七十五段 比叡山・大原遊歩
40年ぶりに比叡山を訪れた
今回は電車・バス・ケーブルで参拝した
当山は1200年前に最澄が開山
天台宗そのものも大事であるが この地からその後
多くの大宗派の祖師(法然・栄西・親鸞・道元・日蓮など)
を産出したことは周知の通りである
以前はドライブを楽しみがてらに 国宝根本中堂のある東塔
しかいったことがなかったが 今回は西塔・横川(よかわ)の三塔巡拝
京阪電車三条駅を上がるとバスターミナル
その一角から比叡山山頂行きが1時間に1本出ている
ほぼ直通で約55分東塔前のバスセンターに到着


五山の送り火も重なってお墓参りの人も多いのか車内は混んでいる



三塔共通 550円の拝観料


大講堂 鐘楼



国宝根本中塔
ご本尊は秘仏薬師如来
東塔エリアには他に文殊楼・国宝殿・大書院・阿弥陀堂・東塔
など当山の中枢をなしている
(塔内は撮影禁止)

バスから降りると少しひんやりしているが上がり下がり
で少し汗ばむ
さてここから塔巡りはシャトルバスがでているが
今回は西塔まで徒歩1km(約20分) 西塔から横川まで4km(約1時間)
を歩いてみる
道は車道とほぼ平行して東海自然歩道もうまく取り込んで
綺麗に整備されている






西塔エリア



静寂の中に声明が流れる

このエリアには椿堂・法華堂・釈迦堂・本覚院などがある

釈迦堂の脇をここから4kmの自然歩道
結構急な坂道もある
ここはあの千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)の道でもあるんだろうか
『7年間をかけて通算1000日の行
最初の3年間は、1年のうち100日だけ行が許され
1日30Kmを歩いて255ヶ所の霊場を巡拝
続く2年間は1年に200日 同じ修行を行ない この5年間で通算700日となる
ここに至って 9日間の「断食、断水、不眠、不臥の行」に入る
この行を修めないと次の行に進むことは許されない
この行の後、6年目は1年間に100日の行となり
1日に歩く距離は60Kmと倍増し 巡拝する場所も266カ所に増える。
7年目は、前半の100日間が1日84Km 300カ所の巡拝となる。
1日にこれだけの距離を歩くとなると睡眠時間は2時間
夜中の12時に起きて歩き始める
最後の100日間は当初の1日30Kmの行に戻る。
これで合計1000日間、歩く距離は地球1周に匹敵する4万Kmにも及ぶ』


途中トンネルもある






横川までの中間点「玉体杉」
そういえばTV報道で千日回峰行の行者が毎回ここから
御所に向かって天皇の健康を祈願する姿が映されていた
かなり急な勾配を登り切ると 横川エリアの建物が下に見えてきた
もう全身汗びっしょりである
熊野古道から比べるとその比ではないが この逆走はきついかも
横川」は比叡山の一番北に位置し平安の時代から多くの文学作品
の舞台ともなっている
恵心堂・横川中堂・元三大師道・定光院など




バスの時間と足の疲れで元三大師道や定光院などは行けなかった

帰りはシャトルバスを利用 比叡山頂まで行く
1時間半かかった行程を10分ほどで終わる
しかし車では味わえない爽快さが残る
山頂駅からロープウエイとケーブルに乗り換えて八瀬に下りる
シャトルバスも30分に一本とお盆とあって超満員







このケーブルは高低差が日本一という説明

八瀬ケーブル駅の前から大原行きのバスに乗る
バス駅にして7駅目が終点大原バスセンター

バスセンターから歩いて10分ほどで三千院



暑いが結構多くの人が
しかし秋のシーズンからすれば完全にオフの雰囲気




この緑が赤くなる頃は人で埋まるのだろう
バスセンターまで帰り反対側にある寂光院まで行く
寂光院まで約15分 暑い!
しかし今回の第2の目的地 「大原の里の日帰り温泉」は
その寂光院の前にある


京の町の郊外の谷間
40年前はなにも無かった寒村
今は若い人も多く見かける センス良くまとめられた観光地





気持ちよく散策できる


寂光院
寂光院の斜め向かいにある大原温泉「大原の里」に立ち寄る


三ツ矢サイダーがついて1000円
こじんまりとしてまとまりのある旅館
お風呂は源泉掛け流し 誰もいない
貸しきり状態
早速 五右衛門風呂にも入る
少しぬるめのラドン含有 炭酸ナトリウム泉



露天釜風呂




風呂から上がるとお座敷で三ツ矢サイダーと 別に
スーパードライを所望


本当にたまりませんね
この一杯の為に生きています!!

余談ながら
この旅館の車が2台とも
同じ番号で「いい風呂」とは こってはりますな


バスセンターから京阪出町柳まで行く
降りると駅周辺は送り火の催行待ちの人々で
あふれかえっていた
元気があれば夜8時の点火まで待ちたいが
もう帰る
いいお盆でした
了
