百二十一段 丸の内静嘉堂美術館・佐倉国立歴史民族博物館・川村記念美術館
と新勝寺を巡る



成田空港の近くの街に私用で行った
ついでに以前から行きたかった佐倉市にある国立歴史民族博物館とDIC川村記念美術館と成田山新勝寺に行き
成田空港から関空に帰ろうと思い飛行機を予約した
ところがその後TVの美術番組で世田谷にある「静嘉堂美術館」(岩崎彌太郎とその子小彌太収集)が丸の内の明治生命館1階に移転され
その記念として12月23日まで国宝の曜変天目3つのうちの1つや他の国宝・重要文化財などが展示されると
知って急遽成田から東京駅まで行くことにした 肝心の私用はその後になってしまった
*曜変天目については「つれずれ118段」参照



1日目

 
LCでJETSTERは初めて乗った 全く問題は無い
ただ 成田は広い 鉄道・バス乗り場までが長い
JETSTERは第2・第3ターミナル駅である
JRの快速で東京駅まで行く
久しぶりの東京駅 今迄建築物としての価値など考えて観たことがないが
素晴らしい建築物だ

さてと 丸の内の明治生命館は南口から徒歩5分とあるがビルの谷間
何人かに聞いても誰もしらない
守衛さんらしい叔父さんに聞いていると後ろからおばさんが「私も今から行くから付いてきてください」と声がかかった



会場の入り口の横には長い列が出来ている
係員が「今は14:00からの予約の方を案内しております」
という
そうなんです 入場するのに1時間単位で予約が要るのです
NETで予約していた(1500円)
案内してくれた叔母さんは「株主優待券」(三菱系の会社)を持っていて優先で入場していった
実はNETで予約した後 近所の知人にその話をすると「え~私は毎年優待券を貰っているんですが行くことは無いので
捨てています」と優待券を見せてくれた あ~あもう少し早く会っていたらと2人で大笑い

中はもっと混雑

写真撮影は展示物は出来ない
お目当ての曜変天目は小部屋の真ん中にガラス箱に入っていた
周りは人の群れ 頭ごなしに覗く 他の2つの天目より模様がはっきりしている
自分も頭を動かしていろんな角度から色の変化を確かめる
熱気で汗が出る さんざん見た 他を見ようも展示物の前から人は動かない
入るときは1時間で区切っているが滞在時間に制限が無いので
結局前の時間帯の人やあたらしく入って来た時間帯の人が溜まる
入れ替え制でもしないとそりゃ無理だ
遠くの方で国宝の「俵屋宗達 源氏物語屏風」が見えている
重文「尾形光琳 住之江蒔絵硯箱」は目の前で見れた
下3枚の写真はNETから掲載

以前に正倉院展に毎年出かけていたがこれと同じ光景
入館する前にその年の展示物カタログを買って列に並んでいる間に見たいものを決めておく
全部見ようと思うと1つの展示物に数10分かかる
それにしても狭い会場によく入れたものだ

(パンフレットより展示作品)
土産会場もレジに人が並んでいる

名前は忘れたが日本の陶芸家が曜変天目に挑戦して成功したと聞いていたがこれだろうか
予約済みで198万円となっていた(本物は値段がつけられないだろう)
汗だくで会場から離れた

駅に戻るまでの丸の内界隈
写真だけ見れば日本とは思えない
再び成田方面に帰り用事を済ませてJR佐倉駅近のホテルに向かう

コンビニでのリ弁と茶を買ってさっさと寝る

2日目

朝は「ご飯はお茶碗ですか丼ぶり鉢ですか」ときかれ「丼ぶり鉢で」と言った

 
駅前からDIC川村記念美術館までバスが出ている(DICとは大日本インキ株式会社)
9時20分発に乗ろうと9時5分頃駅に近づくとバスが来ている しかももう動き始めている
大きく手を振ってバスを止める

「すみません 美術館ですね」と聞くと運転手は機嫌悪そうに答える
京成佐倉駅から来ているので乗客はほぼ満席
それもみんな若いサラリーマン風 それもみんなパソコンやなんか難しそうな本を読んでいる
美術館は9時半からなのでこのバスは一番バスのはずなのに(専用バスは1時間に1本でている)

ひょつとして美術館の近くにDICの工場か何かが有ってそこに行く従業員用バスかな
とか 不安に思い乍ら佐倉の郊外に出た 30分足らずで美術館に着いた

受付の女性に佐倉駅9時20分発ではないのですか
5分に来たらもう動きかけていましたと言うと
いいえ美術館着が20分なので今日は少し遅れていますよという
又やっちまった 出発と到着時間を間違えているのだ 早めに駅に行ったもんだ
降りたのは3名程 残りのサラリーマン風の方々は隣にあるDIC総研究所の職員だ
どうりでみんなインテリぽい
この美術館とDIC総合研究所は3万坪もある同じ敷地内にあるらしい


撮影はエントランスまで

建築美術金賞


ルノアール「水浴する女(1891年)」
ルノアールの女性が一番いい
遠くに掲載されていてもすぐにわかる
「ピアノを弾く少女」は完璧だった
絵具で何故あんな透明感がだせるのだろうか
今回時間をかけて鑑賞した 
皮膚の下に静膜血管が細かく書かれている
全身に描かれた細かい青い静脈が皮膚の透明感を出しているのだ
一見 ただ白い肌の裸婦なんだが他の画家とは全く違う 

これも一目でレンブラントと判る作品
レンブラント「広つば帽子を被った男 1645年)」
 首のレースの細かいこと

シャガール「ダヴインチ王の夢 1966年」
このへんから判らなくなる

「ロスコルーム」4枚の絵の真ん中に長椅子があり 座って鑑賞する
足の疲れも有って長く鑑賞するも 4枚の窓か扉にしか見えてこない

「マン・レイ  オブジェ」パンフレットより

半分以上が現代絵画・新鋭の画家の作品が多く絵葉書を買って掲載するまでにも至らなかった
現代アートとか抽象画とか よく理解できない 多分 頭で理解しょうとするからだろうな
芸術は感性なんだ!
それにしても多くの監視員と美術館員と1時間おきのバス送迎と広い庭と館の管理と
1企業がやるには相当負担だろうなと思った
風も無く快晴の庭を散歩した

人工の絵画よりやはり自然が良い

周りに誰もいないので己の影で一緒に映りました

夏は睡蓮でも咲くのだろ そう言えばモネが一点あった

ベンチで日向ぼっこをしてバスを待つ
研究員さん頑張ってね

バスは京成佐倉駅まで行く
国立歴史民族博物館は京成佐倉駅から徒歩20分足らずの佐倉城址跡に立つ



展示会は第一(先史・古代)第二(中世)第三(近世)第四(民族)第五(近代)第六(現代)
の6会場がある
会場の殆どは地下1階・2階にあるようだ
第一の入り口から圧倒される展示物 ふんだんに実物大のフィギアーが並んでいる

甕棺墓 赤ちゃんの人形が入れられていた

集団墓地

あちこちで映像の説明
第一だけで優に2時間過ぎた


展示物の圧倒的な量と質の高さに流石に国立だと思った



鎌倉殿を上空から見たジオラマ

中世くらいまで流し見したがとても見切れない
第一から第六まで通路は4kmあるとの事 歩くだけでも1時間 詳細に見ていると
これは1日掛 か何度か足を運ばないと見れない
途中で会場からぬけ 駅まで歩き京成佐倉から京成成田駅まで行く





駅から寺までの門前町通りも結構な距離 15~20分かかるだろうか
しかし参道の両脇には土産物や食処が並んでいて結構面白い



以前 長谷川等伯作品の宝庫 京都七條の総本山智積院に行った時
その精悍さに驚いた 末寺に成田山新勝寺や川崎大師平間寺・高尾薬王寺があると知って
さらに驚いた

もう足が動かない
JR成田から成田空港まで行く
帰りはLCのPEACH 乗り場は成田第一ターミナルである
関空まで最終便の20時30分しか取れなかった
足が動かないので空港で休もうと18時に着いた
発券は19:00 
第一ターミナル南口は海外の到着口もある
「YOUは何しに日本へ」をマネて 出口で海外組を見ていた

家族連れが並んで写真を撮る

到着ボードにはシンガポールやタイペイ・タイ・ソウル・サンフランシスコが多い
1本だけ上海があった(当分中国からは望めないだろう)
国際結婚で帰国する家族を迎えるじいさん・ばあさん
恋人を迎える若いカップル
若い白人女性2人は迎えの友人に会えなくてスマホで必死
TVで見る光景だ
でも空港から電車・バスに乗るのに日本人でも混乱するのに外人にはかなり難しいようだ
特に乗る飛行機に寄って空港が違うのは困ったことだ
第一と第二・第三ターミナルは電車で1駅違うのだ

結局 強風で20分ほど遅れて出発
関空に降りるとPEACHは第2ターミナル
長い廊下を橋って連絡バス乗り場まで行く
第1ターミナルで最終の特急券を買って乗り込む
電車が出る頃 後の連絡バスや外国人は乗り遅れホームに残った
帰宅は12時を大きく過ぎていた

バタバタの旅でしたが 最近の首都の空気に少し触れて
たまには良いもんだと思いました いい旅でした