旅行会社のパンフに上の内容のミニ旅が目に付いた
12月14日一日だけの募集だった
説明によると14日が新月でこの日が「ふたご座流星群」が一番多く出るそうだ
嘗てこの星とか花とか山とか自然を目的としたツアーでまともに観れたことがない
特に星空観測と銘打って応募して観れたのは無い
➀ゴビ砂漠の星鑑賞ツアーも曇りでアウト
②日本一の星観測阿智村も曇りでアウト
③蔵王の星観測ツアーも大雨でアウト
星観測は 月の光や光害が無い事 雲が無い事 空気が澄んでいる事
本当に条件が難しい

今回も観れないとしても面白そうなコースなのと お昼からの出発と 安い費用なので応募した
 平日の13時新大阪駅の中央口の下は大混乱


修学旅行が始まっているのだ
今や旅行が 爆発 だ!

バスは1台だが満席 44名応募で2名欠席
男性7名女性35名 じじいの隣の人がキャンセルしたのか空席

山添村と言う名前は初めて聞いた
奈良県の端っこで三重県の境 周辺は名張市や伊賀市
殆ど高速道路で行けるので新大阪から1時間30分である
途中 一か所トイレ休憩して村に入る


結構な山村に入ると途中の道で降りる
降りた所からかなりきつい坂を上がったところが「めいめい牧場」
羊と猫と園長と村の案内ボランティアの叔父さん達に迎えられる

羊って本当にめえめえて鳴くんだ
腹に響くほど力強い鳴き声のもいる

「ママ」ちゃん

「小梅」もおる

これは「ごんた」
若い女性の園長が「1匹 脱走者がいます。どこに入れても何時も脱走して外でうろついていますので
無視して放っておいてください その内に帰ってきます」という
こんな奴どこにでも1匹は いるよな~(じじいもその1匹)

ここには60頭ほどいるらしい
園長さんに羊で何をされるのですかと問う
「羊毛を採取します」「乳は」「乳を採るには子供を多く生ませないといけないのでここでは
していません 最近肉も少し売るようになりました」といいにくそうに言う
彼女は羊が大好きだそうだ
でもその苦渋が判る
60頭では羊毛の量もしれている 乳を多く採るには子供が増えてしまう(この狭い空間での放牧では難しい)
観光収入と羊毛だけでは事業としては難しいのだろう 売れる肉を採取するしかないのか
それなら あの「ごんた」からだ・・・・「ごんた」もかわいい目をしていたよ

最近TVの報道で子牛が1000円で売られていった
牛乳生産農家は牛乳を搾乳するのに多くの牛に妊娠をさせなければならない
生まれた子供は大きく育てて肉にする業者に販売するのだが
その牛の飼料価格が高騰して子牛の引き取り手がないのだ
以前は数十万で取引していたものが1000円
円安とウクライナ戦争で牛の飼料が高騰 
牛乳生産もコロナで学校給食でも使われなくなり大幅ダウン
食糧の自給率が低い国の悲劇である

15時半になると放牧場から羊達が一斉に家に帰る
それを観るのがここでのメインイベント

家には牧草がしっかり有るのがわかっているのか
思い切り走ってくる 「ごんた」もこれに紛れているんだ
60頭の羊と6匹の猫 絵に描いたような世界だった


雲が多くなってきた
すこし歩くと

ボランティアの会長さんは大阪の学校で先生をされていて
退職後この山添村をなんとか盛り上げようと努力されている
隣の月ヶ瀬村が奈良市に編入された際 山添村も編入の話があったが
議員数や村長の給料を減らしたり独立を守るため様々な経済活動も提唱
今 全国で村営の高校は4つしかないが3つは北海道に有り あとの1つはこの山添村村営高校だという


 
ここも非常に貴重な場所なのでいろんなメディアに取り上げてもらっている
ただ バブルの頃はこの石を生駒石として持ち帰る人が続出したので
金網をかけていたという

上はNETより
岩の下は川が流れていて耳を当てると水の音がするらしい

ここから村のレストランに移動する



ツアー会社のパンフにも食事なしとあり
叔母さんのおにぎりくらいは出ますとは聞いたが
本格的な弁当と味噌汁が来た
温かい薪ストーブを背にここで1時間夜を待つ

今 思えば今夜の天気予報からして星空は望めない
ならば急遽 会社と村が相談で弁当を作ったのではと思いたくなるほどの有難いサービス
食後ボランティの会長(右)の挨拶とスライドを使って村営高校の理科の先生(左)の「流星の講義」

先生「ふたご座流星というとふたご座から氷や塵がでてくると思われがちですが全く違います
楕円形をしたほうき星の軌道に地球が突入した時にそのほうき星の氷や塵が大気圏に入ると燃えるので流星になります。
たまたまその後ろ はるか遠くの方にふたご座があるというだけです
他の流星の名前も同じことです」
「今日は恐らく見えないだろうからできるだけ長く喋ってくれと言われているので いろいろ仕込んできました」
と面白おかしく講義をされる
じじいの高校の物理の先生がこんな先生だったら・・・と人のせいにする
さあここから神野山山頂の展望台をめざす

距離は2kmほどだが結構登りも有る
ボランティアの数名のメンバーとツアー会社の応援社員2名などが
分かれ道の角で誘導してくれたり みんな懐中電灯頼りに歩く
老婆が一人坂道でリタイア 係の人がすぐに車でバスまで送る
周りが茶畑だというところや池のそばを通りなんとか展望台に辿り着いた
ホッカイロや温かいお茶も用意されていた
同行してくれた理科の先生が「今日は天気が良ければ望遠鏡を持ってきて土星の輪を観てもらおうと思っていました。
土星の輪は薄いので地球との角度によって観える時期が決まっています。今は観える時期なんです。輪が見えたら感動しますよ。」
「今日は21時から4時くらいまでに60ヶ位の流星が観れると思います」
展望台は15名しか上がれないので3回に分けて上がりボランティの人(あとで聞くと10名いる村会議員の1人)の説明を受ける
昨夜は星がとても奇麗だったらしい 流星も7つほど確認されたという
今日は木星と飛行機のチカチカしか見えない

みんな残念と悔しがるがこればっかりはどうしょうもない
また連敗だ またもし晴れていたらの写真が下

上はNETより

大阪から1時間半
村も総出で温かい歓迎をしてくれる
8月に又流星群が有るらしい 快晴保険があれば行ってみたい
余談はともかく本当に素晴らしい村だ
星が見れなくとも楽しい爽やかなミニ旅でした