http://member.nifty.ne.jp/TAB01645/ohara/
 全球化とは中国語でグローバル化のこと、少なくともスポーツの世界では実現している。
サッカーや野球である。1933年に始まった米オールスターに日本人野手として初めて選ばれたIchiroはまさにヒーロー。Sasakiも素晴らしい。ソーサーやラミレスはドミニカ共和国、ロドリゲスはプエルトリコ、韓国の朴賛浩も出た。全球化万歳!  ところで日本でも野球やってたっけ。

7月12日

この国をだめにしている人達の姿がだんだんと・・・
 「小泉内閣が発足して以降、田中真紀子外相と外務官僚との軋轢が度々報道されている。外務官僚とりわけ海外に駐在する大使、公使、書記官といった人たちの横暴さに感情を害した人は多いのではないだろうか。海外で行はれるいろいろな行事に参列し、上座にドーンと腰をふんぞり返る若い書記官。その若者に日本の有名企業経営者が頭をぺこぺこ下げて挨拶に参上する姿をみるにつけ、外務省というところはどんな教育をしているところなのかと驚く」と、ある新聞のコラムにあった。

 テリー伊藤と大蔵省ノンキャリアーと言われる役人との対話集「大蔵官僚の復讐」の中に、『(大蔵省に)キャリアーの人が毎年20〜25人くらい入ってくるが、その中で出世レースがあってだんだん決まってくるのではなく、東大法学部を主席で出た人が次官になると最初から決まっているわけですよ。こういう人事のシステム自体がやっぱりバカだと思う』
『キャリアーは我々を犬コロ扱いですよ。名前はまず呼ばれたことはないですよ「キミ」「オイ」「コラ」「そこ」なんです。
書類などをもって近づくと、その気配を察して急に両足を、靴底が見えるように、彼らは必ず机の上に足を載せるんです。バカバカしいけど、本当の話なんです』 テリー伊藤も唖然。

躾(しつけ)
 「教育は家庭から始まる。学校はただ知識だけを教える。
これが徹底しているのがドイツである。ドイツでは学校は知識を教えるところであり、躾は家庭がうけもつことになっている。したがって、学校は生徒たちの躾には関与しない。そして躾の悪い生徒は、家庭教育が悪いからといって容赦なく退学させる。」とある、まったく同感。個人がおこした問題をなんで学校の責任にするのか判らない。親の責任はどこにいったのか。
未成年者の犯罪にまともな罰が与られないのなら、なんでその分、親が責任とらないのか。
この国の躾はどこにあるのだろうか。

7月11日

「教科書」問題の中で
 歴史、事実認識の差であろうが、未だ不明な点も多い。従って不明なところはいろんな説を併記すべきではないかと思う
例えば、新教科書では「大和朝廷が出向いて任那(伽耶)に拠点を築いた」とあるが、これを信じる歴史家はいないと思う。基本的に韓国では「日本は主に韓国からの移住者達が起こした国」と考えているから、「任那」こそ大和への移住者達の本貫地だと考える。これに関して「倭人」もいろんな説がある。「倭人」というのは今は大和人をさすが、本来中国華南地域(福建省や遠くベトナムも入る)に「倭族」として広く分布しており、南朝鮮や琉球や九州に移住(現在もボートピープルや密航船が絶えない)し日本海を挟んで「倭族文化圏」のようなものができていた。特に良質の鉄の産地である朝鮮南部の倭族はよく発展し、海を挟んで北九州などに進出している。この倭族が今北朝鮮の広開土王碑に書かれている「倭人」であって決して大和から出兵したものではない。今のプサンを中心とした「倭人」は何度も新羅の都(慶州)をも攻めている。しかしその加耶諸国連合も百済と新羅に征服、併合され、伽耶「倭人」は大挙して大和に亡命する。おそらく飛鳥周辺は亡命、難民でいっぱいであったであろう。その百済も唐・新羅連合軍に攻められるや、百済に併合された伽耶系の天智天皇は白村江に援軍を送るが完敗、百済は滅亡。その時も大量の百済人や伽耶「倭人」が近江や難波、飛鳥に亡命している。それ以後「倭人」の国は大和に集約されるのである。
以上のような推定で今その実証作業をしょうと資料を集めるが、なかなかそう簡単ではない。
今問題の教科書の記述は100ほどある推定の中の「最も日本人的願望の強い推定(ここでは断定している)」をとっており、なにも知らない子供達の教科書としては少し極端、偏狭なものだと言わざるをえない。この著者の常識を疑う。

メモ
 ディーゼル車の燃料である軽油などに代わる低公害燃料、ジメチルエーテル(DME)の実用化へ向けた動きが本格化してきた。天然ガスから作り、燃焼時に硫黄酸化物(SOx)を発生しない。DMEは天然ガスだけでなく石炭ガスや家畜の排泄物など一酸化炭素と水素が取り出せる原料であれば何でもよい。日本のガス会社、商事会社などが豪州に年産能力240万トンのプラントを建設、2006年末から生産を始め日本にも持ち込まれる。

7月10日

「砂漠化防止条約」
 1994年6月17日に採択され、翌年からこの日は『世界砂漠化・干ばつ防止の日』となった。日本はまだ批准していないが1996年12月に批准国が50ヶ国に達して条約は発効した。その目的は、深刻な砂漠化と干ばつを受けている地域(特にアフリカ諸国)で国際的協力関係を整備し、砂漠化と干ばつを緩和することにある。被害をうけている国はその防止に取り組まなければならず、先進国はこれに資金援助、技術移転などの支援を行うというものである

 地球上で森林と呼ばれる部分は陸地の30%である。その内の約半分は熱帯地域に分布している。1981年から10年でこの地帯では8%の森林が失われる。これはインドの半分の面積である。乾燥林地帯ではここ10年間は毎年長野と岐阜を合わせた面積が減少している。ほとんどの乾燥地帯では炊事や暖房に木材を使っており、例えばエチオピアでは人口の95%が薪や炭を使っている。この調子ではあと15年で森林はなくなってしまう。中国の森林は国土の13,7%、今の使用量でいくとあと5〜6年しかもたないという。政府は四人組打倒のあと「緑の万里の長城」計画という、西北、河北、東北地方に巨大なグリーンベルトをつくるプロジェクトをはじめた。森林率を30%まで高めようとするのだが、年間4〜5万hkメートルの造林が軌道にのりつつあるが、森林率にすると0,4〜0,5%ずつである。
 
 思うに大量殺戮兵器を開発する予算があるなら、何故、海水をより安価に大量に真水に転換できる技術や施設に費やせないのか。今ある「砂漠」や「砂漠化が進む地域」が森林になり、食料の増産が図れ、地球温暖化の緩和に役立つなら、わざわざ火星なんぞに移住しなくてもいいとおもうのだが。

風速2mでも発電
 F社は高効率の小型風力発電装置を量産する。これまでの風力発電装置は風速が最低毎秒3〜4mないと発電できないが、新型装置は風速に応じてプロペラの角度を最適な向きに帰る機能を取り入れた。高さ30m、発電能力は40kw、価格は約4000万円。気象庁の観測では日本の年間平均風速は2,2mである。
強い風が少ない大都市周辺でも設置できるため、風力発電が可能な場所が現在の10倍程度に広がるという。三年後には100ヶ所への設置を見込む。

7月9日

 「介護保険」などないよな〜
 常陸の守菅原考標の娘の日記の中に「月もいででやみに暮れたるをばすてになにとてこよひたづねきつらむ」とあり、をばすては更科(長野)にある。それで更科日記と名付けられる。少女時代、恋愛、結婚、死別、と女の一生を日記としてあらわされたものであるが「年月は過ぎかはりゆけど、夢のやうなりしほどを思ひいづれば、心地もまどひ、目もかきくらすやうなれば、そのほどの事は、またさだかにも覚えず。人々はみなほかに住みあかれて、古里にひとり、いみじう心細く悲しくて、ながめあかしわびて、久しうおとづれぬ人に、
          しげりゆくよもぎが露にそぼちつゝ人にとはれぬ音をのみぞ泣く
尼なる人なり。
         世の常の宿のよもぎを思ひやれそむきはてたる庭の草むら    」とある。
  思うに、いにしえの「老後」とはどんな様子であったのだろう。貴族や特権階級の人びとですら上記のような老後の寂しさと無常感をもつのに、創生ではどうなんだろう。そこには「仏教」や「儒教」や「神道」などエリート社会の文化が入る素地はないし、紙オムツや、老人ホームや、病院や介護施設、職制もないと思う。痛みや、苦しみや、悲しみや、恐れや、不安や生理的不便などどう処理したのであろう。そこには「家族」の中に生まれ、老いて、病んで、死んで逝くという極々自然な形の中で、家族や隣人の強い結びつきという姿しか想像できない。
お金だけ出して「をばすてやま」に放置し、只の一度も面会に行かないという昨今の風情とは自ずと違ったものであろう。

「医療費初の30兆円台」99年度 65歳以上、50%占める
 厚生労働省は、1999年度の一年間に国民が使った医療費が前年度比3.7%増の30兆9337億円にのぼったと発表した。国民一人当たりでは24万4200円。国民医療費の国民所得に対する比率も8.08%と、経済成長が鈍化する中、高齢者が使う分を中心に医療費は増加し続けている。年齢階層別に見ると、70歳以上が全体の39%に相当する12兆997億円使っている。65歳以上で見ると全体の50%に達する。一人当たり医療費は70歳以上が85万円で、70歳未満では16万7500円だった。
国民医療費の財源は、全体の52.55が国民や企業が支払っている医療保険。国や地方の公費が32.9%、患者の医療機関窓口などでの自己負担が14.6%である。

7月6日

「変人」考
 10年にわたり1000人以上の「変わり者」たちを研究した英国、エジンバラ大学のデビット・ウィークス教授の「正常と異常」によると、変わり者たちは勇気をもって自分の個性をアピールして楽しみを与え、開放的であり、率直、そして楽観的である。かれらは型にはめられることを拒み、創造的であり、好奇心が豊かで、理想主義的である。そして変わり者には次ような共通点がある。
第一に型にはまった生活を嫌い、第二に他人は何とも思わないことに好奇心が強く、第三に奇怪な趣味によく熱中し、第四に幼児期から自分は他人と違うと考えており、第五に頑固であり、第六に競争心が弱く、第七に生活習慣が非正常であり、第八にスペリングがでたらめである。
 
 ハーバード大学の心理学者、ハワード・ガードナーが表した「指導的精神―リーダーシップの解剖」によると、人間の知能には8つの種類がある。すなわち、T・S・エリオットのような言語的能力、アインシュタインのような論理的思考力、ストラヴィンスキーのような音楽的才能、ピカソのような美的感受性、マーサ・グラハムのような運動(律動)感覚、フロイトのような精神的洞察力、ガンジーのような感情的理解力、ダーウィンのような博物学的把握能力である。

 社会に創造的な活力を吹き込むのは多様性である。多様な能力、多様な個性たちが一つの型にはまらずに、自由に息をし、互いに競い合える時、初めて社会は発展していく。頑張れ、頑張れ「変人君」!

メモ
 作家、神坂次郎の小説「海の伽陬琴(かやこと)」がハングルに翻訳されて韓国で出版された。秀吉の「朝鮮出兵」軍に交じって出陣しながら反旗をひるがえし、朝鮮軍と共に戦った「沙也可(さやか)」は実は紀州・雑賀(さいが)の鉄砲百人衆を率いた鈴木孫次郎だったという物語だ。ソウルで開かれた出版記念パーティ―には韓国政財界の有力者が並びその盛大さに神坂さん自身が驚いた。というが沙也可は韓国では数少ない日本人の英雄である。

7月5日

 近くて遠きは・・・・
 6月28日付けの英科学誌「ネイチャー」に「日本からの見解」と題し、「人間の認知と行動の霊長類的起源」松沢哲郎京大霊長類研究所教授の本が取り上げられている。同誌の85年には「数字を使った最初のチンパンジー」としてアイちゃん、また「サイエンス」4月13日号ではアイとアユムがコンピューターを使った学習の最新の様子が報じられている。

 サルの研究もなかなか興味がある。「サル学の現在」立花隆によると「ネイチャー」にも取り上げられた宮崎県幸島の「海水で芋を洗う」というサル世界の習慣が他地域にも伝播し、習慣として伝統化している、という有名な事項も日本霊長類学の父故今西錦司氏たちがたまたま都井岬の野生馬の観察の途中で発見したとか、人に近い猿種ほど同種殺し(特に子殺し〜原因はいろいろあるが、子供のいるメスは発情しないのでオスが子供を殺すというパターンが多い)がおこる傾向にあるとか、人とチンパンジーとのDNAの違いは1%もない、しかしこの1%の差は非常に大きいとか、人と類人猿の決定的な違いは2足歩行かどうか、化石からの判断では今のところこの2足歩行の分化は500万年前とも900万年前ともいわれているとか、猿に関する情報が網羅されている。
 ただこの本の冒頭に今西氏とのインタビューで「サルの研究を通して人間の起源とか生い立ちが解明できないだろうか、ということで研究してきたが、いまとなっては少し見当違いだったかもしれない。DNAだのなんだのと小さい砂のような資料を寄せ集めても大したものは出てこないよ」というコメントがどうも気にかかるが。
近くて遠きは人とサルの仲なのか。

メモ
 地球の温暖化は、太陽光で暖められた地表の熱を、大気中の温暖化ガスが地球の外に逃がしにくくすることでおきる。
温暖化ガスとしてはCO2の他、メタン、亜酸化窒素、フロン類などがある。温暖化作用は、メタンがCO2の21倍、亜酸化窒素が同310倍、六フッ化硫黄が同24000倍などとなっている。しかし、CO2換算で温暖化ガスの構成を調べてみると、九割以上をCO2が占めているので、温暖化防止対策はCO2の排出抑制に主眼が置かれている。

7月4日

「個性と創造性の時代へ」堺屋太一
 『日本は今、文明の大きな跳躍期にある。18世紀末にイギリスで起こった産業革命は、それまでの社会形態を全く異質のものにしてしまったが、それと同じような大変化が今も起こりつつある。
現代起こっている変化も、まさに「革命」と呼ぶにふさわしい。近代工業社会から知価社会への革命である。近代工業社会では、規模大量生産によってもたらされる規模の利益が、企業の利益と経済成長に直結した。従って科学技術は、効率よく規格大量生産するための大量化、大型化、高速化の方向で進歩してきた。ところが知価社会では、企業の利益と経済成長は、主に知恵の値打ちから生み出される。例えば、デザイン、ブランド、ビジネスモデル、コンピューターソフト、コンテンツ、などだ。それによって人間の価値観も消費行動も大きく変化する。この現象が「知価革命」である』とある。

 世はまさにIT革命である、とは云ってもネットのインフラが完備しての話であって、質、量ともにアメリカ、韓国から3年の差がついているのが現状で、とても革命なんて言うにはおこがましい。何故この国のネットはこんなに遅れをとったのであろうか。
先日韓国からのお客さんがあり、曰く「日本は韓国よりなんでも進んでいるが、インターネットは遅れていますね」。なんでも街のどこからでも、ちょうど公衆電話のようにメールしたりネットができるらしい。韓国でも中心は銅線を使うADSL。ADSLといえば、先日ヤフージャパンが定量制で月2280円をうちだした(7月1日申し込み済み)。おそらく一向に進まないネット環境にこのままでは衰退してしまうという危機感の表われだと思う。

 全ては郵政省、NTT経営者の責任である。この国の「官と特殊法人の馴れ合い主義」的様相がここにも露呈している。哀れなのは、その下で働く人々と高くて遅いネットを使わされている国民ではないのだろうか。
何でこんなに人口が・・・
 人口1億3000万人、一人当りのGNPは370ドル、全国民の29%が1日1ドル以下で暮らす。
平均寿命、男58・1歳、女58.2歳、平均初婚年齢14〜15歳。15歳以上の非識字率男48%、女71%。
これは勿論日本ではない。国土面積は日本の約4割で超過密人口のバングラディシュの2000年の統計である。

7月3日

「笑いは自然治癒力を強くする」伊丹仁郎
 『吉本興業のご協力を得て、大阪なんばグラウンド花月に19人のボランテアの方々に行ってもらい、漫才・吉本新喜劇を見て、3時間笑ってもらいました。そしてその直前、直後の血液を検査、成分の変化を測定してみました。2種類の項目の検査をしました。その一つはキラー細胞の強さの測定です。キラー細胞というのはリンパ球の一種で癌細胞を攻撃破壊する働きをしています。常識的には3時間笑っただけで血液細胞の働きに変化が生じるとは、とても考えられません。ところが、実験結果は私自身にとっても驚くべきものでした。笑う前にキラー細胞の強さが正常細胞より低い人々も、笑った直後には、全例正常範囲に上昇していました。笑う前に正常範囲内の強さを示した人々も、さらに強くなっていました。

 つまり笑うことによって、キラー細胞が癌を攻撃破壊する能力が増強されたのです。もう一つの検査項目としてCD4/8比(ヘルパーT細胞とサプレッサーT細胞の比率)も測定してみました。これもやはり癌に対する抵抗力に関係し笑うことで正常値になりました。そこでもうひとつ変わった実験をすることになりました。
6名の大学生にお願いして、おもしろいものなど何もない個室に一人づつ入って、表情だけの笑い顔を2時間続けてもらいました。やはりその前後の血液検査をしてみたところ、なんとキラー細胞の強さが弱い人と正常範囲の人々は、笑顔を続けるだけでも強くなったのです。表情で笑顔を作るだけでも、体内の自然治癒力うを強くすることになるのです。

 なぜ笑うという精神活動が短期間に血液中の微小なキラー細胞の働きに影響を与えるのでしょか。最近の研究によると、私たちの脳の中に間脳(視床下部)という免疫力の調整センターがあり、その時々の気持ちの変化に応じた情報伝達物質を大量に作り出し、血液の中に流しだします。その情報伝達物質の表面のリセプターという受信装置に入って、キラー細胞の働きに影響を与えると言われています』とある。 
「変人」と言われても、ニタニタしようかな。

「結婚後の改名」とは・・
 明治政府は明治三年(1870)に平民に苗字(姓)を使うことを許した。というのは、江戸時代一般的には武士階級より下の平民には使用が許されていなかった。明治八年「必ず苗字相ひ唱へ申すべし」とし、判らなければ、勝ってに、新しく、つけなさいとしている。多分徴兵制の加減もあったのだろう。しかしこの場合の苗字、氏は夫婦が別姓という原則であった。女性は結婚後も実家の姓を用いた。ところが明治政府は欧米列強諸国風の近代的法制度を整備しょうと考え、その結果、明治三十一年民法第七四六条「戸主及ヒ家族ハ其家ノ氏ヲ称ス」となったという。
今当たり前と思っていることが意外にもあんまり深い考えもなく決められていることが多いのだな〜。

7月2日

「仏像彫刻」をさぼって・・・
 「勝山古墳(先日新聞で報道された木片の炭素測定で2世紀後半で話題)のほんまのことしゃべったら20〜30分で終わってしまうから今日は会員ばっかりやから裏話やらなんでもしやべるわ」というコメントから始まった、十数年前若き研究員として各地を案内していただいた、現橿原考古学研究所副所長の河上邦彦氏の講演会が同研究所であった。
 
「考古学を通じて日本国の起源にせまることが私の使命」であると、最近その迫力は他を圧倒している。「邪馬台国は2km四方の巻向遺跡しかない」と断定される。しかし予算などの制約で過去20年に200ヶ所をトレンチしたが満足ではない。そこで最近は「古墳発掘は王道である」に戻り近辺の古墳(おもに大大和古墳群)の探求に力を注ぎ「黒塚古墳」や「中山古墳」「下池山古墳」そして「ホケノ山古墳」に全力を注ぐ。「ホケノ山」でほぼ結論が出た。古墳時代というのはまさに1世紀さかのぼり、2世紀後半から3世紀前半、即ち従来の教科書より100年は早くなるという。それは魏誌の中の「倭人伝」にある2世紀後半の邪馬台国の記述と同時代にこの巻向の近辺に巨大古墳があったということに他ならない。今回の「勝山」はその検証を更に強めたということで、マスコミがなぜ「ホケノ山」の時さわがないで、今騒ぐのか理解できないと笑う。
 
 主題の「勝山」はそこそこ、話は7月4日に新聞発表、7月7日現地説明会予定の飛鳥の「苑池」の中島に3本の松が植えられていた。とか先日「NHK特集で飛鳥は水の都であった」という放送の出演の裏話(氏の話では半分カットされているので抗議すると、近日BS系で2時間番組を制作中とのこと)、飛鳥は石の溝の遺構が数多く出土するが、山に近いため水のコントロールが非常に重要で町の周りに側溝を設け、屎尿の水洗、ごみの廃出、冷却、防火、に使ったのではないかという。「石舞台」の下に暗渠があったり、街全体に治水が施されている。昨日まで中国にいてその土産話とか、氏自慢の土産で唐時代の最大の墓誌の拓本の披露。などあっという間の2時間半であった。氏の言動はここ暫く目が離せない。
      あしひきの山かも高き巻向の岸の子松にみ雪降り来る
     巻向の檜原もいまだ雲ゐねば子松が未ゆ淡雪流る        柿本人麻
 帰る途中、下車して「薬師寺」に参った。完成した「玄奘三蔵院伽藍」(昭和17年に中国政府より三蔵法師の分骨される)に平山郁夫氏の天竺、ガンダーラ、バーミヤンの絵画の公開(今年12月31日迄、時間は16時30分迄)を観る。
新しくなった金堂の前に立つと白壁と朱塗りの回廊、薬師、日光、月光と、両塔に囲まれ、本当にタイムスリップしてしまった。普段の本と文献が今本物の形で眼前にある。800円でこんなに楽しませてくれる博物館は他にない。以前レリーフにした「国宝聖観音菩薩像」にも別れ難く、陽に急き立てられ甍をあとにした。オンコロコロセンダリマトウギソワカ。
「仏像」の皆様ごめんなさい。