その24 芦原温泉

松田忠徳先生の「100名湯巡り」と「新100名湯めぐり」の一部含めて巡ってきたが芦原温泉は本州最後の温泉となる
あわら温泉は今年3月に予約したがコロナ禍が強くなりキャンセルした
するとGO-TOキャンペーンが始まり越前ガニのシーズンに入り再度挑戦した

しかし出発直前に感染者が急増 懊悩の末冒険旅行と相成った

当初の計画は2日目に「加賀温泉」まで行き循環バスで中山・山中温泉や九谷焼窯元など回る予定だったが混んでそうな所は避けた
マスクを外して思い切り歩けそうな下記コースに急遽変更

東尋坊には5~6回は来ているが公共交通で行くのは初めてである

京都駅から快速で琵琶湖の西岸周りで敦賀まで行く
途中特急「サンダーバード」や「しらさぎ」が何本か追い抜かす
普通乗車券が2600円で特急券が1600円である
少々抜かされてもじじいには時間は腐るほどある


この「特急しらさぎ」の後がマイラブ快速(京都駅0番線)である



湖西線の大津駅は「大津京」になって駅前はマンション群 京都まで近い



比叡山系と湖西沿いを快速で走る
近江舞子あたりから敦賀まで各停になる



終点敦賀駅では隣のホームで福井行が待っている


金沢から京都までの新幹線工事が敦賀まで来ている
あの「サンダーバード」や「しらさぎ」は絶滅するのだろうか

敦賀を出てしばらくすると全長約14kmの北陸トンネルがある
昭和47年に列車の火災事故があり30名の死者と700余名の負傷者を出している

かつて国鉄は多くの場所で脱線や衝突・転覆があったそれにストライキも多かったな~

車窓からの目旅が旅の素晴らしさの一つ



福井は恐竜王国 恐竜もコロナには弱そう


恐竜のアクションと鳴き声が駅前広場を賑わす

乗り換えのえちぜん鉄道は怪獣広場と反対側というので急いで走る

三国港行11:09に乗る
本当は三国港から東尋坊に行きたかったが港から東尋坊への便が少ない
途中の「あわら湯のまち駅」で降りると京福バスが6分の待ち合わせで東尋坊行が来る

電車は2~3分ごとに駅に止まる
交差もあるので結構時間を使う

それにしても越前平野は広い

見渡す限り平野  山形や秋田も平野が広かったが
九頭竜川などの三角州や沼地の開墾とか
この平野にも断層があってかつて「福井大震災」で大被害があった(明日行く歴史博物館にその当時の被害写真があった)



畑や田んぼの平野に忽然と芦原温泉街が見えてきた
なんでこんなところに温泉が湧くのだろう今でも謎である

駅の観光案内所で明日のコースの説明を聞いていると
バスが行ってしまった  そうだここでは6分の待ち合わせだということを忘れていた
バスに乗るのはじじい一人だからバス停にだれもいないからさっさっと行ってしまったんだ
次は1時間後の12時56分
仕方がないから駅前のコンビニで小豆饅頭を買ってベンチで一つ喰う
駅前の足湯や観光設備や今夜お世話になる旅館の場所確認でぶらつく

どこに行っても与謝野晶子の句碑がある

痔に効くふかし湯


昼間の温泉街は厚化粧を取った場末の芸者の様
寂れていく温泉街の特徴である



日帰り温泉「セントピアあわら」数十年前に来たことがある

静まり返った すすけた温泉街の中で唯一輝く宿があった
駅のすぐそば
今夜の宿「つるや」である



宿の場所を確認して駅に戻る
バスは定刻に来たが1人が乗れないほどに満員
(このバスが今回の旅で唯一危険 でも次は又1時間後しか来ない)
JR芦原温泉駅からの客や地元の客である
バスで30分終点東尋坊
観光タワー周辺は平日にも拘わらず人が多い
この天気なら仕方がないかな


東尋坊は観光船に乗ったり幾度か見ているので素通り

今日の目的は目の前に見えている「雄島」である
今迄全く気が付かなかったし知らなかった 赤い橋が目印である

東尋坊を真ん中に左右に8kmの遊歩道がある
今回は「雄島」までの4kmを歩く

東尋坊の観光タワーが見える
まだ半分くらいか



1時間足らずで着いた
ここまで一人も出会わなかった

そうかこの大湊神社が本宮で雄島は二の宮になっているんだ
九州の宗像神社の様に 宗像も住吉も湊も全部海の神様だ
九州から山口・島根・京都・福井・石川・富山の日本海側は大陸文化の臭いが繋がっている
敦賀も元は「角鹿(つぬが)」からきている なんでも大陸から頭に大きな角の兜を冠った民族が渡来したとか
(つれづれ42段参照)



この島全体が溶岩が冷えて固まった柱状節理や板状摂理で出来ているんだ
東尋坊にしろどこで火山が爆発したんだろう
それと芦原温泉は関係あるんだろうか 

島の遊歩道は2kmほどだが階段が・・・

東尋坊を望む
橋のたもとからバスが出る
あわらゆの町で降りて宿に向かう

着物姿のおかみさんや担当の仲居さんに案内され部屋に入る





庭付きの落ち着いた部屋だ
館内を散策



全館畳張りなので歩くとき足に優しい
これは部屋にいても廊下の歩く音や振動が全くない理由だ
そういえばこの宿にはスリッパがない
最初は素足で歩いていたが他の客が浴室で使うすべり止めの備えらえている靴下を
履いていたので真似をした

10数室あると思うが仲居さんの話では連日満室とか
でも人の話し声や音など全く聞こえない

夜7時まで78℃の温泉湯で温泉卵が自由にできる

さてお風呂である
風呂は同じ1階のすぐ横 じじいの部屋の庭の後ろの建物

1時間ほど入るがたまに1~2名の客が来るが
ほぼ独り占め




お湯はしょっぱい
ナトリュウムとカリュウム
70数度を加水なして42℃まで自然冷却
まったりと全身を包む 素晴らしいお点前
くりぬき岩の浴槽 自宅のポリ浴槽とは重みが違う
大満足

部屋にもどるが食事まで1時間半
冷蔵庫の般若湯で冷却

2階の食堂に案内された
え~部屋食じゃないんだと思ったら2階は各客専用の食事用個室部屋にになっていた



食前酒と酒をいただく

「特製鱶鰭スープ黄金仕立て」
これは絶品
京都「丹熊」の白みそ汁・長湯温泉「大丸旅館」の出汁
これはじじいのベストスリーものとなる

蟹て臭いものと思っていた
レモン汁で臭いを消すとかおしぼりで拭きたおす
しかし今回で蟹の臭いのイメージが全く変わった
全く臭くない
さっきまで生きていたのが臭いはずがない
刺身が臭くないのと同じである
そうなんだ じじいは冷凍ものしか食べたことがないからあの匂いが蟹の臭いと思い込んでいたが
冷凍しても酸化が進むからアンモンニア臭だ

薬味も生わさびと塩だけ
素材の味を生かすとはこのことだったんだ

生まれて初めて生の「三国港の札付き蟹」を所望した
普段4つ足動物の肉は食べないので蟹さん許しておくれ

残念ながら〆のご飯も年寄りには無理だった(事前に量を減らしてくださいと言っていたが)
でも蟹だけはしっかり食べた

とりえず酔いを醒ます
目が覚めると夜中
ひと風呂浴びて冷蔵庫をあけると食べ切れなかったデザートが入っていた
旨い・・・・



2日目

朝風呂を浴び2階の食事個室で朝食


GO-TOサービスの料金とPOINTで酒代とお土産を清算し
9時に女将と仲居さんに見送られ宿を出る
9時19分の福井駅行の電車に乗る

福井駅から歩いて10分に福井城址がある
今は石垣と壕があり城内は県庁のりっぱな建物が建っている
                            そこから5分ほどに外堀跡付近に福井市立郷土歴史博物館と養浩館とその庭園がある



県庁といい街並みと言いとても清潔感があり整然としている
歴史館の受付も清楚な女性
「65歳以上の方は隣の養浩館と共通券で無料です」「何年生まれすか」
と聞かれ「・・・・」共通無料券をいただいた
「お写真は写せるところと写せないところがありますのでご注意ください」
1階常設展は縄文から古墳時代の遺跡物の展示

越の国はなんといっても継体天皇の出生 今上天皇の故郷である
2階は「北陸の古刀」展開催中で100振りほど展示されていたが撮影禁止





重要文化財など国宝級の名刀が展示されている
これだけよく残っているもんだ

公園を挟んで養浩館とその庭園がある

1泊の温泉旅行だったが好天と小春日和に恵まれ
ゆったりとした本来の温泉旅行が出来大満足である

帰れば自宅で2週間の自己隔離である
感染していないことを祈りつつ
京都駅まで帰る