百二十二段「津軽・下北・男鹿ぐるりみちのく3大半島12秘境大周遊7日間」

2019年10月15(火)~21日(月)
大阪ーー名古屋港ーー仙台ーー
なんとも大見えを切ったタイトルである
前回個人で東北の内陸部の温泉を巡ったが海岸線は行けていない

1週間ほどの予定で観光地を繋げてみたがとても無理
その理由はなんせ東北は広い 岩手県だけで四国4県の広さ
公共交通が発達していない 季節要因が強い(青森の先では10月一杯で終了する)
ふといつもの旅行会社のパンフに目をやると思い描くコースがピッタシのツアーがある
思わず申し込んでしまった



京都駅前15:00時集合
5~60人人が集まっている これがまさか自分のツアーの同じメンバーとは

バスは3台来た 神戸・大阪・京都の客を集めて総勢103名
こんなに多くのツアー客と行くのは初めて みんな不安そう

添乗員は女性3名で各バスに乗っている
17:30分名古屋港に着く



一見チャラそうに見える女の子だがなかなか明るくてしっかりしている
彼女が作ってくれた地図


1日目

19:00発名古屋港から小樽行「太平洋フェリー」で途中寄港の仙台まで行く
案内書を見てはじめて知ったがこの旅 とにかく安いとあって人気があるようだ
同じフェリーを使い北海道1週8日間も同じ料金 これも人気のようだ

しかし夕食はほとんど自由食 ホテルは全てビジネスホテル
まあこんな旅も経験・経験

船は定刻に出た 2日前の関東・東北を襲った台風19号で催行も危ぶまれたがなんとか出航である





B寝台(特級は往復で2万円プラス)だが飛行機に比べりゃ足を伸ばせて楽なもんだ





夕食は乗船前に買ったサンドイッチを頬張る
仙台には明日の16:40分着
ということは明日の朝食と昼食とは船内で自費で夕食はツアーで出るらしい





朝食は和・洋のビュッフェで1100円
昼食の分まで思い切り腹に詰める



我らの「きそ」と小樽からの「いしかり」とがすれ違う 向こうからも甲板から手を振る多くの乗客が確認できる

夕方仙台に入港 携帯は使えないし(WI-FI料を払えば使用可)兎に角長い ここまでほぼ24時間
船は仙台港で荷物や客の乗降作業をして19:30分小樽に向け出航し翌日11:00に着く
値段が安いので北海道の温泉巡りにと思っていたがこれは少し考える(LCCも安いが飛行機はね~・・・)

仙台港には現地の3台のバスが迎えに来ていた
久しぶりにバスガイド(孫の話が多い)が付く
東北のバスガイドはわざと東北弁を入れておもしろくしゃべる

仙台港からバス3台で30分ほど走った「牛タン屋」で夕食


ここの牛タンは柔らかくて美味かった
103名が一度に入店しても手際よく温かいのを運んできて素晴らしい
でも混雑ぶりでビールを頼む気はしない
(バスに乗る前に近くのコンビニでホテルで飲む心算の缶ビールとおつまみを買った)

食事を終えると再びバスで1時間半ほど走り宮城県から岩手県の玄関一ノ関駅前のビジネスホテルが今日の宿となる
一ノ関から2つ目の駅が平泉
前回の個人旅ではここからバスで厳美渓に行き須川温泉まで行った

2日目

宿泊はバス3台が別々のホテルに分宿で一安心
でもやはり朝の限られた時間内でのビュッフェには食堂の行列に悩まされる

この日から連日バスの走行距離が300km以上である
その為連日7時~7時30分の出発j時間である
朝食も6~6時30分である

一ノ関から海岸に出る
前回は一ノ関から石巻にでて仙石線に乗り南下した
今回は行ってみたかった氣仙沼に出てリアスラインを北上する


昨夜のホテルでの報道で台風被害にあふれていた
どうやら今日予定の「三陸鉄道(晋代~久慈)に乗る」が中止らしい
地震後線路を盛土にしたのだがその盛土が今回の大雨で流されたようだ
復旧のめどは立っていない

誰も文句の言いようがない(後日運賃600円が返金された)

とりあえず今日の行程の最初 気仙沼を超えて碁石海岸(大船渡市)

新しい道路が次々と完成していて 主要道路のほとんどは海岸の街を見下ろせる高台を通っている
従って三陸鉄道は海岸線を走ることが観光の目玉としているので 変更できないというジレンマがある






監獄のような防波堤と空地が目に付く
道路と共に家は高台に移行している
見た限りは震災の面影は薄くなっている





高速道路の遠くに釜石の「ラクビー会場」が見えた

宮古まで行く
「浄土ヶ浜」である



ここから山に入る
「龍泉洞」に行く
ここも洞内の増水で観光が危ぶまれたが昨日から再開したとか

途中自衛隊の車に何台もすれ違った(ご苦労様です)
この近辺で被害があったのだろう





この村の道は泥の痕跡があり右の車の奥に砂が積まれている
橋の欄干には草木が絡まっている
後ろの小さな川が氾濫したのだろう

浄土の後には廃土があった

大雨で幹線道路が通れなくバス1台がなんとか通れる道を2時間近くかけ
「龍泉洞」に着く










    ラズベリーソフトを食べていると何人もの人が美味しいですかと聞いてくる
「う~ん バニラにしておかれたら」と言う

再び山手から海岸沿いに出る
ここから久慈まで三陸鉄道の予定だった
とりあえずバスでNHKの朝ドラで有名な「久慈駅」を見学することになった



最近震災から復興して全線開通したところなのに
又今回の被災・・・・ 
利便性だけの追求ではなく人の命を守る本物のノーベル賞はないのだろうか

今日の観光はおしまい
これから約2時間北上して青森県八戸のホテルに向かう



3日目

八戸は青森で2番目に大きい街とか
ホテルを7時30分に出てさらに北上
野辺路から下北半島の海岸沿いを恐山まで行く

途中トイレと土産物センターに寄る




恐山 三途の川  奥は宇曽利湖






ややや ここに夢に見た温泉浴場がある
ご自由にお入りくださいとある  ラッキー!

他の客はバスガイドについて地獄めぐりをする
ここでの所要時間は40分

朝も早いのか誰もいない




硫黄の臭いがきつい 水が出ぱなしだったのでいい温度で入れた
もうここに入れただけで今回の旅は儲けものだ
恐山どころか嬉山だ
あとでガイドに言うと「まるもうけじゃ」と笑う
103名の内 湯に入ったのは1名だと思う

服を着て皆の後を追う



さすがに宇曽利湖の際までは行けなかった



ここにはいくつかの浴場がある

バスに戻ると座席に今日の昼食がおいてある
車内食である



雲丹とイクラ弁当


海岸線をさらに北上して本州最北端の地「大間崎」


対岸は北海道  一番端は恵山  津軽海峡は青かった



大間崎灯台の向こうは函館



大間から細い細い海岸線を走って「仏ヶ浦」に行く船着き場佐井港に行く
下北半島はそのほとんどが100~200mの絶壁である
したがって道や港は崖にへばりつくようにある
確かに漁業と観光しか生きるすべはないように思える



船は30分 石灰岩が露出しているんだ



本来個人客は佐井港に戻るコースしかない
したがってまたぐるっと八戸方面にもどらないと青森に行けない

しかし団体は30分ほど先の脇野沢港に向かう
脇野沢港から津軽湾を横切り津軽半島の蟹田港まで行ける(津軽下北ライン)

大幅な時間短縮が出来る





平館海峡(下北半島と津軽海峡の開口部)
青函連絡船の海路だった

1時間ほどで対岸に着く
明日は大雨警報がでていたがぼちぼち怪しくなる

蟹田港から青森市まで1時間近くでビジネスホテルに着く
焼酎かっぱらって早く寝よう

4日目

朝から雨
今日は昨日通った道を戻って津軽半島の先端竜飛崎まで行く
そこから秋田まで海岸線をひたすら南下である



♫ ごらんあれが竜飛岬 ♫ と碑の前の赤いボタンを押すと歌が流れる



よくできているな~




竜飛港までは日本で唯一の階段道路国道339号線で降りれる



この下を青函トンネルが走っている


トンネル関係者で賑わったこの近辺の村々も今は人も減りひっそりとしている

我々はひたすら雨の中 秋田へと南下する
日本海側の海岸線を走る




以前「不老不死温泉」に行くときこの道を通る
千畳敷海岸は車中観光だったが今回は停車

「ライオン岩」は良く出来ている

五所川原から能代までの五能線が横を通っている
丁度列車が来た 車内からも大勢が手を振る
三陸鉄道がだめなので今同じように海岸線を走る五能線が人気沸騰中とか


バスに乗ると座席に「太宰弁当」が置いてある
今日も車中食である


 
太宰は五所川原の生まれだ

一番下はハンバークかと思いきや海藻(若おい)に包まれたご飯
やたらと飯が多い



能代の手前青森県と秋田県にまたがって世界遺産「白神山地」がある
その入り口にある一二湖に行く








 ここでの紅葉を期待していたがまだ少し早いようだ
昨夜の天気ニュースでは青森でも昼間は16℃前後夜は8℃ 無理なんだ
関西地方は上25度 下16度となっていた

能代から最後の半島巡り男鹿半島に向かう

個人旅行の温泉巡りでは秋田駅のホテルから 
朝早くに男鹿線に乗り男鹿半島をバスで横切って男鹿温泉に入ったが
そこから車で10分ほどの入道崎には行けなかった
そこまでのバスの便の時間がないので断念した

今回 車の使わない個人では相当苦労が必要なポイントに要領よくまとめてくれている
走る行程は厳しいが


入道崎からの夕日は素晴らしいときいていたが夕日は今回も叶わなかった



降りしきる雨の中秋田市に着き竿燈通りに近いビジネスホテルに入る
前回 この近くで比内鳥と恵庭うどんを食べたので今回は缶ビールと当てでお休み

5日目



最終日7時45分出発で8時35分秋田港発新日本海フェリーで福井県の敦賀港まで帰る
敦賀港着は明日朝5時30分
敦賀港にはバスが迎えに来て関西各地に戻る

船内ではシアタールームがあったり のんびりできるが退屈
今晩は世界ラグビーの日本対南アフリカ

時間になると食堂の小さいテレビの前でわいわい
座る所もないのでうろうろしていると 喫煙室がある 結構りっぱな部屋
少し抵抗があったが 2人しかいない



3人でわいわい言いながら観戦した    結果は残念・・・・



途中 鳥海山(2236m)が美しかった

厳しい行程だったが見たいものはほぼほぼ見れた
いい旅でした