その30 大湯温泉・栃尾又温泉・越後湯沢温泉・渋温泉・上林温泉・地獄谷温泉・蕨温泉
山田温泉・五色温泉・松川温泉・七味温泉・浅間温泉・美ヶ原温泉


今回は信越の温泉巡りである
コロナも一服感 全国割の援助もあり人出も増え 外人もちらほら見るようになった
7月に宿や飛行機の手配をしたが 紅葉には少し早かったようだ

1日目

朝一番の電車で空港まで行き空港で朝食をと思っていたが時間的に開いている店が少なく
駅弁ならぬ空港弁を食べた
乗客は40名ほどだった


修学旅行の学生だろうか新潟空港は賑わっていた
空港から新潟駅には直通バスで40分ほど
バスの運転手がとてもぶっきらぼうな物言いをするのが新潟の第一印象
やはり雪国の人達だと直感で思った 所詮雪国の人達にはサービス業は似合わない

新潟駅や市中は初めてである
次の列車は2時間後である 列車待ちの間に市内を周る

駅前から観光循環バス1日乗車券500円に乗った
1時間に1本程度なので2ヶ所の観光をした
新潟と言えば万代橋だがその上を通るが結局横からの姿は写す機会が無かった
1ヵ所目は白山公園と新潟県政記念館



県政記念館
観光バスには乗客数は少ないが老夫婦や若い女性の1人旅が多い
水族館前にも止まるので地元の親子ずれも利用していた
古くからの港町とあって花街や趣のある屋敷なども残されている
2ヵ所目は「歴史博物館」である
新しくて立派な建物だ
隣はもう新潟港である

旧新潟税関石蔵           旧第四銀行住吉支店





かつての万代橋

良寛は出雲崎の人

等身大の立体パノラマ

新潟の印象はなんといっても新潟地震である
学生の頃新聞に連日報道され 当時全国に広がったコンクリートの5階建の団地マンションが将棋倒しのように
横たわっているのを鮮明に覚えている
新潟はその名の通りおおきな潟を長年に渡る土木工事や水利工事で街や港として発展してきた
しかし元は砂の上 通常の建築工事ではもたなかったんだろう
現在でも全国的に液化現象の問題がある

新潟駅から上越線で長岡で乗り換え小出まで行く(上越新幹線と左は在来線)
小出はこの10月1日11年ぶりに再開通した只見線の始発駅である

11年前の大水害で線路や橋が流され元から赤字路線なので再開が危ぶまれていた
工事費90億円は国が半分JRが1/4周辺自治体が1/4で折り合った
しかし問題はこれから先の収入である
近年この線周辺の風景が多くの写真家によりNETで世界に広まり世界的な観光地として注目の線である
当日も小出駅には多くのカメラマンや鉄道マニアが構内にいた

小出駅と奥が只見線ホーム(緑の列車が只見線)
小出駅前から栃尾又温泉行きのバスに乗る
栃尾又温泉の手前に大湯温泉がある バスは1時間に1本なので途中大湯で降りて立ち寄り湯にする
本来はバス停大湯公園前の前の公共風呂の立ち寄り湯にしたかった

しかし今日はあいにく定休日 
橋を渡り徒歩10分に「ホテル湯元」(伊東園系列)がある

しかし全国割キャンペーンが始まって大手の宿に客が殺到
次から次と車客が来る
フロントに立ち寄り湯願いますと言うと並んでくださいと言う
ところがキャンペーンの受付に1人にかかる時間が長い
只今30分待ちと表示されている
ということはバス停まで往復が20分フロント待ちが30分残りは10分
受付は3名いるがお構いなしに長い
一人のじじいが特に細かい質問ばかりする いらいら
30分経過したら列からぬけようと思っていた
立ち寄り湯は700円(タオル付き:良心的)
受付は3秒で終え地下の風呂に飛んでいく  内風呂と露天に3分ずつ浸かる カラスより早い行水状態

NETより

バス停まで小走りで戻る やれやれ白馬は3分遅れてやって来た
栃尾又迄歩いて20分バスで3分
乗り遅れたら歩こうかと思ったが坂もきつく山深い道 白馬で良かった
栃尾又温泉は1軒宿
バス道はここで終わっている この先は軽自動車が通れるくらいの細い道
山の17時は暗い


ここは「日本秘湯を守る会」加盟宿だ 久しぶりに押印してもらえる

夕食前に一風呂



栃尾又は三大ラジューム温泉(三朝・益富・栃尾又)の一つ
ラジューム温泉は短い時間を何度もはいるのがいいとされるので湯治場が多く
湯治客も何度も訪れる事が多い
近年単価が低い湯治場は減少し湯治だけの温泉は無い
湯治部と温泉部と建物や設備を別け 自炊もあるが夕食は宿に頼んだりといろいろある
ここは道を挟んで本館が一般の温泉客 旧館が湯治客用の様である
それにしても宿全体がうす暗い 俗に言うパワースポットの雰囲気 少し陰気だが落ち着く
湯も少しぬるめ(38度前後)なので例の胎内状態 ふわふわと湯の中で浮かぶ

夕食は少食4品コースを頼んだ 本当に精進料理だ

それにしてもさすが魚沼の新米 飯は滅茶苦茶旨い3杯もお代わりした

今日は朝早くからお疲れ様 寝るぞ~


2日目

昨日は少し天気が不安定だったが今日は良さそうだ
昨夜は露天風呂の下から沢の音が聞こえていたが真っ暗で何も見えなかった

部屋の窓からは水は見えないが音だけが聞こえる
下の風呂まで階段を随分降りたが沢の横にあったんだ

貸し切り風呂からは藪と木立で沢は見えない



朝食は豪華  コシヒカリの卵掛けはたまらんよ~
バス時間まですこし間があるので宿の周りを散策

天然記念物 子持杉

湯治部


バスは宿の前から出る
小出駅から越後湯沢まで上越新幹線とほぼ並走

すこし前まで田舎の駅にこんなに多くの人がいる光景は見られなかった

越後湯沢は以前に駅周辺の共同浴場など回った(温泉紀行その17)が
「駒子の湯」と駅前のへぎそば屋「中野屋」がどちらも木曜日定休日で駄目だった
今回湯沢駅からバスで30分の「清津峡」に行きたかったので
駅から徒歩3分の素泊まりビジネスホテルに宿をとった
宿には事前にメールで12時頃に荷物を預かってもらう様に依頼していた

共同トイレ・共同洗面・布団自敷き ゲストハウス「扇和」
明日の朝は6時15分に出るので部屋の鍵はフロントに置いていってくださいとのこと
荷物を置いてすぐに駅前の「中野屋」に向かう清津峡行のバスは13時10分である
蕎麦でも食っていくべ~と思って店に行くとなんと行列が出来ている
予約表では6番目である そうか今は12時だもんな


バス時間の20分前に順番が来なければキャンセルしょうと思っていたがなんとか間に合いそう

一番早く出来そうな盛蕎麦にした
腰があると言うか ほぼ「生煮えごりごり」私的には駅の立食い蕎麦がいい
蕎麦湯が来ると同時に席を立った
駅前のバス停には4~5人が並んでいた
休日は清津峡直通のバスが1時間おきに出ている
平日のこの時間は清津峡まで徒歩30分の路線バスしかない
その心算で荷物を宿に預けた
バスを降りて帰りの時間を確認したらなんと今日の最終バスが15時10分
自分の予定表では15時45分と書いている
よく調べるとなんと湯沢駅着の時間が15時45分である 到着時間を書いてしまっていた
この30分は大きい
往復4kmとトンネル往復1.6kmである 兎に角いけるとこまで行ってみよう

清津峡入り口で降りてゆるい坂道だが清津峡に行く車が多い 約2km歩く


トンネルの入り口に料金所がある 1000円 

清津峡に沿って800m程のトンネルが掘られている(走りながらの撮影 手振れ)

2~300m間隔に沢に向かって横トンネルが掘られ先は開口されている

嘗ては沢の横に道路が付けられていたが岩がもろく落石事故が多く
閉鎖されたが なんとか再開したいと考えられたのが今トンネル方式
誰が考えたか非常に素晴らしいアイデアである
そんな事言っている場合ではない
何個目かの横トンネルを行くがが例の水のトンネルはまだだ
次がだめなら引き戻そうと思ったら

これだこれだ 10m四方の浅いプールに景色が逆さに映る
プールの周辺は細い通路になっているのでプールと崖の間に立つとウユニ湖の様に逆さに映る
雪や紅葉は無いが贅沢は言わない

この先のトンネルの突端は全景が見れるらしいが
最終バスにはかなわない ここで引き返しだ
トンネルの中はほぼ小走りで写真も各1~2枚
帰りの道も半分小走り
それでもなんとか10分前に着いた
荷物を預けておいてよかった
15時10分が最終なんて酷過ぎる

宿に戻る前に晩飯と明日の朝の飯を駅のコンビニで買い
「駒子の湯」に向かう
前回もそうだったが駅から結構離れている
もう大夫暗くなってきた 重い足を20分ほど歩く


湯沢の湯は熱い
時間時もあってか場内は混んでいる 12~3名はいただろうか
絶えず客が来る 多くは地元の人が車で来る

NETより
上のNETの写真の浴槽に5~6名が入っていた
一番手前でかけ湯をしていると一番奥の湯口あたりにいたじいさんが
前のめりになって湯の中に沈んだ
横にいたおじさんがすぐに頭を湯面に持ち上げた
じいさんはすこし咳をした 生きている
おじさんが「大丈夫か 大丈夫か」となんども言う
手を離すと又湯船に沈みそうである
周りの皆が寄ってきて兎に角湯船から引きあげようとなった
脱衣場にタオルを敷いて寝かせた 
 
痩せたじいさんの肩を持った時 自分の父が風呂場で沈んでいた事が思い出された
母の知らせで風呂に飛び込んだ 沈んでいる彼の頭を上げたが息は無かった
何度も顔を叩くとヒ―と言って息を吸った その後肺炎の恐れがあるので
救急車で運ばれ2ヶ月入院した

「風呂屋の人に知らせてくれ」といわれ素っ裸で男湯から出た
丁度掃除のお叔母さんがいたので伝えた

暫くすると救急隊員2名が入って来た
寒いので湯船から様子を見ていた
初めに指にパルスオキシメーターで血中酸素を次に血圧計を測り
胸に何か板を貼るとタブレットに心臓の波形が映された 生きている 大丈夫そうだ
隊員は手際よく運び去った
これは明日の我身かも

湯船の人達はどこの誰かもわからないが目と目で安堵感と達成感を示していた

外はもう真っ暗だった
疲れと空腹感と安堵感でぶらぶら宿まで帰る

サンドイッチとコーヒーを食べ
布団を敷いて 早く寝る
明日は5時半起だ

3日目



朝はしっかり食べる
まだうす暗い
飯を食べ 用を足して予定通りの時間に駅に向かう
今日は越後湯沢から長野市に出て湯田中に向かう
本来 六日町で飯山線に乗り換える所だが 10月1日からトンネル工事の為11月末まで
一部区間バス振替となり もとから少ない列車の本数なので6時間くらいかかる
六日町からほくほく線(お馴染みの爆走列車)で直江津まで
直江津で妙高はねうまラインで妙高高原駅まで行き
しなの鉄道に乗り換え長野まで行く約3時間半である

(朝日を浴びて爆走するほくほく線一両列車)
新幹線を使うなら上越新幹線で高崎で乗り換え北陸新幹線で長野まで
朝3時間早く起きると 交通費は5000円の得
妙高高原は「温泉紀行その23」で来ている 紅葉と温泉が素晴らしかった
今回は天気は良かったが妙高山の頭は雲で隠れていた

(妙高山が見えたのは車窓からのこの時だけ)

長野駅から長野電鉄で終点湯田中まで行く
沿線には小布施の栗林やリンゴ畑が広がっている
駅のホームから手に取れるところにリンゴ畑がある

以前湯田中温泉の「よろずや」に泊まったことがある(温泉紀行その13)
湯田中駅前からバスで渋温泉まで行く
今回はその奥にある渋温泉に立ち寄り湯してその後さらに奥の上林温泉に泊まる

駅のバス切符販売所で切符を買ったらホッチキスの針で継ぎ足している

バス賃を10円値上げしたのだろうがこんな切符見たことがない



温泉マニア垂涎の宿渋温泉「金具屋」 1人では宿泊が叶わない
2年前にsinta君を誘い予約をとったがコロナがひどくなってキャンセルした

昼飯代わりの温泉饅頭

共同風呂巡りは11箇所あるが「大湯」以外は宿泊者しか入れない
「大湯」の鍵は近くの旅館が管理していて女将さんに500円支払うと
鍵をもってきて開けてくれる 女将さんも煩わしい事だ
帰りは鍵は勝手に掛かる仕組み


本当に渋い色の温泉だ 湯加減も良い こりゃ名湯だわ


1時間後の次のバスで終点「スノーモンキーパーク」まで行く
このバス停の名前は以前「上林温泉」だった 外人も多いので駅名を変更したのだろう
スノーモンキーパークはここから歩いて30分である
上林温泉はバス停から5分程にある
今日の予約宿に寄って荷物を預け 25分歩く
目的の「地獄谷温泉」はモンキーパークの横にある

本日の宿「塵表閣」

隣が前回予約してコロナでキャンセルした「仙寿閣」も一人客は受けない

緑いっぱいの道を30分歩く
途中 降りてくる客に「猿は出ていますか」と聞くも「「4~5日は出てないようです」の答え
何人かの外人に「モンキー?」と聞くと肩を狭めて「OH~!NO~」と言う
今日は猿は出ないようだ
2016年10月21日に訪れているが10数匹入浴していた 
今年は山にはまだ餌が多くあるようだ
6月に来た人の話ではその頃は猿も風呂には入らなかったそうだ 猿も湯から出る
人の思惑通りには成りません

道は突然開けて「地獄谷温泉」と地獄谷噴泉が見えてくる



なんか雰囲気がおかしい 静かすぎる 以前は露天風呂に人があふれていた
前回は時間の都合でモンキーだけ見て温泉には入れなかった
今回は猿よりも温泉だと期待して来たがなんと休業「OH!~NO~]
やはり雪の時でないと客は少ないのかな~
猿苑はここより少し高台にあるのでもう苑の前にもいかず引き返した

宿には予定より1時間早く着いた




部屋は離れの一番奥だった 風呂も部屋もフロントも外部渡り廊下で繋がっている 


一人では勿体ない
昨日との落差が面白い
トイレの蓋が勝手に持ち上がったり 水も自動で流れる 感心した

夕食までに風呂に行く




夕食は個室でいただく


                      「海苔のスープ」旨い

女将さん自筆のお品書き
女将さんの手料理
お品書きの左上に個体識別番号1610760186と書いてある
お姉さんに問うと牛の識別番号だという
しやぶしやぶで食べた  旨かった 合掌
蕎麦のパスタ―も旨かった

夜もう一度風呂に行った
露天からの星は雲一つない天空のショーだった

4日目

久しぶりにゆっくりの出発 朝風呂から出て朝食


「じんぴょうかく」万歳!
フロントで女将さんにお会いしたら白髪の品の良さそうな同年輩の方だった
お会計の時「当方ではまだクーポン券も来ておりませんし販売する物も有りませんので5000円+3000円
合計8000円の値引きさせていただきます」とのこと 
やはり全国割が適用されるんだ
1泊目の栃尾又では「当方ではやっておりません」の返事
すこし離れた大湯温泉ではすでに全国割のクーポンを渡していたのだが
やはり大手旅行会社とか大手旅館にしかまだいきわたっていないのだ
宿によってその対応が別れる
事前に判っていても栃尾又温泉には1軒しかないのでキャンセルすることはないが 誠意のない宿だ
ついでに言うと 
2泊目の湯沢(素泊まり)は5000円以下の宿泊料なので適応無し
4・5泊目の2泊した五色温泉では5000円×2=10000円引きと全国割クーポンが来てないので
長野県民割クーポン4000円分とタクシー券2000円分をもらった
6日目の美ヶ原温泉ではやはりクーポンが来ていないので5000円引きと県民割クーポン3000円分くれた
クーポンは宿泊した翌日までしか使えないのでストレスとなる
今回も全国割の決定通知が遅かったから関連業者も大変だろう
クーポンの使い道にも困る
結局 昼飯代わりの羊羹の棒を3本と かさ張らなくて値の張る国産蜂蜜と地元産のお茶に使用した

宿が湯田中駅まで車で送ってくれた
7月の予約の時 到着時間を宿に知らせていたがその後時間を変更したのを宿に知らせるのを忘れていて
迎えに来てくれたそうだ 渋温泉の脱衣場で携帯が鳴り おおあやまりした 

長野電鉄湯田中駅 須坂まで行く

これから行く松川渓谷は自動車が無いと本当に不便な所だ
以前から渓谷の温泉巡りの計画を立てるが1泊では無理だとなり
送迎をしてくれる宿に2泊することにした
車なら10~20分だが歩くとなると厳しい

上の地図で須坂駅からバスは1時間ごとに高山村「YOU遊ランド」まである 乗車約30分
ここから先はコミュニティー「ふれあいバス」に乗り換えて終点山田温泉まで行く 
しかし時間帯によっては2~3時間無い(特に昼間)
山田温泉から先は歩くか車で迎えに来てもらうかである
五色温泉(1軒宿)は山田温泉までの送迎をしてくれる(約4km)
従って五色温泉を基点に松川温泉・雷滝・七味温泉・山田牧場と歩く計画

当初「YOU遊ランド」の風呂に1時間ほど入ろうと思って現地のタクシー会社にメールをして
12時にランドのバス停から蕨温泉までの予約をした
しかしランドに来たが何となく入る気がしなかった

早く山田温泉に行ってそこで時間を取りたかった
携帯でタクシー会社に「今 ランドのバス停にいます 12時予約ですが変更してください」
と言うとすぐ近くにいる車に連絡しますと言って5分くらいで来た
村営「蕨温泉」は見晴らしの良い山の中腹にあった




上の2枚はNETより
以前は宿泊も可能だったようだが今は日帰り専用温泉
 昼間の11時過ぎ 次から次に客が車で来ていた
少し熱めなので露天で景色を見ながら出たり入ったり
バスは1時間後に来た

山田温泉までは10分足らず 料金は100円
やはり温泉街は活気がある
大きな奇麗な宿が並んでいる


追伸 上の写真「藤井荘」に於いて 2023年6月2日藤井翔太六冠が「名人戦」で勝利し史上最年少で七冠王になった


共同浴場の「滝の湯」は閉鎖されていた

大湯は健在

上はNETから
山田温泉は熱い
源泉は70℃に近いので冷ましているがそれでも「あつ湯」は45℃前後「ぬる湯」は40℃
「あつ湯」は10人は入れそうだが「ぬる湯」は2人くらいしか入れない
地元の慣れた人は平気であつ湯に入っている
人は次々に入れ替わる
2度ほどあつ湯に挑戦したが30秒ももたない
狭いぬる湯を独り占めできないので早々に出た
「滝の湯」も入る予定が入れなかったので16時45分のバスを予定していたが14時前には広場に出ていた

近くの店でリンゴを買い足湯のある公園でリンゴをかじり乍ら
温泉町を眺めていた

宿に電話を入れた「すみません 16時55分着のバスで迎えを頼んだ者ですが」というと又雪国のおっさんだ
不愛想に「それはいいですが 何時のバスに乗ったかを知らせてくれ」という
「いえ もう山田温泉に着いています」「15分くらいで行けるのバス停の前にいてください」
五色温泉は道路沿いの1軒屋
道路から松川渓谷側に垂れ下がったようにある
玄関フロントは1階で風呂は地下に降りる形だ


宿に着くと50才前後の女将さんが迎えてくれた
これが又よく笑い喋る 細かいことに気を使ってまるで
親が小さい子供に言う様
ここはこの人でやっていけるんだと思った 雪国おやじでは駄目だ~
時間が早いので明日の朝に行こうと思っていた「雷滝」「松川渓谷温泉」に行こうと
荷物だけ預けて元来た道を渓谷沿いに下る
10分くらいに「松川渓谷温泉」の看板
湯船の中で客同士の話によるとこの温泉も何度も経営者が変わり
最近再開されたそうだ

道路わきの喫茶店が受付で500円 混浴なので黒いウレタンマスクのような薄いパンツをくれる
渓谷を河原に降りると使われていない露天風呂の残骸があちこちに有る
今は2つの岩風呂だけが使われているようだ


以前は宿泊も可能で一度は泊まりたいと思っていた
脱衣場で黒い使い捨てパンツに履き替えて大きな混浴岩風呂に入る

上はNETより

男女10名程の先客がいた 人の出入りが多い
道路に上がり又10分ほど歩くと「雷滝」の表示
そして音のする下に降りる

滝の手前坂の途中で上がってくる家族が3~4人がわ~と言って後ずさりする
降りていくと道路横の藪3~4mの所にニホンカモシカがいる

真正面で目と目を合わしてじっと見つめ合う
その間は何故かカメラも写せなかった
馬のような優しそうな目をしていた
後ろに下がった家族が「この道にいたんです」と興奮気味にいう
「熊でなくて良かったですね」と言う
滝は豪快だった
道は滝の裏側を通り反対側の滝見台で終わっている



残念ながら瀧見台と滝の距離が短いので滝の全景が一枚の写真で撮れない
それにしても地響きのするような 雷が近くに落ちたような凄まじい迫力だ
感動した

さあ宿に帰ろう
愛想のいい女将さんにカモシカの話をすると「へえ~会えたんだね 優しい目をしているでしょう
逃げないで向こうがこっちを観察しているようでしょう」と言う 地元の人は会っているんだ
チェックインの時 全国割が来てないので信州割クーポンをくれた
宿で羊羹とお茶葉で使った

部屋の窓からは全面の紅葉だった




にぎやかな部屋の壁に驚いた
部屋の電気のスイッチはコンセントの横の茶色のボタンで調整 笑った

早速地下の風呂に


貸し切り風呂は空いていたらいつでも入れる

グリーンぽい少し硫黄臭のあるまったりした湯だった
食堂で夕食だ
他に4組ほどの客がいた 猪鍋だそうだ 合掌


部屋にもどろうとすると玄関先に従業員が狸に餌をやっている

彼らは5匹家族で5年前から毎晩来るそうだ
餌はドッグフードとか

明日は少し歩くので早く寝る

5日目

8時に朝食をして9時に出る

2km先の「七味温泉」に行く
2kmとは言え蛇行した登りの坂道
一歩一歩息を切らせて上がる
40分ほど歩くと看板が出て来た 今度は川面に下りだ


川を渡ったところに七味温泉がある
数軒あったらしいが今は立ち寄り湯専門となった紅葉館だけ



玄関先に大勢の人がいる
どこかのTV会社のカメラマンが玄関先にいる狸を取材している


やはりドッグフードをやっていた
5匹いるから昨夜の狸が昼間はこっちに来ているんだと思った
夜そのことを五色温泉の女将に言うと 七味のは20匹程のグループで非常に狂暴だそうで
こっちに来ているのはその仲間外れの家族だそうだ
そう言えばここの5匹はしょっちゅう餌取りで喧嘩していた

風呂は最高の景色で良い湯だった
湯は2種類有ってエメラルド色の硫黄臭の湯と鉄粉を含んだ黒い湯
グリーンぽいのは多分五色温泉と同じ源泉のようだ 



周りに触れると墨の様に真っ黒になる

最高の湯だった
さてここからの2.5kmは覚悟だ
車道はくねくねといろは坂の様
もう汗びっしょり

この1kmがきつい

やれやれ

山から丁度牧畜犬が牛を追って降りて来た
犬の誘導を実際に見るのは初めてだ
実に小まめに動いて一か所に牛を集める


牧場直営の食堂がある

土曜日とあって席の確保が難しい 手前は300円のアイスクリーム(えへ)

コーヒーとチーズケーキセット600円(えへ) 美味かった
汗がひいたので宿に戻る
すると牧場から道路際に「雷滝まで1600m ハイキングコース」と看板
これは車道のようにくねくねとなってないので近道だと思い進入した
これが大きな間違い

熊除けの鈴をジャンジャン鳴らして紅葉の道を歩く

ロープを使わないと滑り落ちそうな箇所が3か所あった
1時間ほど降りても全く滝の音も川の音もしない
その内 標識が腐って方向が判らない所に来た
道を捜すも道らしき道は無い
2mほど下の沢に滑って降りた しかしすぐに砂防ダムに阻まれた
沢から上に登れない なんとか木の根っこを捜して上がった
ここでパニック状態である
何度も転んで靴やズボンは泥だらけ
息が切れる 肺が張り裂けそうに空気を求めている 足はパンパン
これはひっとして遭難!?
さあどうする 宿に電話したら村中大騒ぎになるだろうな 迷惑だな
最終的にはそうするしかない
でもまだ時間は2時過ぎだ
何日か前 TVでアルピニストの野口健さんが「山で遭難したら沢に行くのは最悪で 必ず上に登りなさい
遭難しても見つけやすいから」と言っていた
そうだ元の所に戻れば良い
しかし下りで1時間もかかった しかも登りで肺と足と心臓が持つだろうか
でも登るしかない 
一歩一歩が命に繋がるんだと自らを鼓舞した
なんとか1時間半ほどで車道まで戻った
宿までここから4.5kmだ

この看板を見てほっとした
5時頃宿に着いた
泥だらけと焦燥の姿を見て女将さんや料理長がどうしたんだと聞いてきた
訳を離すと「あんな道よく歩いたね」と言う
女将さんは早速知り合いの村役場の人に危険な個所が有ると連絡していた
それでも体と心のダメージを温泉は一気に吹き飛ばしてくれた
夕食が美味かった
今日は鴨鍋だった




料理長がこの馬刺しは絶対美味いから食べてみてくれと持ってきてくれた
美味かった 合掌

今晩はぐっすり眠れそうだ

6日目


朝食はしっかり食べる
山田温泉9時20分のバスに乗る為宿を9時過ぎに出る
須坂駅から長野駅に出てJR篠ノ井線で松本まで行く
松本にはお昼過ぎに着いて 駅前から浅間温泉行のバスに乗る
松本城の堀の横を通り30分で温泉に着く

坂道を登った一番奥に浅間城主の湯御殿だった「枇杷の湯」がある



上2枚はNETより
建物は重厚だが風呂は新しく奇麗だ
湯も素晴らしい 流石に藩御用達の湯だ
もう一軒立ち寄り湯がある
坂を降りた所に「疝気の湯」がある

残念ながら今日の営業は1時間後となっている
止めた
バスで再び松本駅に戻る
浅間温泉と今から行く美ヶ原温泉は同じ方向で歩いても30分程だが
松本駅のロッカーに荷物を置いて来た
貴重品を共同風呂に持ち込むのもい嫌だし 前回美ヶ原温泉を熱中症でキャンセルしたので
余り無理をしたくなかった
美ヶ原高原にも行きたかったが直通バスは9月末で終わっていた
スマホで調べると美ヶ原温泉まではタクシーで2300円と書いていた
ここでタクシークーポンを使わないといつ使いますか 今でしょう
宿の前までタクシーは入った
最後の宿泊地美ヶ原温泉「すぎもと」
松田先生によると料理が素晴らしいとなっている

フロントでまず7月のキャンセルを詫びた
宿の全てが洒落ている
今夜の部屋は宿の前の道が地下通路で別館に繋がっている
地下をくぐって2階にあった





部屋に入るとジャズが流れている CDと音響設備が整い自由に聞ける
地下道を通って本館の風呂に行く


貸し切り湯

食事まで部屋で音楽を聞いていた TVとは又味が違う

食堂は満席だった


前菜のメニューはあるがあとは口頭での説明だがよく覚えていない

馬刺し                                  何かのつくね

何故か一巻だけにぎり 信州サーモンだったか

松茸ご飯が最高に美味い 一人一人窯で炊くのでお代わり不可だった
焼肉と焼松茸もあたりまえに美味かった  合掌
もう余は満足じゃ

明日は帰宅 寝るぞ~

7日目

朝食もおいしゅうございました

フロント横の喫茶部屋
宿から2~3分のバス停から9時37分のバスで松本駅まで
松本から名古屋まで特急しなの 名古屋からは新幹線で帰る
なんとか今回は完遂出来たが途中危険な場面もあり 
余り予定外の事はしない方が身のためと改めて思った

とりあえず良い旅でした