その3 榊原温泉・湯谷温泉・下呂温泉・福地温泉・黒薙温泉・名剣温泉・大牧温泉・粟津温泉・山中温

 日目

   電車に飛び乗って気がついた
奥歯の入れ歯を忘れた!!
あれだけ執拗に点検したのに しょっぱなから しようがないな~と思いながら



近鉄八木で乗り換え 「榊原(さかきばら)温泉口」で降りる
「榊原館」の旗を持った送迎のおじさんがいたので マイクロバスにのった
80歳代の老夫婦が乗っていて
彼らも「榊原館」の立ち寄り湯にいくという
温泉まで約10分




清少納言も紹介しているという古くから三重の名湯
この「榊原館」が元湯 今回は宿泊しないで「立ち寄り湯」
本館の横に立ち寄り湯専用の「湯の庄」がある
ゴルフ客やら 近隣の老人たちで昼間から混んでいた
お湯はぬるぬる 「龍神温泉」ほどではないが それに近い
長い温泉のたびの初日としては幸先良く最高の泉質

バスは30分おきに出ているので1時間ほど滞在した
近鉄で宇治山田行きに乗り 伊勢中川で名古屋行きに乗り換え 近鉄名古屋駅着
改札繋がりで JR東海道新快速で豊橋へ
豊橋でJR飯田線「上諏訪」行きに乗り換え一日目の宿泊地 愛知県新庄市「湯谷(ゆや)温泉」まで行く
感覚的には名古屋のすぐそばだと思っていたが なんのなんの名古屋から2時間である
巨人ー中日戦が名古屋球場であったのかメガホンを持った人などで電車は満員
榊原から3時間 温泉に着いたら17時54分 もう辺りは真っ暗

「湯谷温泉駅」のすぐ前が温泉町
湯谷温泉の歴史は古く、開湯は1300年前であるとされる。 
景勝地として名高い蓬莱峡の宇連川沿いに広がっており 日本百名湯に選ばれている。

飯田線の沿線には「豊川稲荷」があり 「湯谷温泉」の手前が「長篠城」で
古戦場でもある
今日の宿泊宿「HAZU」はつり橋を渡る川向え
下はざあざあと川の音 真っ暗の中 心細い



橋を渡ると小奇麗な旅館が浮かび上がる 結構多くの車が止まっている
部屋に案内されると やっぱり川のざあざあの音 早速温泉へ




これはいい湯だ これで紅葉が深まれば最高だろう
料理も松茸尽くしで結構でした

2日目

朝 出発までの散策
夕べはなにも見えなかったが すばらしい景色だった
ざあざあも納得



部屋の下は「馬の背」という 名所 



夕べ渡った釣り橋





良い温泉と宿と景色
わざわざ足をのばして正解であった
しかしそれにしてもJR飯田線の車掌さんはよく働く
駅には改札員がいないので 電車が止まるたびに改札まで走り切符の回収をし
動き出したら必ず乗ってきた人に切符を売る
そうしないと改札でいちいち切符を売る時間がないのだ
乗っている一時間の間走り回っていた

2時間かけてまた名古屋にもどり 走るようにして富山行きの特急(ひだ7号)に飛び乗った

2日目は「下呂温泉」に立ち寄って 高山経由の奥飛騨「福地(ふくじ)温泉」まで行く
列車内は30歳代のフランス人の男女10人くらいのグループがわいわい
彼らは高山までいくらしい

 
やっぱり特急はいいな~

下呂まで1時間半 ここで2時間ほど町をぶらつく
下呂駅から益田川(ましたがわ)沿いを中心に旅館・ホテルが林立している
さすがに天下の「下呂」 圧倒的な旅館の規模


駅から橋を渡って10分 立ち寄り湯の「クワガーデン露天風呂」
に行く
真昼間とあって さすがの下呂もまだ人が少ない



しかし露天風呂は結構次から次と客が来る
少し熱めのいい湯だ
目の前は川原が広がり 空は青く 風は爽やか のどかだな~


露天風呂から (風呂はパンフレットより)




ほかほかの温泉饅頭を食べて 「下呂温泉」駅前からバスで「高山」まで行く
バスで1時間半 15時に「高山バスセンター」に着く
20分ほど待って「新穂高ロープウエイ」行きバスに乗り換え
「福地温泉」まで約1時間
ところどころ紅葉もすすむ




途中 平湯で外人など多くが降りる

平湯のバスセンター

次は「福地温泉前」降りたのは老人1人 乗っていたバスを尻目に宿に向かう




旅館「山水」
この「福地温泉」最近非常に人気がある というのは13軒の温泉宿が一体となって
温泉街造りをしているようだ
言ってみれば中部の「黒川温泉」のような感じ
「kantaつれづれ54段 奥飛騨」で風呂に入っているのはこの宿の近く
の立ち寄り湯
その時も本当に良いところだと感じた




余計な看板や歓楽物もなにもない 落ち着いた大人の雰囲気を持ち
各旅館 特に本当は泊まりたかった「長座」とか「孫九郎」「かつら木の郷」など古い民家を持ってきて
囲炉裏風の居間とか その調度品など嗜好を凝らしている
特に若い女性に人気とか 予約が数ヶ月先までとれない

ところが今 期間限定で「もらい湯制度」がされていて自分の入りたい温泉一軒に限り
入ってもいいという券(下段)をもらえる
ラッキー!!
とりあえずやさしそうなご主人と愛想の良い奥さんの案内で山水のお風呂と食事をした
ここの露天もなかなかのもの お風呂中でおじさんが「はじめてですか」と問われ
「はい」「私はこの福地が好きで何度も来ていますこの「山水」は初めてですが孫九郎など
いいですよ もらい湯で行ってみてください」という



スーパードライの酔いを醒まして「長座」に決めた
ずーと前から「長座」と思っていたので一軒となると・・・



「長座」の玄関

フロントまでの廊下

途中の休憩所


お風呂の入り口


いい湯だ~
この場に来れただけで幸せ~
露天も広く紅葉や雪の深い時期には最高だと思う



宿に帰る路傍に噴泉が仕掛けてあった
熱くて思わず手を引っ込めた


3日目
夜中3時ころ 寒さと雨の音で目が覚めた
気温が異常に下がっている
すさまじい雨の音
いつもは6時頃お風呂に行くが 今日は服を脱ぐ気がしない
持ってきている服という服は全部重ね着
ロビーでバス待ちをしていると もう雨風が台風並み
ロビーの大きなガラスが割れないかと 旅館の人も心配顔
バス亭までは80mほどだが 傘だけでは無理
リュックにカバーを掛け 上下の合羽を着て 防寒と防水
完全防水でバス亭まで
「あ!!」
デジカメの充電器をさしこんだしたままで置いて来た!!
携帯で宿に電話して バスに間に合わなかったら自宅に送ってくださいと言う
バスまであと3分 多分無理だとあきらめていたら
幸か不幸か 雨風の為バスも5分遅れている
若奥さんが はあはあいいながらバス停まで持ってきてくれた
手を振ってバスを見送ってくれた ありがと~う

さて問題は今日である
福地温泉8:19分発 富山10:53分着バスで富山まで
雨はふりっぱなし

バスは途中村々を縫うように走る
どこにいっても 「バス」はその地方にとっては貴重な交通機関である
バス停は公共機関や病院に有り 必ずその前まで行くし学生の足としても欠かせない
いろんな地方 どこも同じ光景が見られる
バスの中で地元の人たちともよく話せる
またバスの乗り降りにも病院前で運転手さんとその乗り降りに何度も協力する
料金の支払いにも非常に時間がかかるが
皆お互いだし慣れたもの のんびりしている
バスは路線バスだが「神岡バスセンター」で運転手の交代とトイレ休憩



富山空港で老人以外は全員降りる



雨の富山駅前

JR富山駅のすぐ前に電鉄富山駅がある
ここから「宇奈月温泉」まっで特急で1時間30分
バスの到着が10分ほど遅れ 予定の特急に乗れなかった
次は1時間後
今日は宇奈月温泉からトロッコにのって「鐘釣「かねつり)温泉」に行って宿泊地の
「黒薙(くろなぎ)温泉」にいく予定が 少し無理そうなので
真っ直ぐ「黒薙温泉」に向かう
「黒薙温泉」にはテレビも新聞もないと聞いているので 駅売店で新聞と週刊誌2冊
とお菓子を購入
1時間の待ち時間に郵便局でお金を引き出したり 立ち蕎麦をたべたり
周りをうろうろ

電鉄富山駅 左が特急  右が各停
がたがたの電車なのに特急券200円取られ合計1980円
今時 電車で温泉など行く人は少ないんだろうな
乗客のほとんどは地元の人たち
途中の「魚津」は結構大きな市街
「宇奈月温泉」でもずたずたの雨
駅から歩いて3~4分のところにトロッコ列車の「宇奈月駅」



なんと駅前には観光バスがずらり



電車が空いているはずである

駅に入ってさらに驚いた
人でごったがえしている


団体の半分は中国・韓国
ここにいる人達は政治なんて関係ない話
予約していないので 40分待ち
その間に駅の向へにある



黒部ダム電気記念館でトロッコを待つ
中はダム建設時の資料やビデオをやっている



改札の横に各地の温度が表示されている
寒いはずだ 家を出てくるときより10度は低い



トロッコは今時分は30分おきに出ている
一両に50人ほど乗れて 12~3両編列
窓付きのDXと窓なしのふきざらしとは500円ほど違う
写真を撮りたいのと 完全防水姿なので 窓なしを選んだが
失敗! 寒い 冷たい



最初は皆わいわい 15分ほどしたら 寒さの為声も出ない
「黒薙温泉駅」迄は30分ほど 老人はここで降りるが
終点の欅平まで1時間15分
みんなの羨ましそうな目を尻目に「黒薙」で降りる
500人ほどの乗客で降りたのは老人1人
皆手を振ってくれた

さて宿までここから600mの距離



線路を越えて崖を上がる


下に駅が見えている


トロッコはあのトンネルに入っていく
きつい雨が絶え間なく降る
こんな雨の中暗くなればとてもじゃないが宿までいけない
予約の時も 4時くらいまでに入ってくれと方々言っていたが
予定を早めて正解



                  
落石避けのトンネルに降る雨



歩くこと20分 どうにか「黒薙温泉」に着いた
温泉宿というよりも山小屋
50歳代のおじさんが部屋まで案内してくれた



入ってびっくり 窓の横は滔々とした川
しかも段があるので地響きするような音
音が気になる人は耳栓150円でお求めくださいの札
窓はYKKの2重サッシだが まあ一晩くらい体験してみるか
飯の前の風呂は目当ての露天
 宿から50~60m離れた川原にある



この黒薙は8km下流の「宇奈月」の源泉になり
ここからパイプで100度の高温水を送っている



その源泉の横に作られた露天風呂 混浴である



一応男女別の脱衣所がある

早めに来たので一人で入っていた
風呂は少しぬるめ 雨で温度が下がっている
頭や顔は雨で冷たい でも大自然を独り占め贅沢三昧である
そのうち70歳代の夫婦と男性一人が来た
女性はバスタオルを巻いて入ってきた

遠慮して先に出た 又傘をさして宿まで帰る
食事は旅館と違う
山菜を中心とした家庭料理
にイワナがついている
ここでもスーパードライ でも缶しか無い
部屋に帰っても川・滝の音TVも無い

そこで新聞と週刊誌
でも寒い 内風呂は24時間入れる
今度は滅茶苦茶熱い さすが源泉 
ホースでどんどん水を入れる
熱いやら 寒いやら うるさいやら これが本当のワイルドだろ~
夜になってさらに雨がきつくなってきた
前の川の水量が一段と多くなり音も増してきた



これってあふれてこないのだろうか
寒いし早く寝たが 立っているより寝たほうが 頭に振動が伝わる
さすがにもう川原の露天風呂には行けなかった
ここで熱でも出せば まだ半分の工程だ
夜中なんども川の水量を見るが そこそこで止っている
しかし雨は止まない

4日目

少し明るくなったころ 雨が止んできた
6時45分の朝食にしてもらって早々と宿を出た





20分かけて駅にもどり 昨日行けなかった「鐘釣温泉」に行く
ここはさらに上流でトロッコで30分
一番早いトロッコ(7:56分)に乗る
普通の観光客が上がってこない時間に上がるのである



雨が止んで少しはましだがやはり寒い




鐘釣駅をおりて5分のところに「万年雪展望台」がある
もうすぐ新雪の時期 最後の雪がわずかに残っている



そこからトンネルを出たところに「鐘釣温泉」がある
ここも山小屋である
ここから川原におりたところに無料の露天風呂がある
駅から近いこともあって観光客が見物にくる
本来 自由に入浴できるのだが 何百人がトロッコから降りてきて見学するため
入る人はいない




それでも入りたいので一番トロッコできたが次のトロッコであの団体が来たらと思うと
なかなか勇気がでない





それに昨夜から少し寒気がする
手だけ浸けて帰ろうとすると 温泉のおじさんが話しかけてきて
なんだかんだと話をしていると
ここはおすすめしないが
このすぐ後ろに「岩風呂」があるので 入っていきなさい
という
おじさんは温泉場の掃除にきたのだ
でも観光客がというと 大丈夫私が見張っていて止めますから
という
こうなれば肺炎になってでもはいらないと
「岩風呂」は川原より少し上にあり岩と岩の隙間にあるため
知らなければ判らない



岩風呂を上から見たところ
  
  

風呂は2~3人がはいれる広さ 熊野の湯の峰の「つぼ湯」よりは広いが
下は岩と砂で足が痛い
湯の温度は41度
しかしまあ まさか「鐘釣の岩風呂」に入れるなんて
早起きはなんとやら
おじさんに何度も何度もお礼をいった
そのうちにやっぱり 観光客が・・・

駅にもどってさらに上流の「欅平(けやきだいら)に向かう
トロッコは20分足らず



駅構内は人でごったかえしている
ハングル 中国語 英語 フランス語 日本語が入り乱れている
トイレに行くもの お土産を買うもの 「猿渡り」に行くもの
駅から20分の「名剣温泉」にいくもの



老人は赤い橋を渡って「名剣温泉」のほうに行く
この名剣に泊まるか 黒薙に泊まるか随分悩んだところ
結構多くの人が名剣に行く



立ち寄り湯に多くの人がいたので素通りしてさらに上流
ここから30分 祖父谷(じじだに) と祖母谷(ばばだに)に向かう

この祖母谷に「祖母谷温泉」がある
さすがにここへ行く人はほとんどいない
往復2時間かかるので団体では無理である
しかもここから先は道が危険である
名剣温泉でヘルメットを貸し出している



橋もくずれ端しか通れない



下までまっさかさ



いたるところに落石やがけ崩れ少し不安になってくる
極めつけは車一台がぎりぎりのトンネル
遠く先の光を目当て
写真はフラッシュの明かり

そのトンネルと出たところ目の前が開け目当ての「祖母谷温泉」らしき
建物が対岸にある



橋をわたって
事務所に行く おばさんが「500円です」
一応男女別になっている
客はだれもいない


風呂はコンクリート造りだが お湯は硫黄臭があり心地よい温度
なかなかいい湯



昨日の雨から今日の天気
もう最高 「黒部の山と温泉と老人の足」
あとから来た50歳代の人がもぞもぞしている
多分写真を撮りたいのだろうと思い
「写真 ご自由におとりください」というと
写し出した
「撮りましょうか」といってお互いにすっぽんぽんのまま
写真を撮った
北海道から夫婦で来ているという


温泉から出て橋を渡るところに「祖母谷地獄川原」
の矢印
行こうかいこまいか悩んだがなんとこれがびっくり
川原にもうもうと湯煙と硫黄臭







いたるところから湯が湧き出している
温度は100度近いだろう 手をつけるが熱湯である
ここからさっきの温泉に湯を引いていたのだ
しかも帰りの道傍にこのパイプがひかれ名剣温泉までいっていた
名剣の湯はここからなんだ
「祖母谷」まで遠いから駅の近くの名剣まで湯を引いているんだ



地獄川原からみる山々には雪がかぶっている
なんでこんな所が案内されていないのだろう
危うく見逃すところだった
帰りに名剣に寄ろうかと思っていたが やめた

駅まで帰り反対方向に「猿渡り」にいく
なんでも黒部川で一番狭い処で 猿が渡ったということからその名が付いた
駅から20分 結構きつい坂もある
天然記念物となっている





汗だくで駅に上がってきた
駅はもう人であふれ トロッコも1時間待ち
駅の二階の食堂でコーヒー一杯で1時間
ストーブが焚かれていたので 汗でぬれた下着や服を乾かす
帰りは宇奈月まで直通
もう値段など言ってられない
窓付きで2200円 是非お願いします
暖かいトロッコを降りて急いで電鉄「宇名月温泉駅」へ
各停が出るところ 飛び乗ったが 富山駅まで1時間45分
富山駅からJR高岡駅までいく
高岡駅から歩いて10分のところに今晩の宿「大仏旅館」がある
ビジネス旅館だと思うが1泊2食で6800円
とはこれいかに
食事は刺身もついてまずまず

お風呂に入っていると
60歳代のおじさんが「あなたも安全講習会の方ですか」
と訊くので 「いえ 一人旅の者です」
おじさん曰く 今日 明日と労務関係の安全講習会の全国大会が
富山で行われ全国から1万人が集まるらしい
来年は大阪だという
それで納得!!
とにかく1ヶ月前からこの近辺のホテルと言うホテルはこの2日間
全部塞がっていた 何かの間違いかと思った
唯一この「大仏旅館」だけが空いていた
なにか祭でもあるのかなと思っていたが
やっとその原因がわかった
おそらく富山市周辺のホテルは全部塞がっているのだろう
 
今夜はゆっくりTVを見ながら寝れますよ

5日目

本当は今日行く「大牧温泉」に泊まりたかった
しかしここも大人気の宿 予約で何ヶ月もだめ
なんとか泊めてくださいたのんだがだめだった
それでは「昼食つきの日帰り湯7500円ではどうですか」
といわれ お願いした
それで近くの高岡に宿をとりまた高岡まで帰ってくる
「大牧温泉」は高岡からバスで1時間15分の小牧堤防
から船で30分のダム湖の奥に一軒だけある
バスも船も便数が少ないから朝8時50分のバスにのらないと
帰ってこれない



途中は砺波平野の独特の家並が続く





小牧ダムから大牧温泉まで往復2800円
乗客は中年の夫婦と老人とサラリーマン風の2人組
船の屋上のデッキで写真を撮っていると
サラリーマン風のおじさんが
「すみません 富山県の観光課の者ですが 今お二人の写真を撮りました 県の観光パンフレット
に採用して掲載するかもしれませんがよろしいでしょうか」という
「はあ いいですよ」
夫婦連れの奥さんと老人が夫婦と思っているのだろう
 


大牧温泉が見えてきた



ハシケも船である
ここで船はユータウン
宿泊か日帰りの予約の人しか降ろしてもらえない
県庁の2人と夫婦はそのまま帰った
仲居さんが出迎えてくれた
京都出身だという
彼女も老人が関西と知ると 親しくしてくれた
今日は120名の客で満室
今は老人1人なので 女性用の露天風呂のほうが景色がいいから
そちらに入りなさいよと言ってくれ 入った







本当にいい湯だ~
少し熱めだが 静かだ
つぼ湯のような露天もある





今は全部独り占め

食事は湖の見える小奇麗な部屋
料理もなかなかセンスがある
ここは一流だなと思った
3時間ほど滞在できる
スーパードライの酔いをさまして
大浴場に行く


ここでも独り占めだが熱くて入れない
湯揉み棒で湯を揉む

ほてった体のまま
ロビーで船を待つ



廊下にはここを訪れた著名人のサインと写真がずらりと並んでいる
ここは秋よりも冬の雪景色が一番らしい

真っ直ぐ船とバスで帰っても宿に着いたのが17時半
お疲れ様でした

6日目

今日は温泉を離れて観光の一日
昨日と同じ時間の同じバスに乗って井波に行く
井波は彫刻で有名な処
以前から一度訪れたかった
昨日行った小牧ダムの手前で高岡から1時間
昨日バスの運転手にどこで降りたら一番効率がいいか聞いていたので
井波小学校前で降りる
観光バスもちらほら来ている
ここは瑞泉寺という真宗の大きなお寺を中心にその寺の仏像や欄間などの彫刻
が発達した街である
瑞泉寺の前から石畳の道がありその両側に彫刻店が並んでいる















どの店も作品を並べて見せてくれる
時間が早い性か若い弟子さんが作業をしていて
素人の質問にも気楽に答えてくれる
2年目だという10代のかわいい女の子は 
目を輝かせて話をしてくれた

かわいい犬も手招き





ここの親方は理事をされている有力者 作品がすばらしいと思い
こわごわ話しかけたら まあとても優しく なんでも話してもらえた
ここでも中国からの安い作品が入ってくるので 非常にきびしいらしい
若い人が育たないし 同業者も辞めていくと嘆いておられた
因みに「天神像」53万円

ところで真宗の強い土地柄でどこの店にも「天神像」がずらっと並んでいるのは
なんでですか と訊くと この地域から石川県にかけて
一家に長男が生まれると 生まれた年内にこの「天神像」を贈る慣わしがあるんだそうだ
おじいさんの「天神像」お父さんの「天神像」と一家にはいくつもの像があるという
特に年末に近くなると像を求めて多くの人が来るという
でも最低でも10万円はする 風習でなければなかなか買うものではない
われわれが節句に兜やお雛さまを孫の為に買うようなものだろう
まあ 長男だけらしい
家によっては平等にということで男子が生まれたら贈るという

どこへいっても作業の手を止めてなんでもにこにこして
話をしてくれる 
老人も少し彫刻をすると知るとなお話し込んでくる
何時間でも話してられそうだが
滞在時間は2時間
寺に寄ってバスに乗る





バス停の看板も彫刻  バスの待合の椅子も木彫り

13時頃高岡に帰ってきて 高岡を観光する


高岡駅
駅から10分ほどのところに「高岡山瑞龍寺」がある
「曹洞宗高岡山瑞龍寺」は加賀二代藩主前田利長の菩提を弔うため
三代藩主利常によって1650年ごろ建立された
山門と法堂 仏殿が国宝となっている



観光バスも次々来る
あの富山市の大会の流れかも



さすが加賀100万石


京都の寺にも負けていない

この寺前から八丁道が真っ直ぐひかれその先に前田家の墓所がある



八丁道

今度は駅の反対側に行く
駅から15分「高岡古城公園」がある
加賀2代目藩主利長が開いた役21万㎡の敷地
城は無いが 何重にもなった堀はそのまま残っている







本丸跡

ここから歩いて10分の所に「高岡大仏」がある
780年前に源義勝が木造の丈6仏を建立したのがはじめとされる



総高は15.85m 総重量65t
現在のものは昭和7年に鋳造
鎌倉大仏に次いで3番目の大きさ

大仏のすぐ傍が2日間宿泊した「大仏旅館」 



荷物を預かって貰ってたので取りに行って
駅に急ぐ

名古屋行きの「しらさぎ14号」16:23分発で加賀温泉17:15分着
駅には今日の宿泊宿粟津温泉「法師」の出迎のマイクロバス

「法師」はギネスブックにも載る世界最古の旅館
最初一人の宿泊はお断りと言われた
でもどうしても泊まりたいので
メールでその旨を訴えた
2~3日して電話があり 「社長が泊まってくださいと言っております」
とフロントの人
ということで 「法師」に泊まれる



入ってすぐに座敷に案内され 抹茶とお菓子でご挨拶



部屋も完璧







館内も完璧



各階のエレベーターの扉も凝っている





庭は400年前という

食事も完璧





内風呂はレンズが曇って写せないがお湯もすばらしい



福地温泉の長座などと共通するが
経営者の隅々にまで行き渡った心使い
それは当然従業員にまで伝わるのだろう
客として敏感に伝わる
この旅の最後の宿泊地として 最高の宿である
社長さんありがとう




7日目

宿から加賀温泉駅まで送ってもらう
駅からバスで30分「山中温泉」に行く
本来なら「山中温泉」「芦原温泉」と泊まる予定だったが
少ししんどくなった
「山中温泉」は立ち寄り湯と温泉街を歩いてみる




バスを降りるとすぐの所に
鶴仙渓の遊歩道がある
ここから1km 川沿いに素敵な小径が続く











途中のお茶接待所

温泉街も綺麗に整備されている
最近はこうして街ぐるみの仕掛けをするところが多い





片岡鶴太郎の展示館





立ち寄り湯は「菊の湯」
街の真ん中にある銭湯 それが温泉なんて羨ましい
お湯はかなり熱い



温泉の前にある芝居小屋「山中座」
加賀温泉郷で今一番輝いている温泉がこの山中温泉
かつてはお色気で売っていたのが 大変身
でも多くの人が押しかける

片山津 や粟津はかなり衰退しているようだ
残念なことである

これで予定はほぼ100%達成した
予定より2時間ほど早いが
一本早いサンダーバード24号で帰る

名古屋から富山 金沢 敦賀 京都と中部地方を一周してきた
どこでも みんなやさしく 親切にしてくれた
楽しい旅行だった

入れ歯を忘れたのがチョット・・・・