百六段 「南米の秘境を巡る大冒険20日間」(その4)
EL ALTO空港は標高4061m
(クリックでyoutubeウユニ塩湖からの飛行機です)
世界最高地にある空港 燃料効率が悪く 離陸に時間がかかるので
4000mの滑走路を持つ
南米の都市はすり鉢状が多いがこの
ラパスはその典型
大概高地の住居ほど貧困層が多く 低地ほど富裕層になっている
どこかの高層マンションと逆である


空港周辺
空港のそばにラパスの町に降りるロープウエイと言うかゴンドラがある
これが名物である
観光用ではなく町の端から端まで幾通りも乗り継いで駅も電車並みの数がある
要は電車・地下鉄・モノレールの代わりなのだ 市民の足である
人口は約90万 標高は3600m 富裕層は3200m辺りが多いらしい

(上の写真クリックでyoutube)



昼食の前に現地旅行会社のサービスで予定外の
「月の谷」と高名な陶芸家の工房へ

「月の谷」と民族衣装の説明
人類最初に月面着陸したアームストロングがこの地を訪れた時 名付けたという

谷からすぐの所の工房へ

この地の土を使った高名な陶芸家の工房
安ければと思ったが・・・・

アメリカ大使館隣の中華料理店で昼食











出るは出るはとても食べきれない
味はやはり南米風の中華(なんとも表現が難しい)
最後に出たスイカが一番旨い
この度の旅行でこのスイカがどこも旨い
日本で食べる1年分は食べた





国会議事堂や大統領官邸が並ぶ
「ムリリョ広場」

ラパスの繁華街サガルナガ通りやメルカド・ネグロには露天商や
店や人でごった返す



これはリャマかヤクの子供の乾燥体
自然に死んだものらしい 何に使うのか聞いてもはっきりしない
が魔除けとかだれかが言っていた

(クリックでyoutube)

それよりこの坂がきつい
なんせ3600m 土産物見るより足元を見て一歩一歩
歩かないと息が切れる

サン・フランシスコ寺院で一服
寺院の前の広場がにぎやかである

(クリックでyoutube)

坂の途中に今日のホテル
「HOSTAL NAIRA」がある
ガイドが今夜のメニューはヤクの肉ですとか言う
ホテルの坂の途中から頭がガンガン
今夜は何もいらないのでと断り部屋で即寝る

なんと 明日というかモーニングコールは今夜の11時30分
ホテル出発は深夜12時30分である
あの4061mの空港から
隣国コロンビアのボゴタに行く
頭痛もなんとか治まってホテルを出る
ラパス3時35分発 コロンビアの首都ボゴタ行所要時間3時間40分
ホテルでパンやリンゴの入った弁当を渡される
(食べたかどうしたか覚えていない)
そして飛行機を乗り換えボゴタ9時発
ベネズエラの首都カラカスへ行く
所用時間2時間
この辺はもう何が何だか定かでない
どこの国の入出国か 荷物検査か覚えていない
カラカスには昼前に着いた
空港内のレストランで昼食である
兎に角なんじゃかんじゃで
カラカスに着いた




(この店の肉も旨かったな)
どうも
カラカスの治安が良くないようだ
カラカスから国内線で
プエルト・オルダスという街に行くのだが
待ち時間が5時間ある
空港から一歩も出ないでここで食事・洗面を用足す
国内線の建物は国際線から2~300m離れた所にあり
一旦外に出ないといけない


歩いて移動したが前後に現地の旅行社の人が4名程付く
その時はわからなかったが帰るときは空港から直接バスでレストランの往復である
(そういえば募集時のパンフにも もし
治安に異常があればコース変更もあります
と書いてあった つい先日はコロンビアで日本の大学生が射殺されている)
石油の価格が下がり日々物価が高騰し大変なようだ
プエルト・オルダスまでは約1時間

今夜の宿泊はホテル
「EUROBUILDING GUAYANA」
もう昨日からほとんど寝ていないのでホテルが天国に見える
このホテル又なんとも素晴らしい








このホテルで2~3日ゆっくりしたいところだが
今から部屋に着くなり大仕事が待っている
明日は6時モーニングコール
8時出発
いよいよジャングルの奥地に入るのだ
飛行機はセスナ機で荷物は10kgまでと制限される
明日から2泊3日分の荷物をリックなどに仕分けして詰めなおす
残りはこのホテルの一室にまとめて預かってくれる
ついでにゴミも全部整理して捨てた 枕チップを3ドルもはずんでしまった


昨日降りた空港内に
「ギアナ高地」の観光拠点
カナイマに向かうカウンターがあり
通常の飛行機搭乗の手続きと同じだが特に荷物の重さに神経を使う

19人乗りのセスナ機 まるでチャーター機だ
カナイマまで1時間のフライト
石油採掘で大きな街の
プエルトオルガスからそんな近い所にジャングルが
あるのかと思ったらセスナでも時速500kmはあるだろう
それが1時間飛ぶなら街から500kmは離れているということなんだ
(上の写真をクリックでカナイマ空港に着く)
上空からテーブルマウンテンが少し見えている
色が青いのは飛行機のガラスの色である

カナイマ村の酋長(本当はシャーマンらしい)がホテルの車で迎えに来た
今日からこの明るくてひょうきんな酋長と3日間過ごす




今日から2泊する
「WAKU LODGE」
ガイドの話ではこの村の5つ星だそうだ
いろんな物が出迎えてくれるが 椅子の上にいる鳥は
ほとんどくっ付いて離れなかったしかも「があがあがあ」大きな声でうるさい
「があ子」と名付けた
とりあえず荷物を預け先ほどの空港(ホテルから5分ほど)にもどり
4人乗りのセスナ機に乗り 「エンゼルフォール」とその後
カバック村に降りてそこで昼食 そこで水着に着かえて「カバックの滝」
に向かう
そして午後からもう一度
「エンゼルフォール」に向かう

近所のおっちゃんと軽自動車に乗っている感じ



おお!!これが
「エンジェルフォール」だ!
しかしテーブルマウンテンの上は雲で覆われて裾野しか見えない
元々この時期この地域は乾季である
従って水量も少なく従って観光オフシーズンである
ウユニ塩湖は雨季でこちらは乾季
なのでウユニとエンジェルが同じ旅行コースにしているいる会社は無い
今回これが初めての企画だという
初めから「エンジェル」は期待していなかった
少しでも水があればラッキーというところ
でも今裾野であれだけあれば上は・・・・

(上の写真をクリックでyoutubeへ 少し長いセスナ機からの映像ですので
車酔いに弱い方は気を付けてください)
パイロットも何度も旋回してくれるが雲には勝てない



小さな滝も結構水がある
その内に周りが真っ白になってきた
雲の中に入った 自動車ならブレーキをふんで止められるが
この「軽自動車」周りが一面真っ白 さすがに全員声が無い
さすがにシャッター1枚も押していなかった
6機に分乗してこの崖の周りをまわっているのに 他の機も真っ白の中を飛んでいるんだろう
ああやっぱり遺書を書いてきてよかった
その内段々下界が見えて来たそうするとパイロットはエンジンを切った
音が無くなり 静寂の中機体はグライダーのようにふわふわと降りていく
もう頭の中はなにも判断できない状態
かなり下がると再びエンジンをかける
そして草原の中の地道のようなところに降りようとする

(上の写真クリックでyoutube)


カパック村に降りたのだ
ここで水着を着用して
カパック滝に向かう




こんな観光ツアーは滅多にない

水は植物のタンニンが鉄を溶かしてこの辺の水は全て黒茶
飲めば胃腸にいいかも
滝から生還して村の食堂で昼食と濡れた衣類や靴の甲羅干し
ガイドが言うにはテーブルマウンテンは午前中は大概上は雲をかぶっています
昼から間違いなく雲は飛んで行きます
そして2度目の「エンゼル」挑戦である
例の地道滑走路から6機が離陸


雲が切れている
♬ 飛んで飛んで 回って回って~♬



やはり水はあった
(上の写真をクリックyoutubeに セスナ機から7分30秒の撮影シーン
のため飛行機酔いにご注意ください)
機内に歓声が上がる
高さ1000mの「エンゼルフォール」だ
世界4大滝の最後の滝に来た
来れないと諦めていた滝が今眼前にある
カメラを回すが涙が止まらない
自分でもなんの涙なのかわからない
長い旅の最後にここに来れた
こんな大自然がある こんなところに自分がいる

テーブルマウンテンの上部

一生懸命旋回をしてなんとか見せてやろうとしてくれたパイロット
「エンゼル」が見えた時機内でガッツポーズをして喜んでくれた
みんなと一緒に歓声を上げて喜んでくれた
GRACIAS DE VERDAD (グラシアス デ ヴェルダッ) (本当にありがとう)
さてロビーに荷物を預けて遊びから帰ってきたホテル
広い敷地にバンガロー風になっている部屋に皆散らばる

ホテルのロビー
「があ子」のたまり場でもある

レストラン

kantaの部屋の玄関前のハンモック

(クリックでyoutube)
我が家の周りの風景

ホテルの庭が湖
その湖の向こう岸に滝が滔々と流れ落ちる
乾季でもこれだから雨季がどんなだろう
遠くの滝の音が一晩中聞こえている



「エンゼルフォール」制覇祝いにボトルを入れる
興奮冷めやらぬまま「家路」に着く
明日は6時15分モーニングコール(と言っても電話がないので係の人が来る)
7時30分出発
丸一日「ひょうきん酋長」の案内でジャングル奥地探検






(上の写真クリックでyoutube)
滝は4つあって右から
「ウカイアの滝」「ゴンドリーナの滝」「ワダイマの滝」「アチャの滝」と並んでいるらし
このアチャの滝の後ろは道ななっていてジァングル探検の帰りに
水着の人は歩くらしい楽しみである
滝を越えて反対側に降り森の中を歩くとこの滝の上に出る
雨季の時はこの全体が川になるのでここにはこれないという

ここも水があれば滝の裏道である

水のある滝を通る時は覚悟がいる


びしゃびしゃ

乾季の滝は川底が歩ける

(クリックでyoutube)
乾季で川底になっているところと水のあるところ
小さな村に出る

トイレとちょっとした土産物がある
今はどこかの映画の舞台として村が貸し切られているので
村人はいないという
小一時間歩いて上流の川に出て又船に乗る

(クリックでyoutube)


川の途中 ひょうきん酋長のパフォーマンス
1時間ほどボートは走る
強い風と水しぶきでいい加減しんどい
ホテルが所有する休憩所に着いた

(上の写真クリックでyoutube)


すでに料理?が始められていた

食後 酋長を先頭にジャングル探検である



小一時間歩いた
もう大自然も満腹である

帰りも1時間の水しぶきのボートと小1時間の徒歩でアチャの滝まで戻ってきた
酋長が滝の裏を行く
わお~




夢のような世界



大冒険は終りを告げようとしている
本当に本当に感動した

ホテルからのこの景色は忘れられない

又飛行機の旅がはじまる
明日は6時15分のモーニングコール
7時30分出発
車で10分足らずの村の空港からセスナ機で1時間プエルト・オルガス
に戻る
酋長がお土産をくれた

ベネズエラ紙幣表

ベネズエラ紙幣裏
ベネズエラのインフラで今では全く価値のない紙幣
NETによると「ベネズエラでは2018年に2.5.20.20.50.100.200.500ボリビア・ソベラノの8種類
の紙幣が発行されましたが引き続くインフレのためそれらはあっという間に機能しなくなり2019年には
10,000 20,000及び5、0000ボルビア・ソベラノの3種類が発行されました」
とある
さらにNETでは「2」は693円「5」は990円「10」は1881円で売買されていた
もらった時は全員「玩具」と行って笑っていたが面白いもんだ
酋長や「があ子」に別れをして
プエルト・オルガスのホテルに戻り預けているスーツケースを受け取り
10時半の飛行機で
カラカスまで1時間
カラカス空港の近くのレストランで昼食後
18時35分発コロンビアの
首都ボゴタに戻る
そして最後のホテル
「SHERATON BOGOTA」に宿泊という予定


この機長天皇陛下が皇太子の頃操縦したという
天皇さんも冒険好きなんだ
カラカスに着いた



この列は何かの配給か




カラカスの空港には現地ガイドと他に男性4人が迎えに来ていた
すぐにバスに乗り空港から20分足らずのカリブ海の見えるレストランに入るが
街の雰囲気が一変する
面積は日本の3倍 人口は約3000万
石油埋蔵量世界一を誇りながらいまや
国家崩壊の危機にあるという
以前からの貧富の差
チャペス前大統領が貧者対策をするも汚職など腐敗が蔓延
そこに石油価格の暴落
外貨不足で輸入物価が暴騰
市民は徹夜で並んで食料品を買い求める
ガソリン価格も急騰した
といってもさすがにこの国のガソリンは1リットル1円だった
現在は20円くらいになっているそうだ


しかしこのカリブ海を臨むレストランの客は洒落た服を着
豪華で山盛りの料理を食べているこれがこの国の縮図なんだ
白いバスは我々 それと「護衛」が乗った車がある
外にでて写真を撮ろうとすると「護衛」に凝視される
その時はそれは全く気が付かなかったが帰国して
この記を編集して はじめてあの人達はそんな人達だったんだと気づいた
眼前のカリブ海にいくこともなかった
空港にもどり18時35分のボゴタ行の飛行機をロビーで
只ひたすら待つ
大冒険で高まった心身を冷ますにはよかったかも
コロンビアのボゴタまで2時間20分のフライト
9時近くにボゴタに着く
このボゴタの入管・荷物検閲が厳しい
隣国からの密輸・薬物など不法が多いせいだろうか
普通団体は2~3人の荷物を開けさせるが今回はほぼ全員の様だ
ところがスーツケースを受け取ると底の一部から
コマが一つ取れている
ガイドに言うとすぐに事務所に行って手続きをした
多くの書類のため小一時間かかった
他の人にも迷惑だった
結局コロンビア貨幣で弁償となった
ドル換算で87ドル これが規定額ですと言われた
数年前にイスタンブール空港で同じように壊れた時
これを代わりに使ってくださいと空港会社が代替品として持ってきたカバン
やっぱり今回の「20日間の旅」には無理だったかも
ホテルには10時ごろに入った
自分は悪くはないのだけど皆さんに申し訳ない気分
しかし今夜のホテルは最上級
「シェラトン」である




ビールのコップはこんな形
料理もなにもかも やっぱり洒落たあるな~

久しぶりにバスタブの風呂に入る
入室後即湯を溜めた

ホテル内には日本食も
明日午前中ボゴタ市内観光をして
昼食は弁当を空港で適当に食べる
ボコタ空港15時30分発メキシコシティ―行 5時間のフライト
現地時間19時30分そしてまた空港で4時間待ち
荷物はメキシコで一旦受け取るがすぐに成田までの便に預ける
従ってこのホテルで荷物の整理である
今はほとんど夏服だが成田の温度に合わせ冬服もリュックに詰める
今の荷物は全天候型になっている
南極から熱帯雨林までいけまっせ~
底の破れなど さもありなんと日本からガムテープを用意していた
とりあえず日本までもたせる
渡航前のコロンビアに関する報道は
「飛行機の燃料不足で飛行機が墜落ブラジルのサッカーチームが全滅」
「日本人学生が射殺される」
など悪いイメージ
せいぜい思い出すのは「コーヒー」
面積は日本の4倍弱 人口は4900万人(ラテン米ではブラジル・メキシコに次ぐ)
ボゴタの人口は800万人(大阪府位)
主要産業はコーヒーを中心とした農作物と
ニッケル・エメラルドなどの鉱物
一人当たりの国民所得もそれほど高くない
ところが町に入って驚いた
先の国とは一変 とても清潔感があり整然としている
歩く人もだれていない

最近このバス専用レーンが出来て交通渋滞が緩和されたという
これはブラジルのシステムだそうだ

60階立てのビルもある


ちょっと怖怖

(上の写真クリックでyoutube)
ここの大統領 昨年のノーベル平和賞に輝いている
20年来の内戦終了に調印したとか
ということはこの国の地方はまだまだ危険なんだ

大統領府や国会議事堂 カテドラルなど国の中枢地域
結構規制がきつくいたるところに監視が


「フェルナンド・ボテロ美術館」
コロンビアの高名な美術家
題材はすべて「デブ」






こんなにデブを並べられると普通に見えてしまう
しかしこんなところに来るとは案内書にも書いていないので
驚いた
次の
「金博物館」も案内書にはなかった
たぶん飛行機の時間調整だと思うが
ラッキー







この国こそ本当の
ジパングだったんだ

空港に向かう
壁の落書きは どうせならと落書可能な場所を市が管理しているという
兎に角すべての観光は終った
残された最後の苦行
メキシコシテイ―まで5時間のフライト
電気機器にやたらとうるさい荷物検査を通り
空港で5時間待って
成田まで14時間(帰りは風の影響で長くなる)
成田空港は日本時間朝の6時20分
帰りの新幹線で景色を見る
やっぱりこの地は「夢の国」だ
了