百三十六段 さわやか瀬戸内海アイランド小豆島ツアー

小豆島は昔に一度訪れたことがある
殆ど記憶がないが最近「二十四の瞳「の映画セットの小学校の教室の窓から海の風景を
テレビか何かで見て衝動旅をしてみたくなった
行程を組んでみたが日帰りでは無理
思う所を周るには1泊でも難しい
島内の公共交通機関はバスとタクシー バスの運行本数と接続時間が繋がらない
この時期宿も思うに取れない 思案していたら希望していたコースとほぼ同じの
ツアー募集があった 行くに難儀な「映画村」も入っていた
これは渡りに船とフェリーに乗った


 深夜の三宮 土曜とあって人で混み合っている
この企画 5~6回の募集があったが平日開催日は3000円安い
そんなこともあって平日は全て完売 土・日しか空きがなかった

小豆島に行くには三宮・日生・高松・東高松・岡山・宇野・姫路からのフェリーに乗る
以前行った時は日生からだったが今回は神戸三宮フェリーターミナルのジャンボフェリーである


三宮駅前ミントバスターミナルから深夜1時発のフェリーの為にだけの専用バスが23時30分発で1本だけ出ている
乗り遅れたら徒歩(1.7km)かタクシーである
時間近くなると どこからかどっとバス停に人が集まった
乗り切れないほどの数 運転手がもっと詰めてくださいと連呼
なんとかすし詰め状態で発車 京都の観光シーズンのバスを彷彿


受付で添乗員から乗船券・指定席券(らくらく席)・さぬきうどん無料券を受取 乗船
総勢34名 殆ど女性(若い女性も多い)

「らくらく」の下のランクはフリー席で 居場所を指定されない 金次第である
「らくらく」と言えども上に向いて横になれる程度(床の白と黒が境界) 枕も無く床も堅い
これは寝れそうもないと覚悟した ごろ寝スタイルがこの国のフェリーでは一般的 前回の新サンフラワーは特別

航路は三宮港から高松港(香川)に寄港して小豆島の坂手港に着く
行きが6時間半で帰りは3時間半なので何故かなと思っていたが
上の図で納得

5時頃高松港に着いた 全く寝れない 腰や背中が痛い
高松港で車や荷物の上げ下ろしで40分ほど停泊

屋島を見上げ 暫くすると日の出



定刻7時15分に坂手港に着く 入れ替わり神戸に向かう客が乗り込むと5分後に離岸した

今回の観光地
バスは40分ほどの「エンジェルロード」に向かう

展望台より弁天島
エンジェルロードは潮の干満で小島に渡れる路が現れれたり閉ざされたり
勿論日によって現れる時間が違うので 土庄町(とのしょう)のホームページには毎日標記されている
当然それに合わせて訪れる人が多くなる
幸いにもこの日は午前中が干潮である
天気良し大干潮で路地の幅も広い


振り返ると予約しょうとして止めた旅館やホテル この時期普段の3~4倍になっていた

弁天島の突き当りには願い事のお札が
その先は無いのかと思っていたら 添乗員が以前はこの先2つの小島(中余島・大余島)が続いていて
歩いたのですが という 禁止にはなっていないが崖崩れがあったとかで雰囲気的に行き辛い
殆どの人は引き返す じじいともう一人の男性が島の後ろに行く

島は砂岩だろうか ぼろぼろとした感じ

流石に誰もいないと気持ちが悪くなって弁天島まで引き返す

砂州から見た展望台

ここから10分に土淵海峡がある
何でも世界一細い海峡でギネスにも掲載されているらしい

なるほど小豆島は幾つかの島で構成されているんだ
少し調べると小豆島は日本書紀には「阿豆枳辞摩」と記されているらしい
島の面積は日本で21番目の大きさで153平方 淡路島の約4分の1
現在小豆島町(人口15326人)と土庄町(12864人)の2つの町で構成されている
昭和40年ごろの人口からすれば半減している

土庄町役場分所に停めてと
すぐ目のまえにりっぱな目印

こんな所 他にも宮古島の下地島と伊良部島も細い海峡があった
ギリシャのエーゲ海とイオニア海を結ぶ海峡(コリントス地峡)もすごい細くて絶壁だった
でもこれは運河として人工の物だ
いずれにしても海水が流れているんだ

ここから30分ほどに道の駅「オリーブ園」がある

オリーブ記念館内は土産物とオリーブ園の歴史とコーヒーとソフトの店 オリーブソフト300円 旨かった

撮影用の「魔女の宅急便」「ほうき」の無料貸し出しもここ

オリーブ色のポスト

これで海の色がエーゲ海ブルーだったら正しくギリシャだ

新漬けオリーブの試食会で行列


この周辺には「ほうき」を持った人たちがうろうろ
皆「ほうき」に跨って飛び上がって写真を撮る
ストーリーを知らないじじいにはボランティアの清掃隊に見える
でも多くの中国人らしき人がわいわい言って飛んでいるということは台湾か本土か
しらないけれど彼らも知っているんだ

今日は日曜日で特別催し「オリーブ収穫感謝祭」 ラッキー!
10時から開始 並んで名前と都道府県名と人数を書けば オリーブが20ヶほど入る透明の
ビニールの袋が配られそれを持って赤いテープの貼っているオリーブの木の下に行って
黒く熟した実を摘まんで一杯にする

一杯になったら係員のいるテントに持っていけば「新漬けオリーブ」1袋(600円相当)プレゼントされた
出発を予定より10分遅らせて皆オリーブを手にしたようだ

山道を30分ほど走るともう「寒霞渓」ロープウエー乗り場
この繋がりが路線バスではこんなにスムースに行かないのだ
ここまで全部路線バスなら もうフェリーの時間を気にしながらの旅となる

11月中頃には一面の紅葉になるという じじいもその頃を狙ったが多分 船・宿・バスとても動きが悪いだろう
添乗員も紅葉の時はこのロープウエーも1時間待ちですと言う


乗っている時間は5分  帰りはバスが車道を上がって来るのでロープウエーは片道だけ


第2展望台
「かわらけ」をするのは殆ど中国語の人達
5~6人のグループが輪に入れようと何度もトライ びっくりする様なはしゃぎぶり
爆弾で日々殺されている所もあればこんな所もある 地球は広い  

何ヵ所か展望台がある
展望台で少し早めの昼食弁当とお茶が配られた 不味いはずがない

鷹取展望台からの景色

上の写真の右中ほどに有るのが鷹取展望台

目も腹も満腹 最後の観光地「二十四の瞳映画村」に向かう

光る海

 
海水を引き込んで鯛を放している





実のところ この小説も映画も見たことがない
しかし一度は訪れたいと思った

そうだ この景色だ

(こんな景色のところで勉強していたらもう少しましな人間になっていたかも)
よくこんな場所を見つけたものだ




館内は撮影禁止
壺井栄は小豆島の出身なんだ

おお 市川雷蔵だ
子供の頃のチャンバラの主演役は必ずアラカン(嵐寛寿郎)の鞍馬天狗か雷蔵の眠狂四郎である
柴田錬三郎はこの頃から活躍しているんだ

白黒の「ゴジラ」は今でもはっきり覚えている 衝撃的だった
ゴジラを見たのは小学校1~2年の頃だと思う
余談だがじじいの子供の頃 両親は駅前の小さな薬局を営んでいた
その頃 映画は全て顔パスだった
というのは 店の2軒隣が映画館である 映画館の従業員がしよっちゅう店に遊びに来ていた
「ぼん 映画を見たいときはいつでもおいでや」と言われ 見たい映画は全部顔パス
映画はテレビのない時代の最高の娯楽だった
いつ行っても超満員で立ち席は勿論 通路まで塞がっていたことがある
封切前には出演者がオープンカーで映画館に挨拶に来る
駅前は大勢の人で動きが取れないほど
香川京子や小林桂樹など覚えている
子供ながらにこの世の者とは思えないほど美しいと思った
映画館からは毎日3人娘(美空ひばり・江利チエミ・雪村いづみ)の曲が交互に大音響で流れてくる
「少年ケニア」「山椒大夫」「ビルマの竪琴」「路傍の石」「鞍馬天狗」など今でも覚えている
中でも「ゴジラ」は円谷監督の特殊撮影は衝撃的だった
あの大阪城が踏みつぶされるのも衝撃だった
怪獣が口から火を吹くんだ もう最高 あんぐり
ここはそんな昭和の真っただ中 タイムスリップだ

これで全ての観光は終了
映画村から坂手港までバスで15分

就航1周年記念の新造フェリー船

日曜日とあって家族連れが多い

うどん券でオリーブ入り讃岐うどんを頂く

明石海峡大橋も通過
好天に恵まれ楽しい0泊2日の旅でした