その23 燕温泉・赤倉温泉・(松之山温泉)・水上温泉・宝川温泉・(草津温泉)( )は再入湯
秋本番紅葉と温泉を求め上信・信濃・上州を巡る
日本の100名湯巡りも残すところ北海道と熊本震災地域となった
巡る中に「日本秘湯を守る会」の会員の宿があり その宿に泊まるとスタンプがもらえる
その数が10ヶ(10ヵ所)になると 行った先の1ヵ所に無料で宿泊できる
その温泉だけではもったいないのでそこを組み込んでこの時期のこの地域
100名湯「その17」で行った松之山温泉「凌雲閣」に電話してOKをもらう
1日目
22時30分京都駅発夜行バスでJR直江津南口朝5時着
バスは4人掛けと後ろ8列から3人掛け
最近夜行バスは3人掛けでしか乗らない 3割ほど高いが疲労度が違う

前から4人掛け 狭そう
直江津南口とか後ろ8列とかに少し不安だったのはバスが5時に着いて5時9分発直江津駅北側の「はねうま線」
に上手く乗れるかどうかだ 出発前に冷蔵庫の余りもので作ったサンドイッチを到着前にほおばって
荷物をかついで切符を買って階段を駆け上がって北側のホームに滑り込む
バスは5時1分に着いていたのでなんとかセーフ
この列車に乗ると「燕温泉」で3時間滞在できる
朝5時9分発の電車に乗る人は他にいなかった
途中工事関係者のような男性が1人乗った
直江津発妙高高原駅行きは以前は直通で長野まで行けたが今は妙高高原駅で乗り継になっている
夜明け前の暗闇の中 妙高高原駅手前「関山駅」(5:48分着)で降りる

駅前に白いマイクロバスが止まっている
市営バスとなっている
このバスが11月4日までの期限で妙高高原山麓を1時間間隔で巡回している
6時14分発まで少し車内で待っていると客は1人なので60歳代の運転手さんと話す
と親切で優しく世間話や観光ルートの情報を教えてくれる
なんでもこの地域のイワナの漁組合長とか 郷土愛にあふれているんだ
途中 関温泉(有馬温泉のような茶色の湯らしい)を超えると少し明るんできた
組合長さん運転手が写真を撮ってくださいと車を止めて下ろしてくれる
妙高山(2454m)が朝日に照らされて赤くなってくる
山頂まではめったに見れないよ(本当は乗合バスは途中で降りられないんだけどと言いながら)
燕温泉のあとはどうすると聞かれたので赤倉温泉に行って高原駅から直江津に戻りますというと
赤倉は今ロープウエイも台風で止まっているしこの天気なら「いもり池」と「苗名滝」にと教えてくれ
でも「苗名滝」には時間的には無理だから赤倉温泉に寄って「いもり池」に行くことにした
6時35分に燕温泉前に着いた次のバス赤倉温泉行は9時36分
あの5時9分発の電車を逃すと8時15分着となる
「燕温泉」は2つの露天風呂が有名
どちらも無料でだれでもいつでも入れるが最近まで崖崩れや設備損壊などで使用禁止になっていて
NETで「OKとなりました」と出ていたので来てみたかった

ここは妙高山の登山口でもある 旅館は5~6軒有る
目的の露天風呂は温泉街(?)を通り抜けて5分ほどにある
カメラ小僧おじさん達何人かに会うがほとんど人は無い
この紅葉もつい2~3日前から急だよと組合長が言っていた

知る人ぞ知る「
黄金の湯(おうごんのゆ)」(男女別になっている)
錦繍の中にイオウ臭の真っ白な湯 これが温泉だ!と言わんばかり
もう一つの露天風呂はここから歩いて15分の奥
「河原の湯」に向かう
途中 本当に目の前が全面の錦繍
その中に一筋の滝(惣滝〈そうだき〉)




私一人の為に来るのを待ってくれてたんだ
絶景独り占め
吊り橋を渡ってすぐ左を降りて小川つたいに3~4分上がったところに温泉がある
これが「河原の湯」
一応脱衣小屋は男女別になっているが風呂は混浴

若い男性が一人入っていた
写真を撮っていたので こちらも気楽に「写真いいですか」というと
「どうぞどうぞ」と2人で大いに撮り合った
「長くからいますので」と男性は先に出た
体中イオウの臭いがプンプン
吊り橋の上で反対側からくる若い女性と出会う
なんと1人で「河原の湯」に向かう・・・・・
雪山となるとこんな感じ

次のバスの運転手さんも1人客に対して親切 左下に滝が見えますと言ってバスを止めてくれる
赤倉温泉までは25分ほど
露天風呂滝の湯に入る



いい湯だ少し熱めでイオウ臭とヌルヌル感 ここも客が1人なので思う存分楽しめた もう皮膚がふやけてメロメロ
赤倉温泉街をぶらつく
この時期 もうひとつ人が少ない なぜだろう ロープウエイが動いていないからだろうか
ここからバスで10分ほど 池の平温泉を経由して「いもり池」に行く

さっきのバスの運転手さんが通りかかったらどこでも手を挙げてくださいと言っていたが温泉のはずれのバス停で乗る
池の平温泉
妙高山の頭が雲で欠けているが組合長さんが言っていた「逆さ妙高」が美しい
池を一周する


いもり池から妙高高原駅まで30分ほど
20分ほどの待ち合わせで越後トキめき鉄道「はねうま線」で直江津駅までもどる
途中「二本木駅」では珍しいスイッチバックとなっている
ワンマンカーなので運転手が客席の方を向いて窓から後方を見てバックで運転している
車で運転手が後ろを見ながらバックしている状態
とても奇妙な感じがした



(電車の後部の窓から顔を出してバック)
53分の待ち合わせで北越急行「ほくほく線」で「まつだい」まで1時間
このほくほく線は以前反対の六日町から乗ったが兎に角列車のスピードと音が半端ではない
しかもトンネルが長くて多い 地下鉄を100km以上で走る感じ
「まつだい駅」には今晩宿泊の松之山温泉「凌雲閣」の迎車があった
相変わらずお湯は良い
料理は豪華ではないが自然のものと量が多い






鯉や鰻や刺身だともう食べきれない
新月の今夜は旅館の窓からの星空が素晴らしかった
ご招待ありがとうございました。
2日目
この旅館の唯一最大の難点は建物が文化財的で廊下の歩く音や隣の部屋の話し声など音がうるさいこと
しかし夜行バス明けか うるさいと思いながら朝まで寝ていた
朝のひと風呂あびて朝食後9時20分の送行バスで宿を出る
「まつだい駅」で20分待って越後湯沢まで45分
ここも以前「名湯巡り その17」で来ている
今回は駅前から出ているバスで「苗場スキー場」のゴンドラからの紅葉を観覧
駅で50分ほど待つと苗場プリンスホテル行のバスが出る
プリンスホテルからシャトルバスでゴンドラ乗り場まで行く
前日凌雲閣で宿泊客が「今日 苗場のゴンドラに行きましたが乗るのに3時間待ちでした 天気がよかったから
紅葉はいいですが帰りも何時間も並んで大変な混雑です」と言う
今日もそんなんだったら今夜の宿泊は水上温泉だが ちゃんとたどり着けるのか心配だった
しかし今日は昨日とは一変 朝から雨(満天の星も奇跡的に見たんだ)
雨なら紅葉は見れるのだろうか とりあえずゴンドラの所まで行ってみる

ゴンドラはスイスイ乗れる 東京から来ていた観光客も「昨日のニュースで滅茶苦茶混んでいたので・・・」という



往復で3000円 高いと思ったが往復50分乗ってみるとその価値は充分あった
因みに上の写真は宣伝用
やっぱりこれを見ると行きたくなるよね~
帰りは団体ツアー客にぶつかった
プリンスホテルに戻るとバスは行った後
ホテルのロビーで2時間近く待つ
客の大半は観光バスでの日本人団体ツアー客と中国人
日本人個人観光客は何十分の1 バスの本数も少ない
越後湯沢駅に戻りJR上越線で40分水上駅に着く
メールで到着時間を知らせておいたので迎えに来てくれていた
水上温泉「松乃井」
本当はこの近くの宝川温泉に泊まりたかったが人気の宿らしく
全く相手にしてもらえない それで水上温泉から日帰り温泉にした
従って水上温泉はどこでも良かったのだが どこも結構いい値段している
とにかく首都周辺の旅館・ホテルは高い 平均3割は高い 時には倍近い価格もある
高くても客が多いからいい加減なものだ
この松乃井「源泉湯の宿」と歌い文句にあるのに惹かれるて選んだ


ご多分に漏れず大手の旅館チェーンに買い取られているようだ
いわゆる居抜きであろう
風呂や外回り施設はびっくりするくらい豪華
しかし食事は朝夕ビュッフェで部屋はビジネスホテル並みで狭くて貧相
施設を除けば大衆チェーン旅館の倍の価格である
しかしシーズンでもあるのか団体客や個人客でごったがえしている



3日目
朝風呂とビュッフェを済ませ 勘定も済ませ
9時40分の送行バスで水上駅へ
駅前の観光案内所に寄る

「宝川温泉に行きたいのですが」
「往復バスと日帰り入浴券のセットで3500円になります」
駅のロッカーに荷物を入れ1時間後のバスを待つ
その間多くの客は「谷川岳ロープウエー」行のバスに乗る
どのバスも満席である
そうかここから行くんだ
山登りにはあまり関心が無かったから見逃した
朝早く出てロープウエイに乗って帰りに「宝川温泉」に行くべきだった
今回の旅行計画で唯一の失敗だと思った

(谷川岳行は満員)
バスが来た 谷川岳行きとは大違いで
多分アメリカ人だと思うが
若い男女5名と日本人老人男性1名の計6人が宝川行きに乗る
30分ほど山道を走ると「宝川温泉口」のバス停に着く
そこには「宝川温泉」のマイクロバス迎車が待っていた
背の高いロングヘアーの男性が大声でしゃべる(勿論意味は分からない)
彼らはバスと入浴券セットを買ってないのでバス料金の支払いやら入浴券の購入に時間がかかる
混浴なので湯あみ着はセットに入っているがタオルのレンタルは別に100円必要
受付もそれぐらいの英語は話せないとな~
ロッカーやタオルの説明ですったもんだで入場
中は撮影が出来ない カメラ・財布・貴重品は全て100円のロッカーに入れる
日本人老人はナイロン袋に小銭と馬鹿チョンカメラとタオルを入れて入る

温泉は1軒宿だが川を挟んで向こう側は宿泊客専用で橋から向こうには入れない

川沿いの露天大浴場は日帰り客と共用しているようだ

因みに上3枚の写真はNET上の大露天風呂のプロの写真
かないませんわ
水上駅に帰るバスは3時間30分後である

3つある露天風呂に何度も入り 内風呂にも入り たまらず生ビールも飲む
しかしあのヤンキーグループは飲食もせず風呂に入っている ヤンキー魂なのか
仲良く5人が寄り添って湯船にいる
14時30分になるとシャトルバスで路線バス停まで送ってくれる
おお!ヤンキーちやん5人組はちゃんとバス乗り場に帰っている 理解していたんだ
水上駅で40分待ち JR上越線に乗り草津温泉まで行く
途中渋川で吾妻線に乗り換える この辺は「その9」でもあるように草津温泉・法師温泉・四万温泉に行った時で勝手がわかる
先の台風19号で吾妻線も被害を受け草津温泉の入り口「長野原草津口駅」から先は不通でその先はバスが代行輸送となっている
草津温泉行バスは列車と連動していてすぐに出る
30分ほどで草津温泉バスセンターに着く
前回泊まった宿(老人介護施設の転用宿「こしゆり」)がバスセンターから2~3分なのでそこにした
今回草津温泉に来たのは前回「西の河原の大露天風呂」が工事中で入れなかった
どうしてもそこに入りたかった
それとバスセンターから軽井沢行のJRバスが出ていて 浅間牧場や白糸の滝などに廻れることがわかった
バスセンターには夜6時8分に着いた
もう真っ暗 数年前に来た宿の方向がわからない
携帯をすると 宿主が「00さんは明日の予約になっていますが」と言う
電話での予約のため確かめようがないが 当方が日にちを言い間違えたことにして
取り敢えず「今日は宿泊大丈夫でしょうか」という
「良かったです 部屋は空いています ただし明日の朝食は用意出来ませんが」との返事
「いえいえ朝食はコンビニで何か買って行きます」と言う
とりあえず寝る所は確保できた
夕食は近くの蕎麦屋で済ませた
ここの風呂は湯畑から引いているので相当量の水を入れて棒でかき混ぜないと熱くて入れなかった
少し風邪っぽいので明日の西の河原の露天風呂のため
今晩は薬を飲んで早く寝る
4日目
部屋は自炊用の設備が整っているのでコンビニの物も温められる
「11時には戻りますのでそれまで荷物を預かってください」と言って9時半にチェックアウトした
湯畑の周りは相変わらず人でいっぱい
西の河原まで15分ほど歩く
老舗旅館「奈良屋」 さすが趣があるよね
元介護施設とは大違い(笑い)

本当に草津の湯量は・・・・ 玉川・須川温泉もすごいが

いよいよ念願の西の河原露天風呂(600円 宿から割引チケット10%で540円)

紅葉の天狗山を背景にここは極楽浄土じゃ

あやかりたや あやかりたや

露天風呂からさかのぼると小藪からもうもうと水蒸気
ここが露天風呂の源泉 何千年何万年も熱湯が出続けているうだ
草津も大満足
11時に宿に荷物を取りに行きバスセンターから11時40分発の軽井沢行のJRバスに乗る
軽井沢まで2500円途中下車は自由に出来るが基本的にバスは1時間に1本なので
時間を確認しながらの行動となる
選んだのは「浅間牧場」と「白糸の滝」「元軽井沢」
浅間牧場停車場から歩いて10分に現在放牧中と書いてある

途中に浅間山噴火時の避難場所がある



浅間山は思ったより近くにある
山は偉大だ ピラミッドは作れてもこれは作れない

牧場濃厚牛乳も美味そうだが やっぱりソフトにした
時間通りバスは来た
ここから白糸まで10分ほど 客は1人なので又運転手としゃべりこんでいた
「京都府警に12年いてJRバスの運転手になったんです」「へえ 12年もいてもったいないね」
「今頃京都は外人と人であふれているでしょうね」「そうそう春秋は近寄れませんよ」なんて会話をしていると多くの客が待つ停留所に着いた

ここは観光客で混みあっていた
台風の影響でがけ崩れや通行止めがあちこちに見られる
バス待ちに「高菜のおやき」を食べたがやっぱりソフトクリーのほうが美味い
20分で三笠ホテル前から元軽井沢バス停と行く
元軽井沢で降りるともう食事処やファッション関係やら最近どこにでもあるような若者風
とある店の店員さんに「雲場池」の場所を尋ねる
ここから歩いて15分とか

街中も色着いている
軽井沢とは浅間山のすそ野に広がった高原の雑木林に造られた別荘地なんだろうな
那須高原もこんな感じだったな
「売地」の看板や何十年も人が住んでいないような雰囲気の家も結構ある
ここにもいろんなドラマが有るんだろうな
など思いつつ光のある内に紅葉を求めて歩く
何百人の人が次々と来る レンタサイクルで来る人も多い
ここでも一番多く聞こえるのは中国語 本当にこの人達の追求心に感心する


疲れたので池の端の喫茶店でアイスコーヒーを飲む
この旅もいよいよ終着だ
軽井沢駅はここからゆっくり歩いて20分足らず
駅前発京都駅行夜行バスは20時23分に出る
駅前で食事をしたり待合所でTVのニュースを見て時を待つ
本当にいい旅でした
了