その16 松川・新安比・鯵ヶ沢・不老不死・青荷・酸ヶ湯・谷地・蔦・新玉川・鶴の湯
温泉巡りも半ばを過ぎ 関東・東北方面に移行していく
東北は数も多く距離が長く交通の不便な秘湯が多くコースを組むのも一苦労
旅行会社のパンフレットに「みちのく憧れの10の秘湯めぐり 4日間」とある
一般的な観光はほとんど無く 温泉特化のめずらしい旅である
温泉は岩手県・青森県・秋田県にまたがっている
以前から行きたいと思っていた「不老不死」「青荷」「酸ヶ湯」「鶴の湯」が入っている
当温泉巡りでの団体旅行は初めてだが試みに参加した
1日目(バス走行290km)
伊丹空港8時集合総勢28名
2人組が10 1人組が8
9:00発ANA733 プロペラ機


席の横は翼に付いたタイヤ

南アルプス と 富士山
仙台空港10:25分着
ここから4日間バスで移動
仙台空港から東北自動車道を北上

宮城県から岩手県に入り平泉の近くのサービスエリアで「食べ放題の払い放題」
花巻・盛岡を過ぎると岩手山(2038m)
ガイド曰くこの1ヶ月半記録的な長雨で山と言う山はほとんど見えなかったとか
コインランドリーが30~40分待ちだったとか
岩手山沿いに反対側にある
①「松川温泉松川荘」(岩手県八幡平市松尾)に立ち寄る



露天風呂(HPより)
今回は団体の為立ち寄り湯での「浸かり撮り」は出来ない
出来るだけNETから湯舟の写真を得る
立ち寄り湯では大体1時間の滞在である
早目に出てここから川沿い500m上にある「地熱発電所」まで歩く

(上の写真クリックでyoutube)
発電所から出た蒸気や電気を温泉宿に供給しているという
想像以上にでかい

白い建物は「冷却塔」

説明によると日本初 昭和41年から操業
蒸気でタービンを回している
地熱発電所は初めて見た
国内に何千も温泉があるので全国でやればいいのにと思っていたが
温泉といっても蒸気が吹き上がるほどの温泉地はそんなに多くはないのかも
再び高速に乗り
安代ICで降りたらすぐに今日の宿泊温泉
②「新安比(あっぴ)温泉清流閣」(岩手県八幡平市叺田)
に着く(16:20分)

早朝からの旅
早着きは助かる
安比温泉は海水の2倍の塩の濃度

「金の湯」と「銀の湯」塩分が床に固まって歩くのが痛い
上の写真はHPより
湯はとろっとしている





明日は電気の無い宿の為 携帯・カメラの充電をしっかりして
お休み
2日目(バス走行320km)
ホテル8時出発
東北高速道をさらに北進
岩手県から青森県に入り弘前ICで降り国道7号線から日本海まで向かう
弘前郊外の道の駅で休憩

岩木山(1624m)が見えている 津軽富士とも言われる
日本海はこの山すそを走り反対側である
アップルロードが延々と続く


弘前の反対側から見た岩木山
③「鯵ヶ沢(あじがさわ)温泉水軍の宿」(青森県西津軽郡鯵ヶ沢町)に着く

JR五能線「鯵ヶ沢」のすぐそば
鯵ヶ沢温泉は「化石海水温泉」としている

(HPより)
温泉のはずれの海岸に沿って海鮮物を売っている店が並んでいる
この中の一軒に「わさお」がいるという
そうかそれで宿の玄関に「わさお」の写真の出迎えがあったんだ
TVで見たことがあるがこんな辺ぴな所にいるんだ
日本海沿岸 千畳敷を越え大間に並ぶマグロ漁港深浦を抜けると

深浦港
④「黄金崎不老不死温泉」(青森県西津軽郡深浦町)がある
ここで湯の前に昼食を摂る
そりゃやっぺ
温泉はかつては海岸に湯舟が1つあっただけだそうだが
今は海岸の上は宿が並んでいる
食後 宿の湯で一度体を洗い又服を着て下の露天まで行く

かつては上の写真だった 今は右のように囲ってしまっている
左が男性用 右は女性用
ここの夕日は素晴らしいという
しかし真冬は寒い 波が高いと入れない
(上4枚はネットより)
ツアー客同士5~6人で湯舟からの海の景色を楽しんでいると
同じツアーの女性3人ほどがタオルを巻いて女性側から移ってきた
皆「・・・・・・」
そのうち女性が「写真を撮ってもいいですか」と言う
「ここは撮影禁止ですよ。写せるなら皆写したいと思っています」と1人が言う。
最後は「自己責任でお願いします」となる
すると50前後の女性「すみません海をバックに写してください」と一人の男性にカメラをわたす
おじさん族はあんぐり
なぜ女湯でやらないのかなと思ったら
上の写真で判るように女湯側は海からも見えないように囲いがあって
天井しか見えないんだ
とは言え
さて車は元来た道を引き返し右に岩木山を見てアップルロード
から黒石温泉郷を経て今夜の宿泊先「青荷温泉」へ

道の駅の蕎麦屋は有形文化財だった
⑤「青荷温泉(あおに)」(青森県黒石市大字沖浦字青荷荷)は秘湯中の秘湯だった
今はマスコミに取り上げられなかなか予約が取れない温泉となる
とは言え行くまでが大変
山の又山の谷底
大型バスもはいれないので旅館からマイクロバスが迎えに来る
28人乗りで補助席を使ってぎりぎり
雨の中 谷底の一軒宿に着く
「まずは帳場さ顔こ出してけ~の」

TVも冷蔵庫も携帯も出来ないコンセントも無い
「ランプの宿」である


ガイドがまだ日があるうちになんでもしておきなさいよと言っていた
日が落ちれば字も読めないとか
布団は自分で敷く
トイレは共同
風呂は4ヶ所にある 24時間いつでも入れる
露天は混浴
ランプは灯油を使うのか窓を開けないと頭が痛くなるほど臭い

とりあえず風呂

混浴露天と内風呂(上2枚はHPより)

(上の写真クリックでyoutube動画)
レストラントも料理がよく見えない 何を食っているのかわからない
ご飯とみそ汁はセルフ
一応係の人が津軽弁で食材の説明をしてくれる

「いわな」は焼き加減と言いビールと一緒でとっても旨かった
食事が終わると部屋に帰っても何もない
外はじゃじゃぶりの雨
8時に寝た
朝3時 目覚めた
4ヶ所の温泉を2時間かけてゆっくり巡る
昨夜混浴露天に行ったらスッポンポンの現地語のおばさんが2人湯の縁で体操中
慌てて引き返してしまったがさすがに朝3時にはだれもいなかった
パンフの露天湯の写真の右端の桶は「子宝の湯」という名前
3日目(160km)
8時出発

朝食
出発の前に宿内を写す




いい湯・いい風景・いい宿
ガイドが「もう一度来たいな~と思う人いますか」と問うがだれ1人手を上げなかった
宿のマイクロで観光バスまで行き乗り換え
今日はいそがしい
⑥「酸ヶ湯(すかゆ)」(青森市八甲田山)まで1時間足らず
八甲田山の麓を縫って小雨の中走る
酸ヶ湯は八甲田大峰の西麓にあり標高925m
千人風呂と冬の豪雪(10~13m)でよく知られている
温泉宿に近づくとガイドがしきりに「私じゃないですよ 私じゃないですよ」
と言う
そういえば硫黄の臭いが強くなる

紅葉の酸ヶ湯(パンフより)

風呂は始まったばかりなのかそれほど多くない


(上4枚はパンフより)
混浴の為女性がちらほらいる バスタオル禁止だが
お湯が不透明なので全く大丈夫なようだ
バスの車内は硫黄の臭いで充満していた
この近くは温泉が集中している
⑦「谷地(やち)温泉」(青森県十和田市法量谷地)
八甲田山中にある開湯400年以上の歴史を誇る日本三秘湯の宿
ポコポコと浴槽の底から直接自噴するとある

底の板間からポコポコと泡が出る
(上2枚はHPより)
⑧「蔦温泉」(青森県十和田市奥瀬字蔦野湯)も近い
りっぱな温泉宿だ

この宿で昼食と入浴

(上2枚はHPより)
青森駅からバスが出ている
本当にいい湯といい宿 素晴らしい
もう一度ゆっくり是非訪れたいと思った
ここから今回初めての観光
奥入瀬渓谷と十和田湖である
50数年前紅葉の奥入瀬・十和田を歩いた時その美しさに感動した
奥入瀬は紅葉に早く 雨で増水し水が濁っていた

高村光太郎最後の作品十和田湖畔「乙女の像」
ガイドが「私たちは太めの像」といってますと大笑い
さて最後の宿泊地
⑨「新玉川温泉」(秋田県仙北市田沢湖玉川)
は秋田県の田沢湖の近く
全く知識が無かったがここは全国から癌・皮膚・内臓治療者が集まる湯治場として
予約が取れないという
新玉川温泉から歩いて10分のところに「玉川温泉」がある
ここは岩盤浴発祥の地と言われまず予約が取れないらしい
それで「新玉川温泉」を新たに開いたがそこも一杯で増設増設を重ねている
食事は朝晩ビュッフェだが客が多く19時の部になっている
先に風呂に行く
ここは「世界でも珍しい塩酸(ph1,2)を主成分した強酸性の泉質で、ラジウムを含んでいます
医学会で注目されている低放射線ホルミンス効果で自然治癒力を促進させてくれます。
温泉50%・100%の浴槽・ぬる湯・あつ湯・浸頭湯・打たせ湯・蒸気湯・箱むし湯・歩行翼とご自分に合ったお風呂でお楽しみください」とある
湯舟で一緒だったおじさんと話をする 仙台から1週間の湯治で来ているとか今日で3日目
らしい 仙台の周辺にも多くの温泉があるがここは良い様に思うと言う


(パンフより)
入浴の注意事項があってまず50%のぬる湯に入り次に100%に入る
湯舟では体を掻かない・湯を目に入れない
しかし爪の端とか膝の裏側などぴりぴりする
風呂場が部屋から遠いことや入浴に疲れたことやぴりぴりすることもあって
1度しか入らなかった
4日目(310km)
出発9時
「玉川温泉」に源泉があるとガイドが言っていたので朝食後出発までに行ってみた
崖路歩いて10分程の所 帰り客などでごったがえしていた
それを通り越すと煙があちこちからもうもうと上がっている
焼山である



(上の写真クリックでyoutubeへ)
玉川温泉の源泉がごうごうと噴き上げている


岩盤浴の小屋

硫黄の臭いと噴出の音が凄まじい
ツアーグループメンバーを見なかったから他は誰も来ていないのだろう
この景色 勿体ない
バスはいよいよ最後の温泉地
⑩「乳頭温泉郷・鶴の湯」(秋田県仙北市田沢湖田沢先達湯の岱)
に進む
乳頭温泉郷には「孫六」「黒湯」「蟹場」「大釜」「妙の湯」「鶴の湯」などがある
その中でもこの「鶴の湯」が一番知られている
しかしここが一番遠くて険しい所にある
バス停から4km近い谷の底
やはりマイクロバスに乗り換える


草の塀の隙間からお湯の色が辛うじて見えている
硫黄の臭いと乳色の温泉
本当に素晴らしい

(上2枚はNETから)


ここの混浴露天も素っ裸でも見えないからか女性が入っていた
アメリカのバックパッカーの青年が皆から英語で応答していた
北海道からスタートして1ヶ月でここに来たらしい
これで今回の温泉は最後である
バスの中は硫黄臭がさらにきつくなった
これから田沢湖畔で昼食(各自で)を取り
一路仙台空港に向かう
温泉から田沢湖に向かう途中の峠から見た田沢湖
ガイドが「来る度に色が違いますね」と言う
田沢湖て秋田県だったんだ
湖畔のレストラントで昼食
「稲庭うどん」の実演をしてる
「生うどん30名限定」とあった 限定物には弱い
つるつるしこしこで旨い


田沢湖は日本で一番深い423m
玉川からの強酸性水が流れ来たため魚は絶滅
「クニマス」も絶滅となっていた
さかな君が富士五湖の西湖にクニマスがいることを発見したことは周知の如くである
昔田沢湖から西湖に10万個の卵が放流されたという
現在田沢湖にもう一度クニマスを戻そうと中和剤でPHを上げているとか
観光後はひたすら東北自動車道を南下
仙台空港からジェット機で1時間20分
帰阪した
ミサイルがいつ飛んでくるかしれない中
温泉三昧の4日間だったっぺ
了