六十六段 イグアスの滝・マチュピチュ・ナスカの地上絵の旅

ベテラン添乗員の話ではこのコースで10日間というのは
一番過酷な日程の旅だという
地球の裏側の世界遺産3つを訪れた
細かいことはぬきで700枚余りの写真の中 出来るだけ多く掲載する







品川で新幹線から「成田エキスプレス」に乗り換え 成田空港へ
参加者と顔合わせ
知人・夫婦・親子など6組 1人参加が7名の19名
1人参加はほとんど60歳以上で男性4名
北海道・新潟・静岡などからも参加

 

大韓航空でロスアンゼルス空港まで9時間50分
各座席の画面で映画がみれる
狭くて足・腰が痛む







ペルーの「リマ」に行くのにここで乗り換え
飛行機待ちで5時間空港にいる
全米NO1のホットドッグ「ピンクス」で皆とはじめてのお買い物



あまり美味しいとは思わない




眠いままLA航空で8時間35分のフライトでリマ国際空港へ
夜中の12時着
バスで40分ほどのホテルへ
途中リマ市内でバスが故障



代わりのバスが来るまで路上で待機
治安のため パトカーが替わりのバスが来るまで護衛してくれる



結局ホテルに着いたのは午前2時
寝るだけならまずまずのホテル
とにかく足を伸ばせて寝れるのがなにより

一夜明け 疲れと興奮のためかあまり熟睡ができないままリマ空港に戻り
出国手続などをしてブラジルのイグアス空港へ4時間15分



アンデスの山々やチチカカ湖を越えて



イグアス空港からバスでイグアス市内のホテルへ夜8時30分着
食事は機内食のみ





23階立てのデラックスホテル ここで2日間宿泊
キッチンもついて3室 1人で泊まるには勿体無いくらい

朝食はバイキングだがどれも結構いける
さあいよいよやっと今日から観光だ

今日は10時にホテルをバスで出発
ブラジルの国境を越えてアルゼンチンに入りアルゼンチン側からイグアスの滝を見る
国境の検問は混んでいる時は1時間くらいかかるという
クリスマス前で空いているという 今日は15分ほどで通過






川の真ん中が国境 橋の欄干の国旗でわかる



サッカーの国 いたるところでサッカー



このイグアスはブラジルとアルゼンチンとパラグァイ三国の国境でそのモニュメントの前
気温は朝から30度近い

イグアスの滝の70%はアルゼンチンにある 
アルゼンチン側からはどちらかといえば 滝の上とか側面から見ることになる
明日はブラジル側から下から全体を見ることになる



滝の公園に入る前に昼食 アルゼンチン肉とビールが旨い



公園入り口



公園の入り口から「悪魔ののど笛」までトロッコで40分ほど
世界各国から集まっている





トロッコを降りて2kmほどの先に「悪魔ののど笛」がある
何千人の人々とすれ違う橋
この水が一気に落ち込むなんて



滝の上流を歩いていくと前方に滝が見えてくる

















圧倒的な音と水で言葉が出ない
もう疲れもふっとんだ





悪魔ののど笛



ジャングルはいろんな動植物が 「88」の蝶 見つければラッキーとのこと
又トロッコに乗りバスに乗りアルゼンチンからブラジルのホテルに帰る
ここで添乗員さんから提案があり
国境通過がスムーズのため時間があるので
予定には無い ヘリコプターで滝を上から見るという希望があれば
行きますとのこと19人全員が参加 1人140ドル




生まれてはじめてのヘリコプター
以外に気持ちがよかった







上空からの「のど笛」



周りはジャングル



翌日はブラジル側なのでホテルより滝に直行
滝を下から見ることになる



公園に入る前に昼食























2.7kmに渡る大パノラマ
日本国中の全ての滝を集めても及ばないと思う



黒い点は岩つばめ
水しぶきで合羽がいる
自然と涙が出る

さて次はオプションのボートから滝に入る



バスで船着場まで行く      全員合羽か水着になる













5回も6回も小さな滝につっこんで行く
このために防水カメラを用意していたが
合羽はまったく意味がなかった
全身ずぶぬれ

感動と興奮の滝をあとにしてイグアス空港(ブラジル)から
またリマ(ペルー)の最初のホテルに戻る
飛行時間は4時間15分
入管手続きばかりでわずらはしい



リマ空港でメンバーの一人の荷物に麻薬犬が執拗に
食らいつく カバンをかじりだす
その場でカバンを開けさせられた
日本から持ってきた肉のしぐれ煮に反応している
こいつはあとでお仕置きだろうな

ホテルに夜中の12時頃着
明日はまたリマ空港8時20分の国内線で「クスコ」に行く
5時のモーニングコールだとさ

リマからクスコまで1時間25分
クスコ(ケチュア語でへその意)は標高3400mにありインカ帝国の都であった
16世紀にスペイン人の侵略で崩壊
街の中心地の建物はインカの礎石の上にスペイン式の建物が乗っている
なんせ空港に降りたら即富士山に近い高度
高山病のおそれがあり 全員まず深呼吸 大きな声でしゃべらない
ゆっくり歩く たばこ 酒は控える



空港はすり鉢のような街の底にある
人口は30万人








同じペルーでも人種や服装など首都リマとは異なる



ペルーにはいたるところに犬が寝ている



モデルのおばさんと記念写真
1ドルで2ショット




 
元インカの「太陽の神殿」 スペイン後はサントミンゴ神殿





黒い部分がインカの礎石






有名な「12角の石」
青銅器しかなかったインカの技術
説明は日本3世のペルー人 日本語はほぼ完璧
明日のマチュピチュまで一緒
マチュピチュには5年間で800回行っていると言う
とにかくこの仕事が好きで 遠い日本から来て貰って
精一杯もてなすという姿勢
ペールーの政治から暮らしから経済など
バスの中 道の途中 列車の中
所かまわず話してくれた
 
広場に近いレストランで昼食



ギターと笛と太鼓で「コンドル」など民族音楽の生演奏





じゃがいもはペルーが原産
魚料理とマテ茶
ここでもビールとワインが旨い
インカコーラは少し甘すぎる

昼食後一路マチュプチュに向けてその宿泊地ウルバンバへ
途中3750mの峠を越えるので 深呼吸 深呼吸
峠付近で農家の家に立ち寄って民家の見学



門の上にはどの家にもある魔除けの牛2頭



家の周りは段々畑

宿泊地のウルバンバは標高3000m
ここでゆっくり高度に慣らす
マチュプチュは2000mなので今晩慣れればもう大丈夫

明るい内にホテルに着いた









スペイン風の素敵なホテル
ここで2泊する



今日はビールを控えた マンゴやオレンジジュース パイナップル
パパイヤなど果物が食べ放題
特にマンゴは特産品で安くて旨い
山盛りで売っていて一個40円
一人で食べられないくらい大きくて 熟れていた
ホテルで半分食べて 半分手で搾ってジュースにした
ガイドが日本に来たときマンゴの高いのにはびっくりと言っていた
TPPが成立したら このペルーから安いマンゴが大量に入ってくるだろう

 
写真はひき肉を野菜で巻いて揚げたようなもの
今まで行った所の食事はどこも本当に美味しい
日本から梅干や塩こぶなど持って行っていたが
まったく欲しくない

朝4時モーニングコール 朝食4時20分 5時出発
雨具と貴重品とカメラだけもって
いよいよマチュプチュだ

バスで45分のところにペルー鉄道があり
1時間30分かけてマチュプチュの麓まで行く
観光人は全席指定
マチュプチュの入り口にはそこからマイクロバスに
乗り換え30分





ウルバンバ川に沿って走る
数年前この川が氾濫して観光客3000名が閉じ込められた



マチュプチュ駅と周辺の商店



マイクロバスの終点はホテル
マチュプチュの入り口の前にあり 一泊3万円から
確実にマチュプチュを望むならこのホテルに2泊することである
ここから歩いて10分ほどでマチュプチュが見れる




さて最大の問題は天候である
果たしてマチュプチュは会ってくれるのだろうか



遺跡まで来た 全員沈黙
しかしベテランガイドは「まじめに会いにきたら 絶対に顔を見せてくれる」となんども
励ましてくれる
顔を見せてくれるまで彼は周辺の遺跡巡りに徹し 必死に説明をしてくれた
マチュプチュとは「老いた峰」の意
1911年にアメリカ人ビンガムが近くの農家に寄ったところ
そこの子供が彼を案内して 発見できた
当時は草や木に覆われ全体がつかめなかったという






1時間ほどしていると 少し霧が晴れてきた












まあこれくらいが限界か
よくここまで見れたものだ
ガイドさん曰く 乾季は霧は少ないが緑がない
今は緑が有り 今くらいが幻想的でいいのでは





太陽の神殿跡





                王様のトイレ




説明も十分聞いた
堪能したころ下山
またバス 列車 バスと乗り継いで ホテルに帰る
今日は思う存分飲めるぞ

翌朝は モーニングコール5時30分
6時50分発
バスでクスコに帰り 空港からリマにもどり
リマ市内を観光
食後 バスで高速道路8時間でナスカまで行く
ハードだろう!!



クスコの高原は酪農とじゃがいも畑が広がっている



リマ空港からバスで旧市街へ行く





下町はどうみても清潔で裕福とはおもえない



高級地にある日本大使館
この近くにテロに襲われた日本大使館がある
今は更地になり この場所に移る



貧富の差が大きいのか



旧市街地はスペイン風の建築物が残る



リマは1535年征服者フランシスコ・ピサロがこのマヨール広場を中心に
カテドラルを建てたときからはじまる
ペルーの人口2800万の内その3分の1の820万の大都市である



ペルー大統領邸(ペルー政庁)
ここにフジモリ大統領がいた
ここの衛兵はすごく気さくにバスに手を振って迎えてくれた


 
カテドラルと広場に変わったクリスマスツリー



まさにペルーの中心地
ペルーは今天然ガスや金・銀などの鉱産物などで潤い
隣のアルゼンチンなどに比べ経済の発展が著しい
生活様式もここリマではかなり向上しているようである
大卒の初任給は5万くらいだという
物価は多分日本の4分の1くらいか

この近くのレストランで食事 ペルー名物セピーチェ(海鮮料理)



人気店らしく2時だというのに次から次に客が来る





サラダはすずきを使った和え物にジャンボコーン
とコーンを揚げてかりかりさせたものと かぼちゃ
とても美味しい
メインはインデヵ米の蒸ご飯とぼらのような魚と蛸の煮物
デザートは紫ジャガイモをつかったゼリーのようなもの
ここでも完食
本当にどれも美味しい

昼食後はバスで高速道路にのって8時間 途中 晩飯 休憩をはさんで
ナスカに向かう
ホテル到着予定は夜中の12時
いまさらもう驚きもしないし 体も慣れてきた
高速8時間といえば
東京ー大阪の深夜バスのようなもの
これを今日行って一晩泊まって翌日又8時間乗って帰るようなもの
国内ならまずしない工程だ
ナスカのホテルに泊まればもうリマに帰りそのままロサンゼルスまで8時間と
成田までの12時間20分(自転の関係で帰りは長い)が待っている
いきはよいよい 帰りはなんとやら

リマの周りは砂漠である



その砂漠には 街に家を持てない人々のスラムが延々と続く





人はこんな環境でも生きているんだということもだが
草や木が一本もないという光景に衝撃を受けた


 
夜8時ころ途中で晩御飯 みんなぐったり


鶏肉を薄くして焼いたもの
しんどくても完食 これが元気の元



店の前ではタクシーが客をひらう
これはミゼットではないか


深夜12時前にホテルに到着
中庭付きの洒落たホテルだが明日も朝6時50分に出発と聞いてすぐに寝る
ペルーに来て空港やホテルなど目に付く場所の電気製品は
全てサムソンかLG 日本製品など自動車のトヨタ 三菱くらい
ペルーにしてこれだから 世界はこうなんだろうな






翌朝ホテルから10分ほどのナスカ空港に着く
着くとすぐに全員の体重測定をしてセスナ機の席順を決める
セスナは12名乗りのここでは一番大きいもの
一回のフライトは約40分
みんな酔い止めを飲む
グループは2回に分かれてフライト 先発が帰ってくるまで
なんどもトイレにいってしまった



体重測定










さあ離陸





セスナは左右の座席で見れるように旋回し
機長が日本語で「ハチドリ」です「猿」です「コンドル」です
など説明してくれるが 老人には全くわからない
目暗めっぽうでシャッターを押す
もうどうでもいいや
それよりもこの周辺の景色に驚愕した
リマから500km ほとんど木や草が無い
特にこの辺は年間雨量1mmだとか
雨が降らないから絵が消えないという



空港からホテルに帰る途中に地上から見れるという15mの塔がある
そこに寄った




この道路で寸断されている絵もある

蜘蛛の絵


セスナよりこっちのほうが良くわかる



気温は30度超えてじりじりしている
トイレにしなくても一瞬に蒸発しそう

ホテルに帰り昼食



ホテルに地上絵の模型がある
これのほうが判りやすい



昼食後一路リマ空港へ8時間

リマに着けばもう夜の9時
市内の日本料理店が最後の食事





トンカツに寿司 うどんが入った味噌汁
全行程でここが一番まずい
われわれ以外に客は無い
酒は松竹梅の一合瓶が1200円

晩御飯後リマ空港へ
夜中の1時10分リマ発ロサンゼルス行き 8時間55分のフライト
同日10時ロス発成田行き 12時間20分の地獄のフライトがはじまる

この旅は体力勝負
しかしその向こうには今までに接したことが無い
別世界の感動が得られた