30数年前新聞に「高安城の遺構の一部が確認された」という記事があった
一度行ってみたいと思っていた
高安城とは「白村江の戦」後 唐の進攻を恐れた時の政権が大野市の水城や屋島城
など防衛のために造設されたもの
記録にあるもののその場所は長く不明であった
数十年前北九州の遺跡巡りをした
その時福岡県朝倉の畑の中に「朝倉橘広庭宮跡」や大野市の「水城跡」などを訪れた


大きな石碑だけが広場の「宮跡」と「水城跡」の石碑
斎明天皇はこの地で崩御したとされる
天智は大津に都を移すがそれも唐の進攻時にどこにも移動できるようにという事もあったとされる
さてJR鶴橋で9時51分近鉄大阪線に乗り変え河内山本まで行く
山本で乗り換え 隣のホームから2駅目終点信貴山駅10時01分
駅の左にケーブルがある10時20分発で10分ほどで終点高安山駅に着く

近鉄鶴橋駅

終点信貴山口駅



お花を抱えたお墓参りの老夫婦や3~4人の登山服姿のグループ
や若い女性や若い男性の1人客など結構乗るんだ
鶴橋でケーブルの終点まで通しの切符850円を買った
高いな~と思ったがケーブルを乗ってその考えは誤りだと思った
高安山は487.5m
ケーブルはほとんど山頂近くまで行く
とても急な勾配でこれを下から上がるとなるととんでもないこと
850円は安い


駅前に奈良交通の信貴山門行のバスが待っている
ここから10分ほどで信貴山朝護孫子寺に行く
今日はこれを歩こうというのである
「つれずれ百四段」では目的の踏破が失敗に終わっている
さて今日はどうだろう 不安
まず遺跡はどこだろうと思って周りを見るが
こんなマップがある でもよくわからない
駅員さんに尋ねるとマップをくれた

この道の入口は駅の裏側にあった 教えてもらわないととても入口とは思えない

道はそんな急ではないが あまり綺麗ではない
雨が降るとこれが沢になるのだろう でこぼこである
途中大阪の街並みが眼下に見える




休憩用のベンチ
スカイライン道路を横切ると「高安山城倉庫跡」の文字


もう一段細い獣道のような道に入って50mに遺跡があった





こうして礎石だけが残っている(感動!!)
しかしよくこんな山のこんな場所を見つけたもんだ
恐らく周りと同じで鬱蒼とした木や草の下に眠っていたのだろう
高安山山頂もいつの間にか通り過ぎ 下り一方
そして隣の信貴山(437m)に向かう
途中同年輩らしき男性に会うが 反対からの方が登りがきつい
途中 マップでは道が2つに分かれているようになっているが
3つある
さてどうしたものかと迷っていたら後ろから来ていた男性も迷っていた
2人でマップを見ながら相談をする
その人は足が速い
「私が先に行きますので間違っていたら戻ってきます」と言って
すたすたと急な登りを歩いて行く
こっちとらは例の「足のつり」が来ないように慎重に歩く
すると山頂近くに旗が見える 正解だ



時代が違えどここにも城跡の碑がある
やはりこの辺は難波と都の境でいろんな意味で要衝の地なんだ

城跡のすぐ上が朝護孫子寺の奥の院「空鉢堂」


下の本堂まで結構上りがきつい
下から来る人は本当にきつそう






本堂の横に「霊宝館」がある
これもお目当てだ

国宝「信貴山縁起絵巻」が展示されている
入館料300円
絵巻がある(館内撮影禁止)
しかしこれはレプリカだった
本物は奈良国立博物館に保管されている(非公開)と書かれていた
出る時にチケット売り場のおじさんに本物の公開はあるんですかと聞くと
「10月22日から2週間 博物館からこの館に戻って公開されます」
と教えてもらった







なんとか今回は目標・目的が達成された
一度も足のつりもなく まだまだ歩けそう
ここまで歩き始めて2時間半
帰りは来る時と反対の奈良に出て大阪京都奈良を一周するような感じ
バスも奈良側の近鉄生駒線の信貴山下駅に向かう
山門を出て渡る橋の上から右の対岸に「温泉」の文字が

「信貴山温泉」と書いてある
自称温泉セミプロとしては捨て置けない

早速「たのもう 所望する」である
「温泉だけというのはお受けできません お食事か喫茶でなにか」という
「結構毛だらけ・・」
1000円渡して後何かを食すると温泉代が200円戻ってくると言う



中に5~6人の先客がいた
ここから先は撮影出来ない
パンフレットの写真でご勘弁


(勿論女湯を盗撮していません パンフからです)
元湯は30℃ほどだから加温している
しかし景色は良いし 汗と筋肉疲労の体には最高
思わぬ湯に出くわした
当然アフタービールというところだが 喫茶には無かった
アイスコーヒー500円 レシートをフロントに見せると200円返してくれた
バス停まで5分タイミングよく「王子」行のバスがすぐに動いた
途中「信貴山下駅前」で降り15分ほど待つと近鉄生駒線「生駒」行に乗る

このコースなかなかの成功である
大阪近辺にもまだまだ楽しい所があるんですな~
了
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