七十二段 立山アルペンルートと温泉の旅

どこかの温泉の湯船で知り合った客が「5月の立山アルペンはいいですよ 残雪と新緑が素晴らしいですよ」
と言っていた
それで5月に立山に行った

ツアーでなかなかいいコースがあったので国内では初めてのツアーに応募した
新しくなった大阪駅は初めてである
はー へーと思いながら散策
9時12分JR大阪駅発金沢行き「サンダーバード9号」途中 新大阪・京都でツアーメンバーがのってくる
ツアー客総勢21名 夫婦あり1人あり 今回は1人旅が半分と多かった
列車はほとんど各社ツアー客で貸し切り状態



12:00金沢駅着 即バスに乗り込む
朝から曇り 金沢では小雨
兼六公園の傍で昼食
久しぶりの兼六園 やはりすばらしい




いくら見慣れているといっても美しいものは美しい
この美意識はなんだろう

小雨の中バスは「五箇山」に向かう




ここから15kmほど先にある「白川郷」と並んで世界遺産である



水道も電気も自動車も携帯もコンビニもないこの陸の孤島
での生活 できますか?(答 できません)

孤島を後に石川県から富山に入り



砺波市の郊外の小山の上に建つダイワハウス系「砺波ロイヤルホテル」





ホテルにもかかわらず温泉施設も充実
お決まりのバイキングも充実

平日とあって客の8割(推定)は外国人
エレベータ内でも食事会場でも会話は中国語かハングル
館内放送も日本語無し
ちょっとした海外旅行気分

翌日9時に出発
目指すは立山登山口のケーブル「立山駅」(海抜475m)



構内は乗客でごったがえしている
昨年行った宇名月からのトロッコと同じ状態
しかもこの人達全部 外国人の団体



立山から120人乗りケーブルで7分 「美女平」(海抜977m)に着く
そこから高原バスで50分



車窓からは残雪と山並み



降りたところは「室堂」(海抜2450m)

ここで2時間の自由行動
昼食抜きで まず「雪の大谷ウオーク」






大谷ウオークをほどほどに駅の反対側にある「みくりが池」と地獄谷」に向かう



一面の銀世界 雪で足が取られる 靴はもうびしゃびしゃ



池はまだ凍っている 池の辺に立つ「みくりが池温泉」
立ち寄り湯可能の看板
温泉マニアのkantaには見逃せない
600円で早速所望
上右写真の左端が温泉のある建物
露天では無いが窓の外は銀世界の絶景




硫黄臭のある源泉掛け流し「日本秘湯の会」のメンバーでもある
日本で一番高いところにある温泉とうたっていた
さすがの外人もここまでは来ない
この温泉と絶景を独り占め 地獄谷で極楽 極楽

出たところで当然自販機で「スーパードライ」
室堂駅まで普通なら徒歩10分くらいだが
雪が深く 油断すると足がずぼっと入る

高山とビールと温泉で息切れがしてきた
深呼吸して落ち着いた 危うく「高山病」になるところ



そうそう温泉の横で「雷鳥」がいた
一寸見ずらいが写真の真ん中にいる

集合時間に駅に着き 次はトロリーバスで「大観峰」(標高2316m)
まで10分



室堂駅はまた人でごちゃごちゃ
団体が2列づつに3ツ並んで改札で並ぶ
その2つの列が外人
隣の列の女性の添乗員が突然大きな声で「心配しないで 私たちは中国人ではありません
台湾から来ました 私たちは親日です みなさんも是非台湾にいらっしてください」と言う
それを広東語でも言うので全員大賑わい
そうか雪の無い国から多くの人がくるんだ




室堂での他の客は何をしていたかは不明だが
kantaが温泉に入っていたとはだれも知らないだろう
後で添乗員と話すると「へえー入れるんですか」

昨日の雨がうそのよう



大観峰とはよくいったもの
下が黒四ダム
立山連峰「つるぎ岳」「剣御前」「別山」「真砂岳」「冨士の折立」「大汝山」「雄山」「浄土岳」
となっているそうだ

大観峰から黒部平(標高1828m)まではロープウエイで5分 一気に500m下る
降りたところから地下ケーブルで5分「黒部湖」
トンネルから出ると黒部ダムの堰堤




ケーブルの車窓から



あの上から降りてきました          地下ケーブルの運転室後ろから



黒部ダム





観光放水は6月中頃から



関電トロリーバス16分で終点「扇沢」

ここで立山駅から回送の我らがバスのお出迎え
今夜の泊まりは昨夜と同じ系列の
「ダイワ松代ロイヤルホテル」

高速道路からひときわ見える13階建ての白亜のホテル



要領は前泊に準じる
客も8割は外国人
台湾の人は自国に100ほどの温泉があり 日本統治下時に日本式の温泉を定着させているので
余り人前での裸には抵抗が無いようだ
日本式温泉で中国語を聞くのははじめてだ
日本の温泉の湯船で白人とかハングルとか北京語は聞いた事がない
エレベーターで乗り合わせた浴衣姿の女性達6~7人は全員台湾人のようだ
みんな大浴場にいっていた

翌朝は9時出発 老体には助かる
ホテルから1時間半ほど
上高地に行く
気温は20℃ 天気は晴れ
これ以上の天候は無い

大正池でバスを折り解散 3時間自由行動



大正池と焼岳

この一帯は47~8年前に学校の夏山登山の帰りに何度か寄って以来である
自然の美しさは変わっていない
変わっているのは環境整備が以前より大きく整っている
残雪の頃に来たことがないので感動も大きい






田代橋・穂高橋を渡ると「上高地温泉ホテル」が見えてくる
立ち寄り湯可能とある当然「お願いします」
時間は12時半からということで20分待ち
他に3名が待つ
入湯料は800円
お湯は透明 ラジュム泉 自家源泉掛け流しとある




いい湯でした
外にでると一緒に入っていた老人の奥さんが ご主人が出てくるのを待っていた
もう出てこられますよと声をかける
「いい湯でしたね」と奥さん
「本当にね 待ったかいが有りましたね」と言って会釈

さて又ハイキング
もうすぐ「河童橋」






橋の上から




いつまでも見ていたいが時間に限りが有ります
添乗員がkantaの顔を見て「温泉に行ったでしょう」という
うんとうなずくと「やっぱり」と笑う

一路バスに乗り数時間かけてJR金沢駅まで行く
6時42分発「サンダーバード42号」で帰る
車中隣り合った老人と話込む
定年以来毎年10回ほどツアーに参加しているという
もう10年ほど前からなので通算100回にはなるという大ベテラン
立山方面は年3回は来るという
スーパードライを交わしながら いろんな場所の情報が聞けた

彼はツアーを6段階に分けて評価をするという
食事 宿泊 観光内容 交通 価格 全般 など
「今回は最上級の6だ」 と感動していた

国内旅行ではkanta初めてのツアー参加に「ラッキー」と思った