百二十七段 国定公園大雪山の紅葉巡り
北海道は九州の2倍の面積である
札幌と知床に行ってこれが北海道だと思うのはニューヨークとフロリダに行って
これがアメリカだと思うのと同じである
とは言え関西からは遠い
若い頃リュックをかついで一ヶ月利尻・礼文・サロマ湖・摩周湖・洞爺湖・層雲峡・札幌
など周りその後も数度行くがとてもその全魅力には追いつけない
今回ツアーで大雪山の一部の紅葉巡りに参加した
殆どが60歳以上のカップルや親子・1人旅など総勢17名

集合場所は9月29日の8時 ホテルニューオータニのロビーである
周るコースは以下である

宿泊地は札幌(ホテルニューオータニ札幌)
旭川{アートホテル)
十勝川温泉(ホテル大平原)
今回は全体のスケジュールに疑問もあったが予てから計画していた所が
ほぼ網羅されていたので参加した
1日目
立て続けの台風で気を揉んだがいい塩梅に雲一つ無い好天気になった 少し暑いが
飛行機は伊丹15:20分発
昼からなので楽だが自分が企画するならまず乗らない時間帯

席は満席だった
千歳空港からはJR線「快速エアーポートライナー」が15分おきに出ている
料金は1150円である 高いなと思ったが千歳と札幌は結構距離があるんだ
快速でも40分かかる これは大阪~京都間に匹敵する
それにしても少し高すぎで
ないかい(因みにJR大阪京都間570円)
札幌駅に着くと18時過ぎていた
流石に200万人の大都市 この時間はどこも混雑

ホテルはテレビ塔の近くである(南口)
ところが駅前に立つと林立する高いビルでテレビ塔が見えない


数人に尋ねて何とかホテルに着いた(下の写真)


夕食はホテルのレストランで用意されていた
なんと牛肉丼
すみません哺乳類をいただきます(やっぱり美味いな~)
飯を食ったら少し街の散歩
歩いて5分ほどにテレビ塔(高さ147m)があるので上がることにした
札幌は何度か来ているがテレビ塔に上がったことは無い


3階までは無料で展望台(90m)までは1000円
函館の夜景は雨で見れなかったが札幌でかたきを討った



大通り公園はベンチにはペア―が並んで座りあとはスケボー公園
今年は雪まつりもあるらしい
少し遠回りすると「時計台」がある

完全にビルに埋没していたが夜の照明時に来たのは初めて
2日目
6時半にビッフェ パイナップルにたっぷりのヨーグルトをかけ スープカレーも美味かった


朝 ロビーで添乗員と今回の他の客と初対面(17名)
これから3日間のバス旅行が始まる

札幌から高速道に乗る
トイレ休憩は岩見沢のサービスステーション



滝川で降り富良野マルシェ(駅の道)のような場所(JR富良野の近く)
ここで買い物と適当に食事をしてくれとのこと

メロンパフェ(800円)が美味そうだったので食べたが
まだ食い足らなくて生キャラメルジエラート(400円)も食べた


アイスで腹が一杯になったところで
美幌の「青い池」に向かう
青い池はその名の通り池の水がアルミニウムを含んでいるので
青く見える
美幌川の砂防ダムを作ったところ溜まった水が横の森にはみ出して
出来た池で水没した木立も枯れ自然の趣を出している
プロのカメラマンが撮影して一躍有名になった

川上には後ほど行く「白髭の滝」と「白金温泉」がありその先は十勝岳展望台である
自分で立てた計画ではこの温泉と十勝岳展望台と青い池のバス時間が上手く繋がらないのだ




素人がふらっと来て撮るのはこんなもの
下は空港に貼っていたプロのポスター(撮影者は不明)

ここからバスで5分の上に温泉街と滝がある

白金温泉街
添乗員に立ち寄り湯の時間はないですかと聞くと一言「ありません」 残念!!

十勝岳からアルミニウムを含んだ美瑛川の上流の伏流水「白ひげの滝」

十勝岳・美瑛岳

美瑛川
さて今日のメイン
旭岳に向かう
その前に美瑛町の田園にある「ケンとメりーの木」に寄る
若い人は知っているのかな
自動車のコマーシャルで有名になったポプラの木
バスガイドの話では樹齢は180年くらいだそうだ



大雪山国立公園旭岳(2291m)のロープウェイで1100m地点から1600mまで上がる


ロープウェイ乗り場 旭岳の頂上が覗く










左端の「姿見駅」から鏡池と擂鉢池(通称:夫婦池)をぬけ噴気孔の下の姿見池から駅迄の一周約1時間のコースを歩く








皆 大満足で下山した


バスは北海道第2の都市旭川へ
第2といっても33万人である一番の札幌とは大きく下回っている
いかに札幌に人が集中しているかが判る
旭川の中心地にある「アートホテル」



ホテルのホテルの外観も良いが施設も充実しているし何といってもビッフェの内容が良いし旨い

夜のビュッフェの旭川ラーメンとアイスクリームと野菜が滅茶美味かった

(NETより)
スパも清潔感がありサウナやバブル風呂など気持ち良く入れた
アートホテルでNETで調べるとウイクリーマンションの会社がホテル部門で全国に100箇所ほど
ある 亀の井ホテル等全国の倒産ホテルの居抜きが多い
だがサービスの質は素晴らしい
いつかアルゼンチンの氷河湖の畔で同じ名前のホテルの泊まったがそこも素晴らしかった
やはりアートをコンセプトにしているのが判る
なんちゃらアパとは随分違う
3日目

朝7時半出発なので6時半に朝食
昨夜と違う叔母さんに又旭川ラーメンを頼んだ

7時半に出るが丁度朝の通勤時間帯小さい待ちながら渋滞
これがのちほどトラブルに

旭川送電所のある山
この山の麓に旭川動物園がある
道は層雲峡温泉街を通過し大雪山高原レイクサイト巡りコースと銀泉台に向かう
層雲峡温泉の前後は紅葉と多くの滝を含んだ風光明媚な所だが紅葉には少し早いようだ
それに新しい道路が出来てバスは殆どトンネルと言う新道路を走るので
景色は望めない


50数年前リュクをかついで訪れた際は紅葉の真っ盛りでレンタサイクルで紅葉と滝を楽しんだ

大型車からマイクロバスに乗り換える


ここから先は期間中シャトルバスでしか入れない
団体はマイクロバスでシャトルバスについていく
そのシャトルバスは1時間に一回30分ほど離れた高原温泉前に行く
温泉前からも1台シャトルバスが降りてきて途中で交差する
車一台しか通れない細い道幅なので一ヶ所以外は交差出来ないのである
車の多いシーズン中は駐車場の制限もありこの様である
ところが我隊は8時45分の入山に間に合わなかった9時15分に着いたのだ
次は9時45分である
30分ほどマイクロバスの中で待機
バスの横で鹿の親子が草をはんでいる

マイクロバスの途中30代の女性の山のガイドが
高原沼コースは往復4km弱で3時間かけて周ろうとする計画だったが
入山時間が遅れたため2時間で周らないといけません
途中から結構きつい坂もあり自信のある人以外は途中で引き返したほうが良い
と言い出す
なんじゃそら
とりあえず中ほどまで歩いてその場で行く人は行く帰る人は添乗員と引き返すとなった

このコースは北海道でも1番熊の情報の多い所


熊に出くわした時のレクチャーを受ける
域内では絶対食物を残していかない
大きな声で喋ったり鈴を鳴らす
襲われたら腹ばいになり首と腹を守る


添乗員に沼迄行って帰ったらこの温泉には入れないですねと聞くと
2時10分のシャトルバスに付いていくので無理ですという
さあ紅葉を取るか温泉を取るか
とりあえず中間点まで歩く








熱水が吹き上がっているところが中間点
この辺が一番紅葉も盛りのようだ
温泉に決めた


1時間程 紅葉の中 湯を楽しむ 高原の風が爽やかである
お風呂から上がると残り組だけで同じ宿で用意された食事をする
残り組の人は男性では温泉にも入る人は他にいなかった 女性で1人おられたようだ
沼組になんかトラブルが有って少し遅れるらしい


きのこ汁が最高に美味かった
スーパーで買うのと香りが違った
食べ終わったころ沼組が帰って来た
なんでも2名の靴の底がぬけて応急処置をしていたらしい
そう言えば前回北海道を周った時に靴の底がはがれ紐を買って縛って歩いた
今は旅の祭には必ず靴紐を持っていく
沼組は必死に昼食を食べてバスに戻って来た
帰りもシャトルバスの時間が決まっているので2時10分に遅れると3時10分だ
下まで細い未舗装の道路で40分がたがたで埃がもうもうと立つ
なんとか元の観光バスに乗り換えた ほっとする
トイレをしてすぐに次の銀泉台まで行く
4~50分バスは走った
山の陽落ちは早い
着いた頃は山影が多く写真的には無理だ




赤岳登山口から銀仙台第一展望台で引き返した
もう光が無い
トイレ施設のところまで降りた所で山のガイドとお別れである
ガイドの挨拶で大憤懣と大泣き
「こんなタイトなスケジュールではガイドはできません 帰って会社に報告して改善してもらいます
本当に皆さん御免ね 3時間を2時間でせよと言われれば2つの沼も1つしか行けないし思い切り本気で歩いてしまいました
こんど来られるときは楽しく歌でも歌いながら登りましょうね」と言って
おいおい泣き出す 皆かけよって慰める
白金温泉には入れなかったが絶対入れないと思っていた高原温泉に入れたし
ただ時間制約があるにもかかわらず旅行会社や添乗員のミスだと思った
ヒグマ情報センターで沼のポストカードを買った

この沼はどこですかと聞いたが係の人は知らなかった
緑沼に行った人の写真を見たがどうも違うようだ
沼周辺の紅葉の時期は終わっているようだった
あの熱水の噴火口あたりがやはり最盛のようだ
バスは三国峠を越えて十勝平野に入り今日の宿十勝川温泉にいく
時間が早ければこの峠の周辺も美しい紅葉が観れただろうに少し残念
温泉宿には19時頃着いた
一風呂浴びて食事だが又ビュフェである
コロナ後この形式の宿が増えた 気楽と言えば気楽だし
好きなものが食べられるがあまり旨いと思ったことがない
昨日のアートホテルは美味かった



しかし文句を言いながらもよく食いますね
十勝川温泉はモール(ドイツ語で泥炭)温泉で有名 古代の植物の有機物を多く含み大概コルタールのような色や匂いがある
バスガイドがしきりにドイツと日本の十勝川温泉だけしかない貴重な美人の湯ですと何度も何度も言うので
言ってやろうかと思ったがやめた
今では日本のあちこち仁モール湯が有り東京でも一般の風呂屋にもあるという
昨年行った「温泉紀行その26」では鹿児島の鶴丸温泉のモールはコーヒー色だった

色も臭いも薄めだがいいよ加減でやはり肌がすべすべする(写真はNETより)
4日目
朝8時出発というので6時に風呂に行き7時にビッフェ朝食

昨夜星空を観ようと思ったらなんか霞んでいる
朝窓からみると霧がかかっていた 近くの十勝川のせいもあるんだろう 残念
高速に乗り途中占冠村のサービスに寄る 又ソフトクリームじゃ

食うんかい

遠景に星野リゾートのトマムタワーが見えている
一度倒産して星野が入り今は中国資本だとか
夕張のメロンハウスの横を通り千歳に向かう
十勝平野は広い

北海道は何度来ても良い
日本で一番早い紅葉が見れて満足でした
了