四十八段 大阪歴史博物館に行く


残暑厳しいお盆真っ最中 晴天の大阪上町台地の「大阪歴史博物館」に行く
旧NHKと府立体育館の跡地を5年前に新NHKと「なにわ歴博館」としてそびえている
この近辺はAC450年頃とAC650年頃の遺跡が混在しており まさしく遺跡の上に建っていた

今回は出来るだけ遺跡を破壊しない為に 建物も帆立舟型にして 上に高くしてある

歴史館隣の「NHK」と隣は「歴史館」 つながりは球形の広場(右)
なにわ歴史館と復元された古墳時代の大型倉庫(左)




NHKの展示室には最新のTV受像機や特殊撮影など親子でも楽しめる
眼鏡なしで見れる「立体TV」もあったが 画像がいまいちというところ

さて
今回は特別展示として「大アンコールワット展」が併設され 常設展と合わせて1600円
専用エレベーターで10階まで上がると 古代フロアー
難波宮の実物大再現や人形の配置でタイムトンネルに入れる
ビデオでは新羅の慶州から難波という表示が出ていたが 解説がないので少し意味不明
難波宮跡の遺物や 宮の模型など 上手く展示されている
20点ほどの木管が出土しているが その数点が展示されている
「評」(大宝律令以前の郡」
「支多比(きたし)」(干し肉)
「伊加比」(貝の一種)
「謹啓」(元は中国・南北朝時代の公文書上申の文言)
殆どが撮影禁止の為 写せない

圧巻は暗くしてビデオを見せ 終るとカーテンが上がると 眼前には大阪城やビル群 それに眼下には
難波宮跡が 遠くには生駒山が一望に見渡せる



大阪城の横が難波宮跡遠くは生駒山 その向うには平城宮がある
   


難波宮跡



大阪城と京橋のビル群
写真はガラス越なので 反射で見づらい

9階は「中世近世フロアー」となっている
大阪城前の本願寺や江戸時代の商人の町のミニチュアでの再現はなかなか手が込んでいる



町人の町並みのミニチュア


住友の銀の精錬所の模型

生人形「池ノ坊」



展示風景

8階は「近代現代フロアー」
明治・大正・昭和の大阪の変遷を実物大の展示が面白い


大正〜昭和 心斎橋の再現展示

特別点字館は6階にある
「大アンコールワット展」
中は狭い所為か 結構混んでいる
撮影は全面禁止のため パンフレットの写真のみ

9世紀のクメール人の歴代の王朝の歴史と その建造物 の紹介と彫刻の展示であるが
ヒンズー教と仏教の像があるが その関係はどうなっているんだろうか
釈迦像があったりヒンズーの守護神など 混在している
ほとんどが砂岩とあるが やはり彫りやすく加工し易いのであろう

アンコールトムの最強の王 ジャヤブアルマン7世の像



カンボジャのプノンペン国立博物館の所蔵の中から80点の像・レリーフを展示
唇が分厚く 棗の目 とその表現は 中国や朝鮮・日本とも違う
今「千手観音」を製作中だが その原型のような像もある
釈迦の台座や光背は「ナーガ」(七頭の蛇)である
この1300円は少し高いように思う

一階の広場で 「難波宮跡と法円坂遺跡」の見学ツアーがアジ始まっていた
約20分ほどであるが 現地の発掘担当者が 解説してくれる
実は 今足元が遺跡の上です という説明から始まる
広場の一部がガラス張りになっていて 上から遺跡がみえる



そして地下一階は そのまま保存している

地下に保存されている 建物群の柱跡
光の所が掘っ立て柱を表している



「歴史館」の前の広場は遺跡のあったところで 人が立っている所のタイルの色が
少し濃くなっているところが建物があった場所を示している
 


一箇所は再現されている高床式建築物
ここはAC450年前後の「法円坂遺跡」
したがって 200年の後に同じ場所に「難波宮遺跡」が重なっている



高床式建築物の内部で説明を受ける

爆発されるかもしれない飛行機に乗らなくても
充分楽しめた

かつて日本の都が この地に有り その現物がこの様に保存され
気軽に見学出来るようにしてくれている 現代の大阪府に感謝!!

おしまい