その15 奈良田温泉・西山温泉・寸又峡温泉
以前に西山温泉の慶雲館を予約したが出発直前に高熱を出しキャンセルを余儀なくされた
今回は何としても体調を整え行ってみたい
23時30分梅田スカイビル1階から出る夜行バスで三島駅まで行く。

遅い夜の梅田周辺は圧倒的に外人が多い
特にこのスカイビルに訪れる人はほとんど外人それも何故か韓国人

途中最後の休憩は富士山が見えるサービスエリア
「釜揚げしらす丼」880円とあったので思わずチケットを買った
旨かった

(上の写真の右の下に薄っすらと富士山の影)
1日目
朝8時30分JR三島駅北口着
すぐにタクシーで「三島大社」に行く



特にどうと言うことは無いのだが旅の安全の祈願?というか
目的地の途中にあったのだ
以前から三島市内の「柿田川湧水」をみたかった。
しかし「湧水群」は駅から4.5km離れている
歩くと1時間以上かかる
今夜の宿泊予約は西山温泉 宿に17時に入るには三島駅11時20分発の電車に
乗らないと行けない
無料のサイクリングもあったが地図勝手のない所を数箇所回るには不安がある
それで上記のいきなりタクシーとなった
三島大社参拝後10分足らずで「柿田川公園」に着いた。




富士山から50kmほど離れているというのにこんなところに
こんこんと湧き出ている。



(上の写真クリックでyoutube)
まだ朝9時過ぎというのにかんかん照り
これから駅に向かって歩く
2kmほどの所に「伊豆国分寺塔跡」がある


この辺からもう汗だくで足が攣りだす
ちょっと早いんでないかい(寝不足と水不足か)

丁度「伊豆箱根鉄道」の駅に出くわしたこれ幸いと1駅だが三島駅まで帰ってきた
一息ついて駅の近くに「源平衛川」があるので足を引きずりながら行った。


遊歩道
足のひきつりの収まるのを待つの川ヘリに座っていると
同年輩らしき地元の叔母さんが買い物袋をぶらさげて
「ここは向こうまで通り抜けできますよ」と声をかけてくれた「はあ ありがとうございます」という。
でも動かないのを心配してかなんどもなんども立ち止まって見ている。
そんなにしんどそうだったのかな。
しんどくはないのですが、足がひきつるんです。


駅と源平衛川の間に「楽寿園」という公園がある富士山の溶岩を庭の石として取り入れ
小松宮彰仁親王の別邸としてあったが 何故か庭の湧水の水量が減り時期によっては
全くない時もある。
入園するときにお姉さんに今は水は無いですよと言われたが
「いいです駅の近道として」とは言えなかった。


(ネットより)
その後2020年7月のNETで水が帰って来たと報じられていた 原因は不明とか
まあなんとかJR東海道線に間に合って「富士」駅まで行く

ここでJR「身延線」に乗り換えて「身延」まで行く。
特急「ふじかわ」で約1時間
新幹線と特急は乗らない「ゆっくりの旅」を目指しているが
接続のバス時間等でどうしても乗らないといけない時がある、今回この特急がその時である。

でも特急は気持ちがいいな~

列車は淡々と富士川にそって「甲府」まで走る

身延は日蓮が修行した身延山久遠寺ある。
駅前からは久遠寺行のバスが頻繁に出ている
ここから先は本当に山深い所
ここからバスで「奈良田温泉」終点まで1時間30分
町営バスが1日4本ある。
その内の1本が40分後に来る
宿泊地の「西山温泉」はその手前バスで5分くらいの所にある
どちらも泊まりたいところだが あまりにも近すぎるので 奈良田温泉は「日帰り湯」にした
駅舎でバスを待つこと30分
すると「慶雲館」と書いたマイクロバスが止まっている。
近づくと夫婦客が1組乗っている
運転手に声をかけると「お名前は」と聞くので名乗ると「はい お聞きしています」
という 私は聞いていませんが。
こんな1時間30分もかかるところを迎えがあるとは全く想像もしていなかった。
ネットで1時45分のバスで奈良田まで行ってそれから御宿に行きますと連絡はしていたが。
運転手はどうぞ乗ってくださいと促す
「いや、奈良田温泉まで行きたいので」というと
「いいですよ ご夫婦を降ろして 奈良田までお送りしますよ」という
それならとこれ幸い 本当にありがたい。

糸魚川静岡地質構造線上にあるこの地域の山は急峻である
今はトンネルや新道工事が進み普通車で1時間
それでも路線バスは1時間30分かかる
和歌山の紀伊田辺から「龍神温泉」や祖谷渓の「祖谷温泉」に行った時を思い出した
西山温泉「慶雲館」玄関に着物のお姉さんが迎えに来ていた
夫婦は降り 私は荷物だけ降ろして 再び送迎バスに乗る
車で5分だけどトンネルありダムありと帰りが結構きつそう
でも奈良田温泉からの下りの路線バスは15時55分で終わりなので
歩くしかない
運転手が電話下さい、又お迎えに来ますと何度も言うが
そんな申し訳ないことはできないので万が一歩けなかったら電話しますといって
降ろしてもらった
もし車が事故でも起こしたら運転手の責任になる


川縁の白い建物がお目当ての「白根館」
ここは14時から15時30分までに申し込みしないと「日帰り入浴」は出来ない
実は予定の路線バスは15時15分に着く予定だったので不安だった
入浴料は1000円
露天が1つある、先客が1人いた。
出るのを待って撮影開始




おお!!
この湯はなんだ!!
ねっとりしっとり ぬるぬる
自分の体全身がまるで「うなぎ」を掴んでいるよう
「龍神温泉」も同じくらいのぬるぬる感があるが こちらはもう少しきついかな
それと龍神は湯から出ると結構サラッとするが ここのは出てもぬるぬる
だから滑らないように気を付けないと
過去なんどもすべってけがをしたりカメラをこわしたり。
日にとって湯の色が変わったりするそうだ
本当に結構なお点前でした
次に100mほど先の山の中腹に町営の公衆風呂がある
550円




案の定 客が4~5人いた(撮影不可) 上の湯舟はネットから
やはりぬるぬる感がある
しかしその程度は下の「白根館」ほどでは無い
玄関に「美人の湯ぬるぬる感全国第3位」と書いていた
やはりバスは行ってしまった

西山温泉はダムのず~と先2.5kmの所
でも体がほぐれ 涼しい風が下から吹きあがってくる





(上の写真をクリックでyoutube)
聞こえるのはセミの声とさっきから周りに猿がちょろちょろ
40分ほどで降りて来た

いよいよ「慶雲館」である



あるある フロントにちゃんと置いてあった
2011年「世界で最も古い宿」としてギネスに登録されたのだ
それ以前は粟津温泉「法師」が1番だった それで「その3 粟津温泉」で書いた
その後「慶雲館」が申請して現在の状況である
創業は705年 現在の当主は52代目
6本の自家源泉 52℃ 毎分2000㍑ 6つの風呂は勿論
各部屋の風呂も全部加水・加温無しの完全かけ流し温泉
日本で1番湯量が多いとされる
いわばお湯の上に寝ているようなもの
又具合良く吹き出し52℃は加水することなくいい湯になる
まさに奇跡の温泉場とも言える

今日はお部屋がありますのでご予約より大きなお部屋に変更しました
と書いてあった
玄関の横には檜風呂のある浴室(これも源泉だという)
これは今までで1番いいと思っている霧島妙見温泉の「石原荘」と同じ
サービス対応
畳と土壁の臭いが漂う 空気清浄機の消臭サインがず~と点滅する
最初は何故かなと思っていたらどうやらこの畳と土壁のようである
早速露天風呂を所望
さきほどの強烈な奈良田のぬるぬる感は無いが逆にサラッとして気持ちがいい
湯舟温度は42℃くらいだろう


タオルには刺繡
大浴場にも入る

人が入ると湯がざ~ざ~と流れ出る


明るい時のガラス越し景色(パンフより)

平成26年全国温泉料理オリジナル料理部門受賞とか
「どんぐり素麺」とか「温野菜味噌フォンデュ仕立て」など変わっていて旨い
なんといっても甲州牛溶岩焼き よくTVで口の中で溶けると言っているがほんまやなんやね
牛を一頭買いしているそうだ

普段肉を食べない者には別世界の食べ物





河原の露天風呂は30分無料で貸し切りが出来る



本当にこの湯量に圧倒される
24時間無制限入浴可
今3ヶ所入った。あと3ヶ所あるが これは無理かな 体がついていけない
想えば昨夜の11時半の夜行バスで来て
炎天下 町や山や温泉と動きましたね
お休み
2日目
朝の景色 素っ裸で湯につかり日に晒す
自然の一部と化す

部屋の窓から





いい景色といい湯と(飲泉もすばらしい)

旨い朝食


本当に素晴らしい宿でした
こんな湯の素晴らしい宿は全国でも屈指だと思う
帰りも又1時間の送りを受けた
予定より40分も早いので特急「ふじかわ6号」で静岡に行くのをやめて
普通列車を乗り継いでいくことにした
静岡からJR金岡駅まで行きそこで大井川鉄道に乗り換える
静岡で1時間待つか金谷で1時間待ちでないと大井川鉄道の列車に乗れない
静岡で降りて「駿府城」に行く予定にしていたが猛暑の中歩いて往復3~40分
はきつそう や~めた
金谷まで来てしまった
冷房も無い小さな大井川鉄道金谷駅


駅周辺に店らしき物も無い
同じ待つなら静岡駅で待てばとは あとの祭り
でも私より早く隣で本を読んで座っている女子高校生は1時間以上も
通学電車を待っているんだ
いい嫁さんになるんだろうな

来た電車はなんと「近鉄特急」のお古
なんとすばらしい
そういえば富山で宇奈月温泉に行ったとき確か京阪電車の特急のお古だったか


すれ違うのは「トーマス」や南海電車の特急のお古
こんな大井川沿いの何も無い路線は早々と民営化したんだろうが
この経営者は大きなスケールで鉄道模型を実寸模型にしてしまった。


大井川鉄道の終点は「千頭(せんじゅ)」
駅前に寸又峡温泉行のバスが待っている
5~6人の客が乗る

ここも又急峻な山間である
道もバス1台がやっと通れるような幅
約40分で温泉地に着いたがシーズンでマイカーが多くなれば大変だろうな

今夜の宿民宿「深山(みやま)」

この温泉もかけ流しとか でもすごくぬるくてどうも落ち着かない
源泉が遠くて冷めてしまうのだろう。
まだ加温もしていないようだ
即に宿を出て食事まで1時間半あるので 町営公衆風呂に行った
宿から山手6~7分の所

券売機で400円入れて おじさんに渡す
「5時半で終わるよ」という「はいいいですよ」
でもマップには6時半て書いてあるのにな
出る時には「受付終了」の看板が 若い男性が来ていたが可哀想に




湯舟は39~40℃くらいかな すこしぬるって 塩味
まずまずの湯 1時間は入れそう




宿の夕食は本当に美味しかった
獅子鍋の肉も柔らかい ヤマメの甘露煮も頭から食べれる
合鴨の刺身 自家製豆腐と満足だ
客はゴルフ仲間の中年男性4名 夫婦1組 インド人を含むグループ3名
自販機で買ってきたスーパードライを自室で飲んで転がっていると
宿のおじさんが「まだ食事が残っているよ」と怒鳴る
全部食べましたよと言うと「デザートの果物だよ」という
もうお腹いっぱいだから不要というと不機嫌な顔
おばさんに「御馳走様」と言って来たのにな~
3日目
朝食は7時半と決められている
8時半に宿を出て「夢の吊り橋」に行くつもりを8時前に出た
ゆっくりゆっく歩いて足のひきつりを防ぐ
そして11時20分のバスに乗る
荷物は宿に預かってもらった
「吊り橋」は宿から歩いて30分ほどの所


「天子の香和家(かわや)」

トンネルを抜けると橋が見えてくる

シーズンは大変なようだ





(上の写真をクリックでyoutube)
この橋は一方通行なので反対側の崖を道まで登る


一歩一歩だよ


(クリックでyoutube)

やれやれ バスの発車時間まで1時間余りある
そうだ400円の町営温泉に行こう


ゆっくり1時間入る
民宿に寄って荷物を受け取りバスに乗る

(千頭までの途中のバス駅のトイレ)
千頭駅は大変なことになっている!
今日は週末
子供ずれの家族で大混雑



この「トーマス列車」や「SL」に乗るのに予約でいっぱい
列車は全て満席
乗車券も決して安くない
金谷から寸又峡温泉までの列車とバス往復で4400円

本当にこの経営者の感覚はすごい
国営鉄道では考えられなかっただろう
又 元近鉄特急で金谷まで引き返しJR東海道線に乗り換え浜松まで

なかなかの都会です
ここから大阪までJRバスを予約している
バス発車時間まで2時間ある
歩いて20分の浜松城まで行く予定 これもやめた
バス案内所のおじさんにこの近くに美味しい「うなぎ屋」さんは無いですかと尋ねると
「八百徳」がいいですねというので行った
上うな重3800円 美味い!!
夕食も済ましJRバスでゆったりと帰宅
最高の温泉旅行でした
了