自粛の中で

蚤の急所程のベランダに冬と春の木が咲いている

冬の木とは 柊(ヒイラギ)である



毎年一筋か二筋の花が咲くが今年は爆裂である
秋の手入れがよかったのだろうか
しかしこの手入れがおお事
隣に陣取る枳殻の扱いより少しは気が緩むが
誤って掴もうなら忽ち棘の餌食となる

彼女が我が家に来て彼是30年
ご近所のガレージ拡張工事に伴い根ごと引っこ抜かれて
工事の片隅に手足が憔悴し瀕死の状態で打ちひしがれていた
これいただいていいですかと自宅療養
回生後は一天万乗の勢いである
まだまだ温厚にないのはご主人様の甲斐性なのか
只まろやかな蜜蝋のような香りはいい

秋刀魚の頭を掲げれる以外に今のところ放任

枳殻の陰に小さな春の木が咲いている
椿(ツバキ)である
この時期冬と春が競演する


椿はご主人様に合わせてひっそり健気に毎年顔を出す
ところで「椿事」てなんで椿と書くんだろう
調べるに諸説ある
中国で長寿の大木を大椿(ダイツェン)というそうな
そのダイツェンが何万年に一度花を咲かすので「椿事」というという説等々
因みに椿は日本原産で中国では山茶花をさすらしい

さて木に夏は榎(エノキ)
エノキと言われてもこれですとはっきりとした自覚は無い

(3枚NETより)

おそらくその目で見歩けば周りに多く散在しているんだろう
農機具などの柄に使われると言うから欅の程に堅いと思われる
欅・檀は堅くてアマチュアの木彫りでは滅多に扱えないので
榎を扱った事は無論無い
実はあまり美味しく無いようだがその葉や実は人以外の生物には宝樹のようだ
エノキダケはこれを原木にするのだろうか

さてさてでは秋の木てなんだろう
やっぱり楸(ヒサギ)と言うのがあるんだ
と言っても上3つとは少し事情が違う
なんでも明確にこれが楸ですという木は有るや無し
キササギとかアカメガシワの古名とも
白い花を付け実もなる云々
季語は秋
参考「村雨の夜まぜになりて散る楸」谷川護物

(NETより)

啓蟄となると有象無象が蠢いてくる
四季のある国に生まれると自粛の中でもいろんな楽しみ方があるもんだ


2021年3月7日