極楽山浄土寺拝観

コロナ禍の秋晴れの中
念願の小野市 国宝極楽山浄土寺を拝観した

何年も前から計画していたが国宝阿弥陀三尊の拝観にはその日の時間と天気の状態が
大事
長雨や台風やコロナや秋梅雨などの合間ここ2~3日しか快晴はないと予報
連休中というのが少し人出に懸念が



上記が今回の旅タリフ

理由あって浄土寺拝観は15時以降にする
その前に小野市の観光を願うも なかなか難しい

とある記事に小野市には古くから「塩の井」という温泉があり暫く閉湯されていたが最近
新しく開湯したという
これは必湯の価値あり


JR快速で姫路の1つ手前加古川から加古川線に乗り換え「市場(いちば)」まで行く

市場駅周辺は長閑な田舎風景


刈り入れ前の稲の香りがマスクを透す
ぶらぶら歩いて15分
開店15分前に着いたが多くの人が足湯で開湯を待つ



祭日とあって家族連れが多い



地下1300mよりボーリング

源泉湯

少し草色でまったりとした感触 味は濃い塩水
何時間でも入れる温度

他の風呂は濃度を薄めた循環・加温・塩素消毒
味は源泉の半分くらいのしょっぱさ





以下NETより



1時間ほど入湯してここから2km先の「鍬渓温泉」まで歩く



車道と同じ幅の歩道を秋風と共に歩く

   
温泉の手前に「鍬谷神社」がある ひと参拝




石灯籠の参道を下ると麓に今年の5月に再開湯された「鍬渓温泉(くわたに)」に着く





NETより



中は昼時とあって人であふれている
検温をして600円を払ってお風呂に行くとその前に10名ほどの人が廊下の椅子に並んでいる

フロントに行って「お風呂も順番ですか」ときくと「いえ 食堂の順番待ちです」という
その時はなんでこんな狭い処で順番迄して並んでいるんだろうと不思議に思いながら風呂に入った
風呂は5人も入ったら一杯

5月に出来て設備も奇麗が肝心の温泉は循環・加温・塩素消毒で銭湯と変わりないので
早々に出る



NETより

予定より早く出たのでバスの時間まで1時間近くある
歩いて10分ほどで次のバス停JR小野町駅まで歩く




JR小野町駅には蕎麦屋がある
時間もあるので入ろうとすると予約表があり5名ほど書かれていた
そうなんだここで初めて気が付いた
ここは蕎麦が名物なんだ
それでさっきの温泉の食堂はこの蕎麦で並んでいたんだ

バス停を探すが無い
あとで判ったがコミュニティーバスはこの駅には来ない
少し先の国道まで出ないといけない

蕎麦は食べたいし1日3本しかないバスにも乗らないと
ええいと元来た温泉まで引き返した
すると目の前にそば畑が広がっていた
来るときは全然目に入らなかった



これは多分古米の黒米かな

温泉に戻ると食堂は空いていた
「十割そば」1000円を頼んだ 今日最後の玉ですと言われた
「らんらんバス」は13時30分に来る
なんとか5分前に食べ終えた






コミュニティバス「らんらん」は中学生から65歳までは100円であとは全て無料である
しかし本数が少ないので今日は今迄歩いている

バスセンターの様な役目の「イオン」まで行く
いよいよ目的地の浄土寺行のバス(北回り)に乗り換える
40分待ち(イオンで100円のアイスコーヒを飲む)



15分ほどで浄土寺前に着く

『浄土寺」は、鎌倉時代のはじめ、重源上人が建立した寺院です。
敷地中央に八幡神社、その前に池をはさんで浄土堂と薬師堂が向かい合うという珍しい
配置となっています。

浄土堂と堂内の阿弥陀三尊立像はともに、国宝に指定されており、このように建物と仏像が
国宝指定されているのは、浄土寺をはじめ平等院や東大寺などがあります。』

(小野市HPより)



15時過ぎに着いたので1時間ほどぶらぶらして浄土堂に入ろうと思ったがお堂の前に沢山の靴が並んでいる
そうなんだ既に100名程が入堂している多分場所取りだ
これはいかんと15時30分に500円払って阿弥陀様と対面する
阿弥陀三尊の前に100名程とYTvと書いたテレビ会社のビデオ撮りでカメラが3台ほど据えられていた
堂内は撮影禁止である

少し斜めにに見える所だが座れる場所を確保した
5mを超える阿弥陀様が眼前に拝める
三月堂の不空羂索観音菩薩の威圧感ではなく荘厳さを感じる



(寺のパンフレットより)

最初は目が慣れないので全体が暗かった
しかし段々と目の慣れと共に後ろの蔀戸からの西日が落日と共に仏様を照らす
これが世に言う「西国の極楽浄土の阿弥陀三尊だ」
正しく快慶さんの阿弥陀様だ
一観三嘆 滂沱の様
国宝「浄土堂」は、大仏様(天竺様)という建築様式を用いた建造物で、東大寺南大門とともに大仏様を伝える数少ない建物です。
また、浄土堂内には、全長5.3m、名仏師快慶作の国宝・阿弥陀三尊立像があります。
夕方になると、堂内西側の蔀戸から西日が射し、床に反射して、仏像は赤く染まっていきます。』

 
(小野市HPより)

この西日の為に快晴の16時前後を求めて人が集まるんだ
16時前からさらに人が増え真正面は満杯で両サイドにも人が座る

200名程が一つのお堂に対峙して黙々と拝観する
16時10分過ぎで西日も最長だったんだろう
この荘厳さはどんな映像でも表せないだろう現場でしか味わえない

寺で1つの仏像をこんなに長く拝観したのは初めてである
阿弥陀さんに手を引かれそのまま極楽浄土に行けたら本当に幸せだろうなと感動した



お堂の後ろの蔀戸


世界の多くの教会やモスクや国内の神社にも多く行ったがこんなにも素晴らしい仕掛けは稀有である
こんな田舎に快慶のこんな仏像があるなんて
「日光を見ずして・・・というが浄土寺を見ずして・・・・」である

季節的にはどうなんだろうもう少し西日が長くても良い感じ
でも10月からは16時までの拝観である 悩ましい

極楽から現世に戻り
17時25分の「らくらくバス」に乗り電鉄小野駅まで行く
結局200名中199名は自家用車で帰り バスに乗ったのはじじい1名であった

帰りはJRではなく神戸電鉄から阪急電車で梅田まで帰る



温泉と阿弥陀様
日帰りでこんな贅沢な旅もありました




追記

2020年10月7日17時30分
読売テレビのNEWS10という報道番組を見ているとコメンテイター若一光司の「若一調査隊」
で「浄土堂と観音像」を取り上げていた。そうかこの時の取材で来ていたんだ
若一氏の話では20年ほど前建築家安藤忠雄さんに教えられて来ましたが
体が震えるほど感動しましたと言う
同感