宇治田原茶の里と家康・伊賀越えの道を歩く


京都府綴喜郡宇治田原町は陸の孤島の様な位置にある
周辺はなだらかな丘陵が続き 隣接の宇治市・和束町・井手町・信楽町などは茶の産地である
最近の世界的な茶のブームで宇治市は外人客であふれ 和束の美しい茶畑にもインバウンドが向かっている
しかし今回の宇治田原は「日本緑茶発祥の地」とされているものの少し控えめな状態
この地には車で何度か来たことがあるが公共交通(バスのみ)では初めて
バスは宇治からも出ているが本数は少なく 京田辺市のJR京田辺・近鉄新田辺駅からは1時間に1本出ている

久しぶりに来たが京田辺市周辺が大きく発展している(同志社大学キャンパスが設立した頃から)

京田辺と八幡市・枚方市の境に酬恩庵(一休寺)がある
紅葉も奇麗な臨済宗の禅寺である
駅前から京阪バスで1時間に1本の緑苑坂行きに乗り「宇治田原工業団地口」で降りる
乗車時間は約35分 520円
バス停から国道307号の歩道を20分ほど歩くと農組合経営のレストラン・売店・トイレ「やんたん」に着く
途中 高田通泉園や辻利の工場がある


早速 茶畑が並んでいる

「やんたん」 帰りに昼食に寄る

目的の一つ「冷泉」に着いた

冷たい  お湯だったらいいのにな~

ここからは山道になる

こんな山中にも奇麗な茶畑 まさしくグリーンランド

坂の上は平たく茶畑にされていた

沢山の茶の苗木

さて 家康の伊賀越えの道の一端を歩こうと思うも 多くの道が交差しているので 判らない
小川と茶畑の間の細い道の奥が「宇治田原茶発祥の地」とあるので 行ってみた


なにか有る

ここだ ここだ 高山寺に行った時 明恵上人が宇治に苗を譲ったとあったが ここに植えたんだ

この道かな 少し歩いたがなにか出そうなので引き返した
伊賀越えの看板のある所まで引き返し 永谷宗円生家に向かう
永谷宗円はお茶漬けの振掛けで有名な会社の祖
昭和29年10代目当主永谷嘉男により創業された



久しぶりの秋を感じる
山を下るとその麓に茅葺のある集落に出る


土・日曜日しか観覧出来ない

「やんたん」に向かってぶらぶら歩いていると
突然3~4mの先の民家から「ドサ」という音がした
大きな角の雄鹿が大きな目を剝いて出て来た

家の庭から出て来ようとした鹿とばったり出会ったのである
鹿も吃驚したんだろう 跳ね上がって向きを変えて奥に引き返した
じじいもすぐさま横の家の庭に逃げ込んだ
困った じじいの行先に恐くて行けない
暫くして そっと庭から覗くと 向こうから農家の人らしい軽トラックが来た
親子らしい男性2人が乗っている
スミマセン スミマセンと頭を下げて車を停める

なんとか止まってくれて 窓を開けてくれた
「スミマセン 今この横から大きな角の鹿が出てきて 恐くて前に進めないのです」
というと 2人が降りてきて「どこですか」とその家の前に行く

鹿の姿は無かった
「この辺は沢山いるんですわ しょっちゅうですよ 車にもあたるので傷つくんです 
庭も荒らされるのでピンクのテープは鹿避けなんです 都会の人は吃驚するやろね」
と言う
本当に吃驚した
鹿も大きな角を振りかざして突然現れたら そりゃもう びゅくりしたな~もう
2人に礼を言って やれやれ麓に向かう

[
「やんたん」で蕎麦を喰う

茶の組合の茶そばは濃い
量も多くて腹が張る 600円
ついでに抹茶ソフト330円も食べた

茶には惜しみまへん 濃い~の



歩いたご褒美も頂き 13時18分のバスに間に合うように
秋空に感謝して20分の道を裕福になった気分で歩いた